喜多嶋隆 : ウィキペディア(Wikipedia)

喜多嶋 隆(きたじま たかし、本名: 喜多嶋 隆夫、1949年5月10日 - )は、日本の小説家である。

人物

1949年(昭和24年)、東京都文京区生まれ『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.448。東京都立北園高等学校を経て、明治大学政治経済学部卒業。

大学卒業後は、コピーライター、CFディレクターなどを務めた。1981年(昭和56年)、著作 『マルガリータを飲むには早すぎる』 で、小説現代新人賞受賞。その後、多くの青春小説を、角川文庫、集英社コバルト文庫、光文社文庫など文庫オリジナルで多数執筆している。

著書

一部の本は電子書籍でも販売されている。

一般小説

  • 海賊放送局ハワイ99
    • 殺しのヒットパレード(講談社ノベルズ 1983/講談社文庫)
    • ビキニ探偵危機一髪(講談社ノベルズ、1984)
      • 【改題】ビキニ・ガールは、狙われる(講談社文庫)
  • さよならは、カンパリ・ソーダ(光文社、1983/光文社文庫)
  • CFギャング・シリーズ(光文社文庫)
    • CF愚連隊(1984)
    • CFガール(1985)
    • ロンリー・ランナー(1986)
    • マーメイドは、歌わない(1987)
    • カムバックには、遅くない(1988)
    • 君にロング・グッドバイ(1988)
    • リトル・ファイター(1989)
    • チャイナ・ドレスは似合わない(1990)
    • 三十秒のラブ・ソング(2003)
    • 愛は生きてるうちに(2003)
    • サヨナラには早過ぎる(2004)
    • たとえゴールが遠くても(2004)
    • 15秒の奇跡(2005)
    • ただ、愛のために(2005)
    • ビバリー・ヒルズで朝帰り(2006)
    • あのバラードが歌えない(2007)
    • 君は戦友だから(2016)
    • 二十年かけて君と出会った(2017)
    • ココナツ・ガールは渡さない 2019)
  • 「ポニー・テール」シリーズ(角川書店)
    • ポニー・テールは、ふり向かない(1984/角川文庫)
    • ポニー・テールは、風まかせ(1985/角川文庫)
    • ポニー・テールに、通り雨(1987)
    • ポニー・テールに、罪はない(1987)
    • ポニー・テールは、ほどかない(1988)
  • テネシー・ワルツは、1度だけ(光文社、1984/光文社文庫)
  • 天使のアッパーカット(講談社、1985/講談社文庫)
  • ラスト・ダンスは、裸足で(角川書店、1985/角川文庫)
  • パイナップル巨人軍(角川書店、1986/角川文庫)
  • バトン・ガールは、もう泣かない (角川文庫、1986)
  • こちらレオタード探偵団!(祥伝社ノン・ポシェット、1987)
    • 【改題】こちら美少女探偵団!(コスミック出版コスモノベルズ、1995)
  • プール・バーで待っている(光文社、1987)
    • 【改題】友よ、もう会うこともないだろう(光文社文庫)
  • 六本木シリーズ(実業之日本社)
    • 六本木バナナ・ボーイズ(1988/光文社文庫、1989)
    • 六本木シンデレラ(1989/光文社文庫、1992)
    • 六本木サンセット(1991)
  • ジェームス・ディーンに、似ていた (角川文庫、1988)
  • カラーに口紅 (角川文庫、1988)
  • 海辺のロンリー・ハート・ガールズ (角川文庫、1989)
  • ロックンロール・ティーチャー (光文社文庫、1989)
  • 「南十字星ホテルにて」シリーズ(天山出版/角川文庫)
    • 南十字星(サザンクロス)ホテルにて(1989/1991)
    • ツイン・ルームから海が見える(1990/1992)
  • 夏物語 (角川文庫、1989/田畑書店、2024)
  • 湘南レッド・シューズ (角川文庫、1990)
  • フィリップ・マーロウの娘 (光文社文庫、1990)
  • 島からのエア・メール (角川文庫、1990)
  • 水平線ストーリー (角川文庫、1991)
  • 嘉手納広美シリーズ(光文社文庫)
    • ハイヒールで追いつめろ(1991)
    • アフター・ファイヴに探偵を(1991)
    • ルールは、わたしが決める(1992)
  • 航太郎シリーズ
    • ミッドナイト・フィッシング(天山出版、1992/光文社文庫)
    • ドラゴン・フィッシュを釣りあげろ (光文社文庫、1993)
  • ラスト・キッスは、湘南で (角川文庫、1992)
  • 8月のカモメたち (角川文庫、1993)
  • ビリーがいた夏 (角川文庫、1993)
