柴田元幸 : ウィキペディア(Wikipedia)

柴田 元幸(しばた もとゆき、1954年(昭和29年)7月11日 - )は、日本のアメリカ文学研究者・翻訳家。東京大学名誉教授。

ポール・オースターチャールズ・ブコウスキー、スティーヴ・エリクソン、スティーヴン・ミルハウザー、リチャード・パワーズなど現代アメリカ文学、特にポストモダン文学の翻訳を数多く行っている。彼の翻訳した本は注目を集めるため、レベッカ・ブラウンなどは本国アメリカよりも日本での方が人気が高い。

略歴

東京都大田区出身。大田区立仲六郷小学校卒業三浦雅士『村上春樹と柴田元幸のもうひとつのアメリカ』前掲書、128頁。。大田区立志茂田中学校卒業。東京都立日比谷高等学校卒業。1979年東京大学文学部英文科卒業。1984年同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。1985年イェール大学大学院修士課程修了。

1984年東京学芸大学教育学部専任講師、1987年助教授、1988年東京大学教養学部助教授、1997年東京大学大学院総合文化研究科助教授、1999年東京大学人文社会系研究科英語英米文学専攻助教授、2004年同教授。2007年現代文芸論研究室に異動。2014年同大学を退任し名誉教授。須賀敦子翻訳賞、日本翻訳大賞の選考委員を務める。神戸市外国語大学客員教授。

業績

1995年、ポール・オースター『ムーン・パレス』でBABEL国際翻訳大賞日本翻訳大賞(主催:「翻訳の世界」(バベル・プレス))を受賞デジタル版 日本人名大辞典+Plus 柴田元幸とは - コトバンク。2005年、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)で、サントリー学芸賞を受賞。2006年、初の小説集『バレンタイン』を新書館より発行。2007年には東京大学現代文芸論研究室を沼野充義とともに創設。同2007年、『ふつうに学校にいくふつうの日』で第11回日本絵本賞翻訳絵本賞を受賞。2010年、『メイスン&ディクスン』(上・下)で第47回日本翻訳文化賞を受賞。2017年、早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。

また自身も文学や翻訳を題材にしたエッセイを執筆しており、『生半可な学者』で1992年、講談社エッセイ賞を受賞している。

雑誌の『鳩よ!』(2001年8月号)、『Coyote』(No.26)、『文藝』(2009年春季号)が柴田元幸の特集を組んだこともある。歌手の小沢健二は柴田ゼミ出身。弟子として都甲幸治・小山太一らがいる。

自身の責任編集による文芸雑誌『モンキービジネス』(ヴィレッジブックス、2008年 - 2011年)、『MONKEY』(スイッチ・パブリッシング、2013年 - )を創刊し、現代アメリカ文学の紹介に務めている『MONKEY』は2号目で村上春樹に短編小説の執筆を依頼している。村上は2014年2月15日発行の『MONKEY』Vol.2に『シェエラザード』を寄稿した。。『MONKEY』は2020年10月に英語版を創刊した。

村上春樹との関係

小説家の村上春樹が1986年にジョン・アーヴィングの『熊を放つ』を翻訳する際、柴田、畑中佳樹、上岡伸雄、斎藤英治、武藤康史の5人でチームを組んでバックアップをしたジョン・アーヴィング『熊を放つ』中央公論社、1986年5月、訳者あとがき。。ここから村上との親交が始まる。1987年7月刊行のポール・セローの『ワールズ・エンド(世界の果て)』からは、村上の訳文をひとりでチェックするようになった三浦雅士『村上春樹と柴田元幸のもうひとつのアメリカ』新書館、2003年7月、160頁。。

村上との共著に『翻訳夜話』、『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』、『本当の翻訳の話をしよう』がある。また、CDブック『村上春樹ハイブ・リット』(アルク、2008年11月)の総合監修を務めた。

