ひらりん : ウィキペディア(Wikipedia)
ひらりんは、日本のキャラクターデザイナー、漫画家、漫画原作者
略歴
大塚英志原作の漫画『聖痕のジョカ』(作画:相川有。1993年 - 1995年連載)の読者コーナーの常連投稿者を経て大塚の事務所である「物語環境開発」に就職。『新・聖痕のジョカ』(1995年 - 1997年連載)以降の大塚作品のキャラクターの設定デザインを担当している小説『聖痕のジョカ』下巻 (電撃文庫:1999年3月25日刊行)のそでの「ひらりん」のプロフィール。
2001年に、大塚原作の『多重人格探偵サイコ』(作画:田島昭宇、1997年~2016年連載)のパロディ4コマギャグ漫画『多重人格探偵サイチョコ』で漫画家デビューした。
年齢・性別は不詳だが、『多重人格探偵サイチョコ』では髭を生やした男性のような自画像が使用されている。
『多重人格探偵サイコ』では、作中の「キャラクターデザイン」の他に「犯罪設定」(すごく嫌な殺され方を考える人)も担当している多重人格探偵サイコトレーディングカードボックス付録のライナーノート掲載のひらりんのプロフィールより。
大塚の著書『物語の体操』『キャラクター小説の作り方』にはひらりんの描いた、キャラクターの設定資料の一部が収録されている。
漫画作品
- 多重人格探偵サイチョコ 全4巻(月刊少年エース連載、2001年 - 2010年)
- ヨヨ・ネネシリーズ
- のろい屋しまい 全1巻(月刊COMICリュウ連載、2006年 - 2008年、新装版2014年)
- のろいや姉妹 ヨヨとネネ 上下巻(月刊COMICリュウ連載、2011年 - 2012年、新装版2014年)※上記の前日談
- のろい屋プラス(月刊COMICリュウ連載、2012年 - 2013年)※劇場版アニメ版『のろい屋しまい』の1ページ宣伝漫画
- のろい屋シークレット(月刊COMICリュウ連載、2013年 - 2014年)
- 黒兎死体宅配便 (『黒鷺死体宅配便傑作セレクション』と同作品の文庫版3巻 - 5巻及び、同作の電子書籍版に収録、2008年 - )
- 三つ目の夢二 全2巻(原作:大塚英志、月刊COMICリュウ連載、2008年 - 2010年)※2006年 - 2007年までの作画担当者騎崎サブゼロの病気療養に伴い作画引き継ぎ
- まんがでわかるまんがの歴史 全1巻(原作:大塚英志、ヤングエース連載、2015年5月~2017年9月)
- カイと怪獣のタネ 全3巻(原案協力:肥田野茂、月刊コミックリュウweb上で連載、2017年~2019年1月)
漫画原作
- 破戒神ムハー・ジルーン 全2巻(作画:星樹) - 原作者としてのクレジット表記は旧版では第一巻「大塚英志事務所」第二巻「ひらりん」、新装版では2巻共に「大塚英志事務所」となっている。これについて大塚英志は、出版社の都合で「大塚英志事務所」とクレジットされているが、実際はひらりんが全部一人でシナリオを書いたと述べている『サイコエース 』 Vol.1(角川書店)収録の「大塚英志作品リスト」。
小説
- 聖痕のジョカ 上下巻 (マンガ版と内容が違う完全新作小説。著者は関口準で、ひらりんは「原作・設定」とクレジットされている。電撃文庫刊、上巻発売日:1999年1月25日、下巻発売日:1999年3月25日)
絵本
- おはなしドリル だれかのぼうけん (作:おはなしドリル社、角川つばさ文庫:2010年)
- ヨヨとネネとかいじゅうのタネ(お話:大塚英志、徳間書店:2013年) - クレジット上の担当表記は「絵」。原作も担当。
挿絵
- キャラクターメーカー 6つの理論とワークショップで学ぶ「つくり方」 (作:大塚英志、アスキー新書)
- 物語の命題 6つのテーマでつくるストーリー講座 (作:大塚英志、アスキー新書)
アニメーション映画原作
- 魔女っこ姉妹のヨヨとネネ(監督:平尾隆之、ufotable、2013年) - 『のろい屋しまい』を原作とした劇場版オリジナルアニメーション映画。
脚註
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