  • プールサイドで踊ろう (角川文庫、1994)
  • ハワイアン・ジゴロは眠らない(実業之日本社、1994)
  • 湘南探偵物語(光文社文庫)
    • 恋はフェニックス(1994)
    • ヨコスカ・ガールに伝言(1995)
    • 恋とは何か君は知らない(1995)
    • 君は、ぼくの灯台だった(1996)
    • カモメだけが見ていた(1996)
    • サンセット・ビーチで逢おう(1997)
    • ロバートを忘れない(1998)
    • ソルティ・ドッグが嘘をつく(1998)
    • わたしが許さない(1999)
    • ジュリエットが危ない(1999)
    • ハンバーガーが死んでいく(2000)
  • ブラディ・マリー シリーズ (角川文庫)
    • 涙のブラディ・マリー(1995)
    • ブラディ・マリーと呼ばないで(1995)
    • ブラディ・マリーをもう1杯(1995)
    • 朝までブラディ・マリー(1996)
    • ブラディ・マリーは甘くない(1997)
    • お別れにブラディ・マリー(1997)
    • ブラディ・マリーは飲まないで(1998)
    • ブラディ・マリーに雪が降る(1999)
    • 猫にもブラディ・マリー(1999)
  • 天使のリール(中央公論社、1997/中公文庫)
  • 潮風通信(小学館文庫、1998)
  • 天国からのメール (角川文庫、2000)
  • ビーチ・サンダルで告白した (角川文庫、2000)
  • 夏が終わり、愛が始まる (光文社文庫、2001)
  • 君といたホノルル (角川文庫、2001)
  • ルアーに恋した日 (光文社文庫、2001)
  • ぼくとミセス・ジョーンズの夏 (角川文庫、2001)
  • 再会のシンガポール・スリング (角川文庫、2002)
  • 少女ライカシリーズ (光文社文庫、2002)
    • 少女ライカ
    • ライカに願いを
  • ハイビスカスが散った (角川文庫、2002)
  • 「Sing」シリーズ (角川文庫)
    • Sing 海がくれたバラード(2003)
    • Sing 2 もう一度、ステージに(2004)
    • Sing 3 さよなら、イエスタディ(2004)
  • シャワー 角川書店(2005 )
    • 【改題】きみの愛が、僕に降りそそいだ (角川文庫)
  • もう、若くはないけど(角川書店、2005)
  • 水恋 suiren(角川書店、2006/角川文庫)
  • キャット・シッターの君に。(角川書店、2006/角川文庫、2010)
  • On the beach (角川文庫、2007)
  • 君を探してノース・ショア (光文社文庫、2007)
  • サイドシートに君がいた (角川文庫、2008)
  • ゴルファー”ユウ”シリーズ (光文社文庫、2008)
    • あの虹に、ティー・ショット
    • バンカーなんか怖くない
  • ふたりでKIKIを聴いていた (角川文庫、2008)
  • 君はジャスミン (角川文庫、2009)
  • 君の夢を見るかもしれない (光文社文庫、2009)
  • さよなら、湘南ガール (角川文庫、2010)
  • 美しき敗者たち (光文社文庫、2010)
  • 恋のぼり 二人で見ていた、あの空に (角川文庫、2011)
  • She Is Wind―彼女は風のように (光文社文庫、2011)
  • ラブソングが歌えない (角川文庫、2011)
  • 中川凛シリーズ(光文社文庫)
    • きみがハイヒールをぬいだ日(2011)
    • きみは心にジーンズをはいて(2012)
  • 地図を捨てた彼女たち (角川文庫、2012)
  • みんな孤独だけど (角川文庫、2012)
  • きみの瞳に乾杯を (光文社文庫、2012)
  • かもめ達のホテル (角川文庫、2013)
  • マナは海に向かう (光文社文庫、2013)
  • 恋を、19粒 (角川文庫、2013)
  • 海よ、やすらかに(角川書店、2014)
  • 向かい風でも君は咲く(光文社文庫、2015)
  • 鎌倉ビーチ・ボーズ (角川文庫、2015)
  • ペギーの居酒屋(角川文庫、2016)
  • Hawaii Love Story(中央公論新社、2017)
  • 賞味期限のある恋だけど(角川文庫、2018)
  • 夏だけが知っている(角川文庫、2019)
  • しおさい楽器店ストーリー(光文社文庫)
    • A7(2019)
    • B♭(2021)
    • C(2022)
    • Dm(2023)
    • E7(2024)
  • 7月7日の奇跡 (角川文庫、2020)
  • 潮風シリーズ(角川文庫)
    • 潮風キッチン(2021)
    • 潮風メニュー(2022)
    • 潮風テーブル(2023)