著書

単著

  • 『生半可な学者』(白水社) 1992、のち白水Uブックス
  • 『愛の見切り発車』(新潮社) 1997、のち新潮文庫
  • 『死んでいるかしら』(新書館) 1997、のち日経文芸文庫
  • 『舶来文学柴田商店』(新書館) 1997
  • 『生半可版英米小説演習』(研究社出版) 1998、のち朝日文庫
  • 『アメリカ文学のレッスン』(講談社現代新書) 2000
  • 『猿を探しに』(新書館) 2000
  • 『アメリカン・ナルシス メルヴィルからミルハウザーまで』(東京大学出版会) 2005
  • 『バレンタイン』(新書館) 2006
  • 『翻訳教室』(新書館) 2006、のち朝日文庫
  • 『つまみぐい文学食堂』(角川書店) 2006、のち角川文庫
  • 『それは私です』(新書館) 2008
  • 『代表質問 16のインタビュー』(新書館) 2009、のち朝日文庫
  • 『ケンブリッジ・サーカス』(スイッチパブリッシング) 2010、のち新潮文庫 2018
  • 『現代語訳でよむ日本の憲法』(木村草太 法律用語監修、アルク) 2015
  • 『柴田元幸ベスト・エッセイ』(ちくま文庫) 2018
  • 『英文精読教室』(研究社)全6巻 2021-2022

共著

  • 『佐藤君と柴田君』(佐藤良明共著、白水社) 1995、のち新潮文庫
  • 『英語7』(佐藤良明共著、放送大学教材) 1997
  • 『翻訳夜話』(村上春樹共著、文春新書) 2000
  • 『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』(村上春樹共著、文春新書) 2003
  • 『ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たち』(アルク) 2004
  • 『200X年文学の旅』(沼野充義共著、作品社) 2005
  • 『世界は村上春樹をどう読むか』(沼野充義,藤井省三,四方田犬彦共著、文藝春秋) 2006、文春文庫 2009
  • 『文字の都市 世界の文学・文化の現在10講』(編著、東京大学出版会) 2007
  • 『文学の愉しみ』(沼野充義,野崎歓共編著、放送大学) 2008
  • 『柴田さんと高橋さんの「小説の読み方、書き方、訳し方」』(高橋源一郎共著、河出書房新社) 2009、河出文庫 2013
  • 『佐藤君と柴田君の逆襲!!』(佐藤良明共著、河出書房新社) 2013
  • 『現代作家ガイド ポール・オースター 増補改訂版』(飯野友幸編著、秋元孝文,上田麻由子,栩木玲子共著、彩流社) 2013
  • 『ミグラード 朗読劇『銀河鉄道の夜』』(古川日出男,管啓次郎,小島ケイタニーラブ共著、勁草書房) 2013
  • 『英語で村上春樹』(Margaret Stalker企画・編集、アルク英文校正、アルク出版教材編集部、English journal増刊) 2016
新元良一,内田樹,リチャード・パワーズ,Jay Rubin, Alfred Birnbaum共訳
  • 芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚』(澤西祐典共編、岩波書店) 2018。全20篇を精選
  • 『本当の翻訳の話をしよう』(村上春樹共著、スイッチ・パプリッシング) 2019

