宮本幸裕 : ウィキペディア(Wikipedia)
宮本 幸裕(みやもと ゆきひろ、1977年11月21日 - )は、福岡県出身の日本のアニメーション演出家。PNは「おとこ祭り」。
経歴
- 福岡大学理学部化学科を経て、代々木アニメーション学院福岡校を卒業し、ベガエンタテイメントに演出助手進行として入社。2006年にベガエンタテイメントを退社しフリーランスとなり、大沼心の誘いから『ネギま!?』に参加。以降はシャフトを中心に活動している。
- 2008年に『俗・さよなら絶望先生』でチーフ演出に就任し、その後はメインスタッフとして作品に参加する事が多くなる。
人物
- 『俗・さよなら絶望先生』放映開始から終了頃まで自宅がない生活状態で、その間はシャフトの会社倉庫で寝泊りしていた『季刊エス』2008年4月号。しかし自宅を確保した後も「寂しいから」という理由でなかなか帰れずにいるSHAFT Homepage -Special- 社内風景 2008年07月03日。
- 『さよなら絶望先生』、『まりあ†ほりっく』、『化物語』、『荒川アンダー ザ ブリッジ』、『魔法少女まどか☆マギカ』など多くの新房昭之監督・シャフト制作作品で第1話の演出を担当している。新房は宮本の演出を「クール」と評し「僕以上に“間”を切る」と語っている。新房監督のアニメ論 「制約は理由にならない」
- 新房いわく、大食いキャラであり、『荒川アンダー ザ ブリッジ』の制作時には、アフレコ前にチャーハン、アフレコ後とダビングの前に弁当、アフレコの合間には差し入れのお菓子を食べていたという。『月刊ニュータイプ』2010年7月号
- 『絶望先生シリーズ』での毒のある張り紙やサブタイトルでの文字は、ほぼ宮本の手による物である。
参加作品
テレビアニメ
OVA
- 2008年 『さよなら絶望先生 序〜絶望少女撰集〜』 - 「さよなら絶望先生」演出
- 2008年 『さよなら絶望先生 序〜俗・絶望少女撰集〜』 - チーフ演出 「帰ってきた絶望先生」「アンテナ立ちぬ いざ生きめやも」「仮名の告白」「なんたる迷惑であることか!」「ベタ・セクシャリス」「シミと毒出し」演出
- 2008-2009年 『魔法先生ネギま! 〜白き翼 ALA ALBA〜』 - 2話監督クレジットでは「監督」だが、実際の役職は各話演出。全体の指揮は総監督の新房昭之。
- 2008-2009年 『獄・さよなら絶望先生』 - チーフ演出 註巻C絵コンテ・演出 上巻・下巻AC演出
- 2009-2010年 『懺・さよなら絶望先生 番外地』 - チーフ演出 下巻C絵コンテ・演出 上巻C演出
- 2015年 『[[まじかるすいーと プリズム・ナナ|PRISM NANA THE ANIMATION VOL.1 夢を叶えたい…!? 希望のアドバンス[前編]]]』 - 監督
劇場アニメ
- 2012年 『[[劇場版 魔法少女まどか☆マギカ|劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語]]』 - 監督
- 2012年 『[[劇場版 魔法少女まどか☆マギカ|劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語]]』 - 監督
- 2013年 『[[劇場版 魔法少女まどか☆マギカ|劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語]]』 - 監督
- 2016年 『傷物語〈II 熱血篇〉』 - 演出
- 2017年 『傷物語〈III 冷血篇〉』 - 演出
- 2017年 『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』 - 演出
- 2024年 『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』 - 監督
その他
- 2012年 『新・光神話 パルテナの鏡ニンテンドー3DSで配信された短編作品』 - 演出
- 2012年-2013年 『まじかるすいーと プリズム・ナナ』 - パイロット版PV03.07ディレクター絵コンテは佐々木満
- 2014年-2015年 西尾維新『掟上今日子の備忘録』 〈物語〉シリーズコラボCM - 演出
- 2015年 『魔法少女まどか☆マギカ』新作コンセプトムービー2015年11月27日(金)~12月2日(火)に東京・アーツ千代田3331にて開催された『~シャフト40周年記念~MADOGATARI展』内にて公開された「魔法少女まどか☆マギカ」の新作へとつながるコンセプトムービー。 - 演出
- 2016年 久米田康治『かくしごと』1巻アニメPV - 演出
- 2016年 『Fate/EXTELLA』 - OP演出
関連項目
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/08 06:39 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.