桑原裕子 : ウィキペディア(Wikipedia)
桑原 裕子(くわばら ゆうこ、1976年7月19日 - )は、日本の女優・劇作家・演出家、脚本家である。
東京都出身、八王子高等学校卒業。劇団KAKUTA主宰。所属事務所は東宝芸能。
162cm・B型。
来歴
- 1994年、高校3年のとき平田オリザ作・演出の舞台『転校生』のオーディションで田村友佳と出会う。
- 1996年、金井博美および田村友佳とともに劇団KAKUTA結成。当初は役者のみの活動であったが田村の離団や金井の退団にともない演出と脚本を手がけるようになる。
- 1998年、劇団KAKUTAの主宰となる。
- 2008年、『甘い丘』で第52回岸田國士戯曲賞候補。
- 2009年、KAKUTA公演『甘い丘』の作・演出により平成21年度(第64回)文化庁芸術祭新人賞受賞。
- 2012年、『往転』で第56回岸田國士戯曲賞候補、第15回鶴屋南北戯曲賞候補。
- 2015年、『痕跡』で第59回岸田國士戯曲賞候補、第18回鶴屋南北戯曲賞受賞。
- 2018年、『荒れ野』で第70回読売文学賞受賞。同作にて第5回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞受賞"第五回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞選考結果."早川清文学振興財団公式サイト. 2024年9月4日閲覧。。
作品
舞台(作品)
- KAKUTA公演
- 外部公演
- 転校生(1994年、青山円形劇場)
- 脚本・演出作
- ビデオスターの悲劇(2007年、劇団東京ヴォードヴィルショー) - 脚本・演出
テレビドラマ(作品)
- 中学生日記(NHK教育テレビ) - 脚本
- ぬけまいる〜女三人伊勢参り 第三回(2018年、NHK総合) - 脚本
- 特集ドラマ 昭和歌謡ミュージカル また逢う日まで(日時未定、NHK BSプレミアム・BS4K) - 脚本
映画
- ランブリングハート(2010年) - 脚本
- ひとよ(2019年公開予定) - 原作
出演
舞台(出演)
- KAKUTA公演
- 外部公演
- 俺節(2017年5月 - 6月、赤坂ACTシアター、オリックス劇場) - エドゥアルダ / 才原 役
テレビドラマ(出演)
- 出歯ガメ〜更衣室〜(1999年 日本テレビshin-D)
- 世にも奇妙な物語(2008年、フジテレビ)
- BSえいせい魂〜いけない足し算A+B(2008年 BSジャパン)
- 桂ちづる診察日録 第11-12話(2010年11月27日・12月11日 NHK) - おすが 役
- 時々迷々 30話いつわりのラブレター(2010年 NHK教育テレビジョン)
- 土曜ワイド劇場 再捜査刑事・片岡悠介5(2013年7月6日 テレビ朝日) - 柏木美江 役
- ちむどんどん (2022年9月12日・14日、NHK) - ママ 役
ラジオドラマ
- FMシアター「夕暮れ迷子」(NHK-FM、2014年5月3日)
劇場アニメ
- バケモノの子(2015年、東宝)
ゲーム
- 3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!(2004年、チュンソフト、PlayStation 2用ゲームソフト、シナリオ担当)
- 428 〜封鎖された渋谷で〜(2008年、チュンソフト) - 州小沢みちる 役
CM
- クレバリーホーム(2015年)
書籍
小説・随筆
- 北島行徳ほか『アンソロジー:放課後の方程式』(チュンソフト、2004年。ISBN 4-924978-43-4)
- 小説「マミクミレミ三人歩記」を収録"代表的な外部出演履歴."KAKUTA公式サイト「桑原裕子」. 2024年9月4日閲覧。。
- 山本雄史ほか『NHK中学生日記・3:ボクの生えいずる悩み』(日本放送出版協会、2007年。ISBN 978-4-14-005521-2)
- 「星は昼も輝く」を収録。
- 群像2008年4月号〜父の写真(2008年、講談社、随筆)
- 日本文藝家協会編『ベスト・エッセイ2018』光村図書出版、2018年。ISBN 978-4-8138-0062-0
- 「ハエちゃんのこと」(初出は『図書』岩波書店、2017年7月号、pp.28-33.)を収録。
- 小説版『ひとよ』桑原裕子原作・長尾徳子著、集英社文庫、2019年。ISBN 978-4-08-744030-0
- 戯曲版『ひとよ』集英社、2020年。※電子書籍"書誌情報."国立国会図書館サーチ. 2024年9月4日閲覧。
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/14 12:54 UTC (変更履歴)
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