翻訳

  • 『オリンピックと近代』(ジョン・J・マカルーン、菅原克也共訳、平凡社) 1988
  • 『デカルトからベイトソンへ』(モリス・バーマン、国文社) 1989
  • 『エンペラー・オブ・ジ・エア』(イーサン・ケイニン、文藝春秋) 1989
  • 『ダブル / ダブル』(マイケル・リチャードソン、菅原克也共訳、白水社) 1990、のち白水社Uブックス
  • 『超哲学者マンソンジュ氏』(マルカム・ブラドベリ、平凡社) 1991、のち平凡社ライブラリー
  • 『父の遺産』(フィリップ・ロス、集英社) 1993、のち集英社文庫
  • 『Sudden fiction 2 超短編小説・世界篇 2』(R・シャパード/J・トーマス編、文春文庫) 1994
  • 『イギリス新鋭作家短篇選』(新潮社) 1995
  • 『パルプ』(チャールズ・ブコウスキー、学習研究社) 1995、のち新潮文庫
  • 『小説の技巧』(デイヴィッド・ロッジ、斎藤兆史共訳、白水社) 1997
  • 『宮殿泥棒』(イーサン・ケイニン、文藝春秋) 1997、のち文春文庫
  • 『わが青春 わが読書』(監訳、コリン・ウィルソン、学習研究社) 1997、のち改題『超読書体験』(学研文庫 上下)
  • 『夜の姉妹団』(編訳アンソロジー、朝日新聞社) 1998、のち朝日文庫
  • 『いまどきの老人』(監訳、畔柳和代共訳、朝日新聞社) 1998
  • 『むずかしい愛』(編訳、畔柳和代共訳、朝日新聞社) 1999
  • 『僕の恋、僕の傘』(編訳、角川書店) 1999
  • 『英語クリーシェ辞典』(ベティ・カークパトリック、研究社出版) 2000
  • 『ボルヘスの北アメリカ文学講義』(ホルヘ・ルイス・ボルヘス、国書刊行会) 2001
  • 『世界は終わらない』(チャールズ・シミック、新書館) 2002
  • 『サロン・ドット・コム 現代英語作家ガイド』(ローラ・ミラー/アダム・ベグリー、編訳、研究社) 2003
  • 『バクスター危機いっぱつ』(グレン・バクスター、新書館) 2003
  • 『甘美なる来世へ』(T.R.ピアソン、みすず書房) 2003
  • 『コーネルの箱』(チャールズ・シミック、文藝春秋) 2003
  • 『バクスターの必殺横目づかい』(グレン・バクスター、新書館) 2004
  • 『ウェイクフィールド』(ナサニエル・ホーソーン、新潮社) 2004
  • 『五行でわかる日本文学』(ロジャー・パルバース、研究社) 2004
  • 『ふつうに学校にいくふつうの日』(コリン・マクノートン、小峰書店世界の絵本コレクション) 2005
  • 『三つの金の鍵』(ピーター・シス、BL出版) 2005
  • 『インディアナ、インディアナ』(レアード・ハント、朝日新聞社) 2006、復刊:twililight 2023
  • 『どこにもない国』(編訳、松柏社) 2006
  • 『紙の空から』(編訳、晶文社) 2006
  • 『マジック・フォー・ビギナーズ』(ケリー・リンク、早川書房) 2007、ハヤカワ文庫 2012
  • 『ジャンブリーズ』(エドワード・リア、河出書房新社) 2007
  • 『新バイブル・ストーリーズ』(ロジャー・パルバース、集英社) 2007
  • 『輝ける鼻のどんぐ』(エドワード・リア、河出書房新社) 2007
  • 『血液と石鹸』(リン・ディン、早川書房、ハヤカワepiブック・プラネット) 2008
  • 『火を熾す』(ジャック・ロンドン、スイッチ・パブリッシング) 2008
  • 『柴田元幸ハイブ・リット 名翻訳家がひらく英語と文学へのゲートウェイ』(アルク) 2008
バリー・ユアグロー,レベッカ・ブラウン,ケリー・リンク,スチュアート・ダイベック,スティーヴン・ミルハウザー,ポール・オースター、
  • 『ナイン・ストーリーズ』(J・D・サリンジャー、ヴィレッジブックス) 2009、河出文庫 2024
  • 『雪男たちの国 ジョージ・ベルデンの日誌より』(ノーマン・ロック、河出書房新社) 2009
  • 『ジーザス・サン』(デニス・ジョンソン、白水社) 2009
  • 『昨日のように遠い日 少女少年小説選』(編訳、文藝春秋) 2009
  • 『いずれは死ぬ身』(編訳、河出書房新社) 2009
  • 『燃える天使』(編訳、角川文庫) 2009
  • 『喋る馬』(バーナード・マラマッド、スイッチパブリッシング) 2009
  • 『メイスン&ディクスン』(トマス・ピンチョン、新潮社) 2010
  • 『in our time』(アーネスト・ヘミングウェイ、ヴィレッジブックス) 2010
  • 『悪いことをして罰があたった子どもたちの話』(ヒレア・ベロック、エドワード・ゴーリー絵、河出書房新社) 2010
