岩渕聡 : ウィキペディア(Wikipedia)
岩渕 聡(いわぶち さとし, 1975年10月7日 - )は、神奈川県茅ヶ崎市出身の日本の元男子プロテニス選手、指導者。身長175cm、体重73kg、左利き。ツアー通算でダブルスで1勝を挙げた。
来歴
9歳からテニスを始め、柳川高校在学中にインターハイ、全日本ジュニアなどジュニアタイトルを次々と獲得した。
高校卒業後プロ転向し、国内外を転戦する。デビスカップ代表にも選出され、オリンピックもダブルス部門でアトランタ・シドニーと2大会連続出場を果たした。
2005年のAIGオープンでは、鈴木貴男とのペアで日本人初のATPツアーダブルス優勝の快挙を成し遂げ、同年の全日本選手権では30歳にして単複優勝を果たす。2006年、全日本選手権で史上5人目のシングルス連覇を達成した。
2007年全豪オープンで、岩渕は4年ぶり3度目の予選会に出場したが、2回戦でルーカシュ・クボト(ポーランド)に 6-3, 1-6, 2-6 で逆転負けした。
2008年の全日本選手権では男子ダブルス部門で松井俊英と組み2連覇を果たす。これにより同大会ダブルス部門での通算優勝回数を「7」とし、坂井利郎の通算6度を抜き同部門歴代最多優勝者となった。
2009年10月5日に引退を表明。ツアーでは10月第4週の韓国ソウルでのチャレンジャー大会シングルス予選決勝でイゴル・セイスリンフに 4-6, 3-6 のストレートで敗れたのを最後に、日本国内では松井俊英と組み出場した翌11月の全日本選手権ダブルス決勝で岩見亮&添田豪組を 2-6, 7-6 (3),6-2のフルセットで下し有終の美を同部門8度目の優勝で飾り引退した。
岩渕と鈴木のペアは、2005年ジャパン・オープン男子ダブルス優勝のほかに、デビスカップでも通算「13勝9敗」をマークし、上述の鈴木とのペアで日本代表「ベスト・ダブルス・チーム」(同一ダブルスペアによる最多勝利記録)の記録を保持している。
2017年4月デビスカップ日本代表の監督に就任した。
ATPツアー決勝進出結果
ダブルス: 1回 (1勝0敗)
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2005年10月9日 | JPN 東京 | ハード | JPN 鈴木貴男 | AUS トッド・ペリーSWE シーモン・アスペリン | 5-4(7-3), 5-4(15-13) |
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/20 15:14 UTC (変更履歴)
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