三木康一郎 : ウィキペディア(Wikipedia)

三木 康一郎(みき こういちろう、1970年12月7日https://twitter.com/mikikoichiro/status/774842973473288192 -)は、日本の映画監督、演出家。富山県富山市大沢野出身三木康一郎 KINENOTE 2019年11月30日閲覧。三木さん(大沢野出身)メガホン 来年公開映画「植物図鑑」

作品歴

映画

  • トリハダ 劇場版(2012年9月13日、監督・脚本)
    • トリハダ 劇場版2(2014年9月20日、監督・脚本)
  • のぞきめ(2016年4月2日、監督)
  • 植物図鑑 運命の恋、ひろいました(2016年6月4日、監督)
  • 覆面系ノイズ(2017年11月25日、監督)
  • リベンジgirl(2017年12月23日、監督)
  • 旅猫リポート(2018年10月26日、監督)
  • “隠れビッチ”やってました。(2019年12月6日、監督)
  • 弱虫ペダル(2020年8月14日、監督)
  • 10万分の1(2020年11月27日、監督)
  • 劇場版ポルノグラファー〜プレイバック〜(2021年2月26日、監督・脚本)
  • 恋わずらいのエリー(2024年3月15日公開、監督)
  • 先生の白い嘘(2024年7月5日公開、監督)
  • うちの弟どもがすみません(2024年12月6日公開予定、監督)

テレビドラマ

  • スマートモンスターズ(1998年、テレビ朝日)
  • なっちゃん家(1998年、テレビ朝日)
  • 都立水商!(2006年3月28日、日本テレビ、監督
  • capsule(2006年4月5日、フジテレビ)
  • 世にも奇妙な物語 秋の特別編「昨日公園」(2006年10月2日、フジテレビ、演出)
  • トリハダシリーズ(フジテレビ)
    • トリハダ〜夜ふかしのあなたにゾクッとする話を(2007年3月29日、監督、脚本)
    • トリハダ2〜夜ふかしのあなたにゾクッとする話を「ネック」(2007年9月27日、監督、脚本)
    • トリハダ3〜夜ふかしのあなたにゾクッとする話を(2008年4月2日、監督
    • トリハダ4〜夜ふかしのあなたにゾクッとする話を(2008年10月9日、監督、脚本)
    • トリハダ5〜夜ふかしのあなたにゾクッとする話を(2009年3月30日、監督、脚本)
    • トリハダ6〜夜ふかしのあなたにゾクッとする話を(2009年10月7日、監督、脚本)
    • カクセイ〜恐怖に目覚める6つのストーリー(2011年3月31日、監督、脚本)
    • ドクロゲキ〜後味の悪いサスペンス〜(2012年1月14日、監督、脚本)
    • ドクロゲキ2〜後味の悪いサスペンス〜(2012年6月9日、監督、脚本)
  • DRAMATIC-J(関西テレビ)
  • 蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ(WOWOW)
  • TAXMEN(2010年、TOKYO MX・テレビ神奈川、総監督
  • 宇宙犬作戦(2010年、テレビ東京、監督
  • R60スネークマンショー(2011年4月、WOWOW)
  • 走馬灯株式会社(2012年、TBS、総監督
  • ホラー アクシデンタル(2013年、フジテレビ、監督・脚本)
  • ダブルトーン 〜2人のユミ〜(2013年、NHK、監督
  • WONDA×AKB48 ショートストーリー「フォーチュンクッキー」(2013年、フジテレビ、監督
  • お先にどうぞ(2013年、WOWOW、監督
  • 夫のカノジョ(2013年、TBS、演出)
  • 女子高警察(2013年、フジテレビ、監督
  • シンドラ 集合住宅の恐怖(2014年、フジテレビ、監督・脚本)
  • オトナグリム(2014年、フジテレビ、監督・脚本)
  • 東京センチメンタル(2014年・2016年、テレビ東京、監督・脚本)
  • ふれなばおちん(2016年6月 - 2016年8月、NHK、監督)
  • ラブラブエイリアン(2016年7月 - 2016年9月、フジテレビ 監督・脚本)
    • ラブラブエイリアン2(2018年1月 - 2018年3月、フジテレビ 監督・脚本)
  • ポルノグラファー(2018年8月 - 2018年9月、フジテレビ 監督・脚本)
  • 来世ではちゃんとします(2020年1月、テレビ東京 監督)
    • 来世ではちゃんとします2(2021年9月、テレビ東京 監督)
    • 来世ではちゃんとします お正月初夢SP(2022年1月、テレビ東京、監督)
    • 来世ではちゃんとします3(2023年1月 - 3月、テレビ東京、監督)
  • 絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男(2021年、テレビ朝日、監督
    • 絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男シーズン2(2022年3月、テレビ朝日、監督)
  • じゃない方の彼女(2021年7月、テレビ東京、監督)
  • 全力!クリーナーズ(2022年4月18日 - 6月20日、朝日放送テレビ 監督)
  • TOKYO RAILWAY〜東京こじらせ女(2022年9月、フジテレビ、監督・脚本)
  • 僕らのミクロな終末(2023年1月 - 3月、朝日放送、フジテレビオンデマンド、監督・脚本)
  • こういうのがいい(2023年10月 - 12月、朝日放送テレビ、監督・脚本)
  • 過保護な若旦那様の甘やかし婚(2024年5月 - 6月、毎日放送、監督・脚本)