  • 『ロード・ジム』(ジョゼフ・コンラッド、河出書房新社、世界文学全集) 2011、河出文庫 2021
  • 『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡』(ディケンズ/ストーカーほか、E・ゴーリー編、共訳、河出文庫) 2012
  • 『こころ朗らなれ、誰もみな』(アーネスト・ヘミングウェイ、スイッチ・パブリッシング、柴田元幸翻訳叢書) 2012
  • 『トム・ソーヤーの冒険』(マーク・トウェイン、新潮文庫) 2012
  • 『アメリカン・マスターピース 古典篇』(ナサニエル・ホーソーン他、編訳、スイッチ・パブリッシング、柴田元幸翻訳叢書) 2013
  • 『オズの魔法使い』(ライマン・フランク・ボーム、角川文庫) 2013
  • 『書き出し「世界文学全集」』(編訳、河出書房新社) 2013
  • 『失踪者たちの画家』(ポール・ラファージ、中央公論新社) 2013
  • 『天使エスメラルダ 9つの物語』(ドン・デリーロ、上岡伸雄,都甲幸治,高吉一郎共訳、新潮社) 2013
  • 『アイスクリームの皇帝』(選訳、きたむらさとし絵、河出書房新社) 2014
  • 『木に持ちあげられた家』(テッド・クーザー、ジョン・クラッセン絵、スイッチ・パブリッシング) 2014
  • 『古代の遺物』(ジョン・クロウリー、浅倉久志,大森望,畔柳和代共訳、国書刊行会、未来の文学) 2014
  • 『ジム・スマイリーの跳び蛙 マーク・トウェイン傑作選』(マーク・トウェイン、新潮文庫) 2014
  • 『遁走状態』(ブライアン・エヴンソン、新潮社) 2014
  • 『プリティ・モンスターズ』(ケリー・リンク、早川書房) 2014
  • 『プロット・アゲンスト・アメリカ もしもアメリカが…』(フィリップ・ロス、集英社) 2014
  • 『日々の光』(ジェイ・ルービン、平塚隼介共訳、新潮社) 2015
  • 『ブリティッシュ&アイリッシュ・マスターピース』(ジョナサン・スウィフト他、編訳、スイッチ・パブリッシング、柴田元幸翻訳叢書) 2015
  • 『モービー・ディック・イン・ピクチャーズ 全ページイラスト集』(ハーマン・メルヴィル、マット・キッシュ作、スイッチ・パブリッシング) 2015
  • 『優しい鬼』(レアード・ハント、朝日新聞出版) 2015
  • 『夜の白昼夢』(ジョン・サウスワース、デイヴィッド・ウイメット絵、飛鳥新社) 2015
  • 『ぼくたちが越してきた日から、そいつはそこにいた』(ローダ・レヴィーン、エドワード・ゴーリー絵、河出書房新社) 2016
  • 『カナダの英語短編選集』上・下(編訳、渓流社) 2016
  • 『マーク・トウェイン』(編、集英社文庫ヘリテージシリーズ、ポケットマスターピース) 2016
  • 『僕の名はアラム』(ウィリアム・サローヤン、新潮文庫) 2016
  • 『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』(カレン・ウィルキン/濱中利信・柴田勢津子解説、小山太一共訳、河出書房新社) 2016
  • 『ウインドアイ』(ブライアン・エヴンソン、新潮社) 2016
  • 『いなごの日 / クール・ミリオン 傑作選』(ナサニエル・ウエスト、新潮文庫、村上柴田翻訳堂) 2017
  • 『本の子』(オリヴァー・ジェファーズ、サム・ウィンストン絵、ポプラ社) 2017
  • 『ハックルベリー・フィンの冒けん』(マーク・トウェイン、研究社) 2017
  • 『雲』(エリック・マコーマック、東京創元社)2019
  • 『吠える その他の詩』(アレン・ギンズバーグ、スイッチパブリッシング)2020
  • 『中国・アメリカ謎SF』(小島敬太共編訳、白水社)2021
  • 『戦時の愛』(マシュー・シャープ、スイッチ・パブリッシング)2021
  • 『鑑識レコード倶楽部』(マグナス・ミルズ、アルテスパブリッシング)2022
  • 『メアリ・ヴェントゥーラと第九王国 短篇集』(シルヴィア・プラス、集英社)2022
  • 『アホウドリの迷信 現代英語圏異色短篇コレクション』(岸本佐知子共編訳、スイッチ・パブリッシング)2022
  • 『ガリバー旅行記』(ジョナサン・スウィフト、朝日新聞出版)2022
  • 『アントンが飛ばした鳩 ホロコーストをめぐる30の物語』(バーナード・ゴットフリード、広岡杏子共訳、白水社)2023
  • 『アメリカン・マスターピース 準古典篇』(シャーウッド・アンダーソン他、編訳、スイッチ・パブリッシング、柴田元幸翻訳叢書) 2023

