カティーナ・パクシヌー : ウィキペディア(Wikipedia)

カティーナ・パクシヌーKatina Paxinou, 1900年12月17日 - 1973年2月22日)は、ギリシャのピレウス出身の女優である。カティナ・パクシノウとも表記される。

経歴

1900年にギリシャ王国のピレウスで生まれ、オペラ歌手としての訓練を受けた。

1928年に初舞台を踏み、1930年代初頭にギリシャ国立劇場(当時は王立劇場)の創設メンバーとなる。第二次世界大戦が始まるとイギリスに渡り、その後、アメリカ合衆国でブロードウェイの舞台に立つ。

1943年のサム・ウッド監督の映画『誰が為に鐘は鳴る』で映画デビュー、同作の演技で第16回アカデミー賞助演女優賞および第1回ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞する。その後、数本のハリウッド映画に出演した後に、1950年代の初頭には活動の中心をギリシャに戻す。

1973年にガンで死去。

主な出演作品

公開年邦題原題役名
1943 誰が為に鐘は鳴るFor Whom the Bell Tolls ピラー
1945 密使Confidential Agent メランデス夫人
1949 狐の王子Prince of Foxes モナ・コンスタンツァ・ゾッポ
1955 秘められた過去Mr. Arkadin ソフィー
1959 奇蹟The Miracle
1960 若者のすべてRocco e i suoi Fratelli ロザリア
1968 若草の萌えるころTante Zita ジタおばさん

受賞歴

  • 第16回アカデミー賞(1944年) アカデミー助演女優賞:『誰が為に鐘は鳴る』
  • 第1回ゴールデングローブ賞(1944年) 助演女優賞:『誰が為に鐘は鳴る』
  • 第9回ニューヨーク映画批評家協会賞(1943年、これのみノミネート) 主演女優賞:『誰が為に鐘は鳴る』

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/14 20:20 UTC (変更履歴
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