少女小説

  • カモメ物語 (集英社文庫コバルト)
    • くたばれ!ベートーベン(1986)
    • ポールを追いかけろ!(1987)
  • ヴァージン・トライ! (集英社文庫コバルト、1987)
  • ボディ・ガードに花束を (集英社文庫コバルト、1987)
  • HB物語 (集英社文庫コバルト)
    • ファースト・キスまで、あと5分(1988)
    • スロー・ダンスは、制服で(1989)
  • レタスと剣 (集英社文庫コバルト、1988)
  • 校則違反隊ストーリー 全2巻 (集英社文庫コバルト、1990)
  • ダウンタウン・エンジェル 全12巻 (小学館パレット文庫、1991-1994)
  • Duet 全3巻 (集英社コバルト文庫、1991-1993)
  • ボビーの海 全3巻 (小学館パレット文庫、1994-1995)
  • 退学届けをポケットに (学館パレット文庫、1994)
  • 王子様は、ちょっとピンボケ カメラマン亜紀子の事件メモ (集英社コバルト文庫、1995)

その他

ガイドブック
  • 喜多嶋隆のアロハブック コンドミニアムで暮らすハワイ10日間 (光文社文庫、1986)
  • ハワイは大人の遊び場だ。(東京書籍、2015)
フォトコミック原作
  • アロハ・ガール物語 ヒロコよ、銃をとれ(講談社モーニング・オールカラー・コミックブック、1988)

メディアミックス

テレビドラマ

  • CF愚連隊(1985年5月8日、日本テレビ「水曜ロードショー特別企画」、主演:佐藤浩市
  • ポニーテールはふり向かない(1985年10月12日 - 1986年3月29日、TBS火曜8時枠、主演:伊藤かずえ
  • 天使のアッパーカット(1986年6月24日 - 10月14日、TBS土曜9時枠、主演:大塚真美)

映画

ラジオドラマ

  • CF愚連隊 (1989年4月17日 - 28日、NHK-FM「アドベンチャーロード」)(全10回)
  • ロンリー・ランナー(1992年11月24日 - 12月4日、NHK-FM「青春アドベンチャー」)(全9回)

漫画

  • 天使のアッパーカット 全2巻(画:目白花子、KC mimi 講談社コミックス、1986)
  • ヴァージン・トライ! 全2巻(画:栗城祥子、小学館フラワーコミックス、1987)
  • くたばれ!ベートーベン(画:高野葉子、集英社セブンティーンコミックス、1988)
  • レタスと剣 全2巻(画:北川みゆき、小学館フラワーコミックス、1988/小学館文庫 全1巻)

外部リンク

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