ポール・オースター作品

  • 『幽霊たち』(ポール・オースター、新潮社) 1989、のち新潮文庫
  • 『鍵のかかった部屋』(ポール・オースター、白水社) 1989、のち白水Uブックス
  • 『孤独の発明』(ポール・オースター、新潮社) 1991、のち新潮文庫
  • 『ムーン・パレス』(ポール・オースター、新潮社) 1994、のち新潮文庫
  • 『最後の物たちの国で』(ポール・オースター、白水社) 1994、のち白泉Uブックス
  • 『スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス』(ポール・オースター、新潮文庫) 1995
  • 『偶然の音楽』(ポール・オースター、新潮社) 1998、のち新潮文庫
  • 『リヴァイアサン』(ポール・オースター、新潮社) 1999、のち新潮文庫
  • 『空腹の技法』((ポール・オースター、畔柳和代共訳、新潮社) 2000、のち新潮文庫
  • 『ミスター・ヴァーティゴ』(ポール・オースター、新潮社) 2001、のち新潮文庫
  • 『トゥルー・ストーリーズ』(ポール・オースター、新潮社) 2004、のち新潮文庫
  • 『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』(ポール・オースター、新潮社) 2005、のち新潮文庫
  • 『わがタイプライターの物語』(ポール・オースター、新潮社) 2006
  • 『ティンブクトゥ』(ポール・オースター、新潮社) 2006、のち新潮文庫
  • 『幻影の書』(ポール・オースター、新潮社) 2008、のち新潮文庫
  • 『ガラスの街』(ポール・オースター、新潮社) 2009、のち新潮文庫
  • 『オラクル・ナイト』(ポール・オースター、新潮社) 2010、のち新潮文庫
  • 『ブルックリン・フォリーズ』(ポール・オースター、新潮社) 2012、のち新潮文庫
  • 『写字室の旅』(ポール・オースター、新潮社) 2014、併せて新潮文庫
  • 『闇の中の男』(ポール・オースター、新潮社) 2014、同上
  • 『冬の日誌、内面からの報告書』(ポール・オースター、新潮社) 2017
  • 『インヴィジブル』(ポール・オースター、新潮社) 2018
  • 『サンセット・パーク』(ポール・オースター、新潮社) 2020
  • 『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』(ポール・オースター、スイッチ・パブリッシング) 2020。絵本・タダジュン絵

スティーヴン・ミルハウザー作品

  • 『イン・ザ・ペニー・アーケード』(スティーヴン・ミルハウザー、白水社) 1990
  • 『バーナム博物館』(スティーヴン・ミルハウザー、福武書店) 1991、のち福武文庫、のち白水Uブックス
  • 『三つの小さな王国』(スティーヴン・ミルハウザー、白水社) 1998 のち白水Uブックス
  • 『マーティン・ドレスラーの夢』(スティーヴン・ミルハウザー、白水社) 2002、のち白水Uブックス
  • 『ナイフ投げ師』(スティーヴン・ミルハウザー、白水社) 2008 のち白水Uブックス
  • 『ある夢想者の肖像』(スティーヴン・ミルハウザー、白水社) 2015
  • 『魔法の夜』(スティーヴン・ミルハウザー、白水社) 2016
  • 『木に登る王 三つの中篇小説』(スティーヴン・ミルハウザー、白水社) 2017
  • 『十三の物語』(スティーヴン・ミルハウザー、白水社) 2018
  • 『私たち異者は』(スティーヴン・ミルハウザー、白水社) 2019
  • 『ホーム・ラン』(スティーヴン・ミルハウザー、白水社) 2020
  • 『夜の声』(スティーヴン・ミルハウザー、白水社) 2021

スティーヴ・エリクソン作品

  • 『黒い時計の旅』( スティーヴ・エリクソン、福武書店) 1990、のち福武文庫、のち白水Uブックス
  • 『Xのアーチ』(スティーヴ・エリクソン、集英社) 1996、のち集英社文庫
  • 『アムニジアスコープ』(スティーヴ・エリクソン、集英社) 2005
  • 『ゼロヴィル』(スティーヴ・エリクソン、白水社) 2016

スチュアート・ダイベック作品

  • 『シカゴ育ち』(スチュアート・ダイベック、白水社) 1992、のち白水Uブックス
  • 『僕はマゼランと旅をした』(スチュアート・ダイベック、白水社) 2006
  • 『それ自身のインクで書かれた街』(スチュアート・ダイベック、白水社) 2008
  • 『路地裏の子供たち』(スチュアート・ダイベック、白水社) 2019