配信ドラマ

  • ポルノグラファー〜インディゴの気分〜(2019年2月 - 4月、フジテレビオンデマンド 監督・脚本)
  • 東京ラブストーリー(2020年4月、フジテレビオンデマンド・Amazonプライム・ビデオ 監督)
  • ギヴン(2021年10月 - 12月、フジテレビオンデマンド 監督・脚本)

バラエティ

  • さんまのナンでもダービー(1993年 - 1995年、テレビ朝日)ディレクター
  • ビートたけしのD-1グランプリ(1997年 - 1998年、テレビ朝日)ディレクター
  • ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー(1995年 - 1997年、テレビ朝日)
  • V6の素(1999年、フジテレビ)
  • マッハブイロク(2000年、フジテレビ)
  • 世界超密着TV!ワレワレハ地球人ダ!!(2000年 - 2001年、フジテレビ)
  • ビューティーコロシアム(2002年、フジテレビ)
  • サバイバー(TBS))
  • クイズ!スパイ2/7(フジテレビ)
  • 禁じられた遊び(2003年、フジテレビ)
  • お厚いのがお好き(2003年 - 2004年、フジテレビ)
  • ニューデザインパラダイス(2004年 - 2006年、フジテレビ)
  • アイデアの鍵貸します(2006年 - 2007年、フジテレビ)
  • SMAP×SMAP特別編 道徳×SMAP(関西テレビ・フジテレビ)
  • ニッポン インポッシブル(2010年、フジテレビ)
  • 落語家Xの快楽 シーズン1(2010年、WOWOW)
    • 落語家Xの快楽 シーズン2(2011年、WOWOW)
  • ブランドストーリー(2010年 - 2011年、BS日テレ)
  • 有吉くんの正直さんぽ(2012年 - 2014年、フジテレビ)
  • スナック喫茶エデン(2012年 - 2013年、フジテレビ、演出)

略歴

来歴

1993年からバラエティ番組のディレクターとして活動、視聴者参加型番組の「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!」(EX系)や、情報バラエティ番組「ニューデザインパラダイス」(CX系)などの演出を手がける。06年、NTV系のスペシャルドラマ「都立水商!」でドラマ初メガホン。映画ではホラー作品「トリハダ 劇場版」2作品(12、14)を監督。人気少女漫画を実写映画化した「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」(16)が大ヒットを記録した。