バリー・ユアグロー作品

  • 『一人の男が飛行機から飛び降りる』(バリー・ユアグロー、新潮社) 1996、のち新潮文庫
  • 『セックスの哀しみ』(バリー・ユアグロー、白水社) 2000、のち白水Uブックス
  • 『憑かれた旅人』(バリー・ユアグロー、新潮社) 2004
  • 『ケータイ・ストーリーズ』(バリー・ユアグロー、新潮社) 2005
  • 『たちの悪い話』(バリー・ユアグロー、新潮社) 2007
  • 『東京ゴースト・シティ』(バリー・ユアグロー、新潮社)2021

エドワード・ゴーリー作品

  • 『ギャシュリークラムのちびっ子たちまたは遠出のあとで』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2000
  • 『うろんな客』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2000
  • 『優雅に叱責する自転車』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2000
  • 『不幸な子供』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2001
  • 『蒼い時』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2001
  • 『華々しき鼻血』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2001
  • 『敬虔な幼子』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2002
  • 『弦のないハープ』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2003
  • 『雑多なアルファベット』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2003
  • 『題のない本』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2004
  • 『まったき動物園』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2004
  • 『おぞましい二人』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2004
  • 『蟲の神』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2014
  • 『むしのほん』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2014
  • 『憑かれたポットカバー クリスマスのための気落ちした気色悪い気晴らし』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2015
  • 『ずぶぬれの木曜日』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2018
  • 『音叉』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2018
  • 『金箔のコウモリ』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2020
  • 『鉄分強壮薬 あるいは、寂しい谷間の冬の午後』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社) 2022
  • 『オズビック鳥』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社)2022
  • 『薄紫のレオタード』(エドワード・ゴーリー、河出書房新社)2023

リチャード・パワーズ作品

  • 『舞踏会へ向かう三人の農夫』(リチャード・パワーズ、みすず書房) 2000、のち河出文庫(上・下)
  • 『パワーズ・ブック』(リチャード・パワーズ、みすず書房) 2000
  • 『囚人のジレンマ』(リチャード・パワーズ、前山佳朱彦共訳、みすず書房) 2007

レベッカ・ブラウン作品

  • 『体の贈り物』(レベッカ・ブラウン、マガジンハウス) 2001、のち新潮文庫
  • 『家庭の医学』(レベッカ・ブラウン、朝日新聞社) 2002、のち朝日文庫
  • 『私たちがやったこと』(レベッカ・ブラウン、マガジンハウス) 2002、のち新潮文庫
  • 『若かった日々』(レベッカ・ブラウン、マガジンハウス) 2004、のち新潮文庫
  • 『犬たち』(レベッカ・ブラウン、マガジンハウス) 2009
  • 『かつらの合っていない女』(レベッカ・ブラウン+ナンシー・キーファー、思潮社) 2017

〈原寸版〉初期アメリカ新聞コミック傑作選

  • 『ガソリン・アレーのウォルトとスキージクス 〈原寸版〉初期アメリカ新聞コミック傑作選 1903 - 1944』(フランク・O・キング、ピーター・マレスカ編監訳、小澤英実共訳、創元社) 2013
  • 『クレイジー・キャット 〈原寸版〉初期アメリカ新聞コミック傑作選 1903 - 1944』(ジョージ・ヘリマン、パトリック・マクドネル, ピーター・マレスカ編、創元社) 2013
  • 『さかさま世界 〈原寸版〉初期アメリカ新聞コミック傑作選 1903 - 1944』(グスタフ・ヴァービーク、ピーター・マレスカ編監訳、平塚隼介共訳、創元社) 2013
  • 『眠りの国のリトル・ニモ 〈原寸版〉初期アメリカ新聞コミック傑作選 1903 - 1944』(ウィンザー・マッケイ、ピーター・マレスカ編監訳、上田麻由子共訳、創元社) 2013

ザ・ニューヨーカー選 ベスト・ストーリーズ

  • 『ベスト・ストーリーズⅠ ぴょんぴょんウサギ球』(ザ・ニューヨーカー選、共訳、早川書房) 2015
  • 『ベスト・ストーリーズⅡ 蛇の靴』(ザ・ニューヨーカー選、共訳、早川書房) 2016
  • 『ベスト・ストーリーズⅢ カボチャ頭』(ザ・ニューヨーカー選、共訳、早川書房) 2016

注釈

出典

外部リンク

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