インティマシー・コーディネーターの採用をめぐる騒動

2024年度公開作品『先生の白い嘘』(原作:鳥飼茜)は、主人公で高校教師の原美鈴と、美鈴の担任生徒たち、美鈴を襲った早藤雅巳を中心として男女の性の不条理に切り込む内容であり、性的シーンの撮影もあったがインティマシー・コーディネーターを採用しない方法を取ったことをインタビューで語ったことから批判が殺到した。 「理解し合ってやりたかったので、奈緒さんには、女性として傷つく部分があったら、すぐに言って欲しいとお願いしましたし、(過激にしないように)描写にも細かく提案させてもらいました」とコーディネーターを入れない分、配慮していたと話しているが、インティマシー・コーディネーターの存在意義をめぐって世間からは様々な意見が飛び交い、各所で制作陣に対しての議論が巻き起こった。それに伴い、各メディアからこの件を扱う記事が次々と公開され、週刊誌各社も世間の声を集めた否定的な記事を公開したことで、映画公開直前に大きな騒動となった。

初日舞台挨拶でのスタッフによる弁明

それを受けて、2024年7月の公開初日の舞台挨拶には、松竹の企画・プロデューサーである稲垣竜一郎が急遽登壇。稲垣は「役者から要望を受けて製作チームとして検討しましたが、撮影当時は日本での事例も少なく、第三者を介さず直接コミュニケーションを取る選択をしました。(絵コンテで事前説明をしたり、不満がある場合は女性スタッフが本音を聞くと伝えたり、カメラマンは女性が務めるなど、)細心の注意を払い、様々な配慮ができていると判断しておりましたが、様々なご意見・ご批判をいただき、我々の認識が間違っていました。製作陣一同、配慮が足りなかったこと、深く反省をしております」と説明して謝罪した。その際、司会者の奥浜レイラは進行を始める前に、「一映画に関わる仕事をする者として、個人的にお話をさせていただきます。映画やドラマにおきましてインティマシー・シーンがある場合は、私個人としては、インティマシー・コーディネーターは必ず起用されるべきだと考えております。そして、製作・宣伝の場においても、俳優、そしてあらゆる立場のスタッフが心・身体・人権を尊重され、守られることを強く望んでおります」と意見を述べた。

三木は「今回、私の不用意な発言により、皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことを、この場を借りて謝罪したいと思います。申し訳ありませんでした。さらに、関係者、スタッフ、キャスト、彼らにも大きな大きな苦しみを与えてしまったことを、この場で謝罪したいと思います。本当に申し訳ありませんでした。さらに、原作の鳥飼茜先生、物凄くこの作品に尽力していただいたにも関わらず、裏切るような形になってしまい、本当に申し訳ありませんでした。最後に、このような状況でも、この場にお集まりいただいた皆さん、感謝しかございません。本当に本当にありがとうございました。」と、それぞれの事柄ごとに頭を下げて謝罪した。

三木の後にマイクを持った奈緒は、「色々なやり取りがあり、すれ違いがあったことは事実です。でもそれは当人同士の問題として。権力に屈するようなことは一切なく、対等な関係で監督ともお話をしましたし、言いたいことは伝えました。ただ、伝えた上でも、どうしても現場に対して不十分だと思う部分が正直ありました」と説明。続けて、「なので、そこは私たちも本当に未熟で、私自身がもっとちゃんとコミュニケーションを取り、この作品を公開するにあたって、どういう風に皆さんを傷つけないように言葉を選んで、ちゃんと自分たちの真意として伝わるかというところまで宣伝の部分でお話できていなかったことが、結果的に皆さんを不安にさせてしまうようなことを招いてしまったのかなと、私自身は自分のこととして深く反省しております。でも、権力の違いとかはなく、対等な現場でしたので、そこは皆さんどうかご安心してください。胸を痛めるシーンはあるのですが、私のことを心配してくださっている声も届いていますので、それは大丈夫です、ということをお伝えしたいです」と話した。

また、舞台挨拶の最後に原作者である鳥飼茜からの手紙も読まれ、それを受けて三木は、「先ほどの鳥飼先生のお手紙を聞かせていただきまして、映画制作陣として彼女の想いがこれからの映画の在り方、その辺の意義をしっかり正して、この作品で感じたことを教訓にして、しっかり顔を上げて前に進んでいきたいと思います。今後、この映画がどのように皆さんに届くか計り知れませんが、今後、私、映画人としてしっかり精進してまいりたいと思います」と話し、今後の映画製作に活かしていくとした。

注釈

出典

外部リンク

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