清水克彦 : ウィキペディア(Wikipedia)
清水 克彦(しみず かつひこ、1962年10月18日 - )は、報道キャスター・政治ジャーナリスト・教育ジャーナリスト・ラジオプロデューサー。2024年5月から、びわこ成蹊スポーツ大学教授。
略歴
愛媛県今治市(旧大西町)生まれ。愛媛県立今治西高等学校、早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学大学院公共経営研究科(現在の政治学研究科公共経営学専攻)専門職学位課程修了(公共経営修士(専門職))。京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。
大学卒業後、1986年文化放送入社。当初は若者向け深夜番組のディレクターを務めていたが、その後は主に報道番組を担当し、警視庁担当記者を経て政治・外信記者となる。
国会や総理官邸の取材、数々の国政選挙はもとより、ベルリンの壁崩壊、東欧の民主化、湾岸戦争、ユーゴスラビア紛争、EC市場統合、香港返還、アメリカ大統領選挙やアメリカ同時多発テロ事件(9.11テロ)など歴史の転換点を取材してきた。
ニュース情報ワイド番組「まんまる玉子の邦丸じゃ」のチーフディレクター時代はニュースのレポーターも務めた。
1997年、米日財団とジャパン・ソサエティーのメディアフェローとして「ディベート研究」のため米国に留学。帰国後、NRN系全国ネットラジオニュース番組「ニュース・パレード」キャスター(98~99年、2002年~03年)や国会および総理官邸キャップ、昼の情報ワイド番組「寺島尚正 ラジオパンチ!」プロデューサーなどを歴任。「ラジオパンチ!」では、田中眞紀子元外相を初めてレギュラーコメンテーターとして起用した(当時は荻原博子、白石真澄、福島瑞穂、おおたわ史絵、中瀬ゆかりの5人がコメンテーター)。
江戸川大学の講師や南海放送(同社のラジオ部門は文化放送とネットワーク関係にあり、「ニュース・パレード」にも愛媛県内のニュースを配信している)コメンテーターを務め、政治・教育ジャーナリストとして執筆活動も続けている。
文化放送の朝ワイド「吉田照美ソコダイジナトコ」「玉川美沙 ハピリー」プロデューサーを経て、2011年12月、報道部に復帰。編成部時代には、日本民間放送連盟の媒体開発部会委員として、民放ラジオ統一キャンペーン「ラジオがやってくる!」を主導した。
2012年7月27日に開幕したロンドンオリンピックでは、現地レポーターを務めた。
文化放送「ニュースパレード」デスクおよび政治をメインとした記者を務め、2012年12月16日、大竹まこと、阿川佐和子をメインパーソナリティに衆議院議員選挙特番「政権選択選挙スペシャル~決戦! 480議席」のチーフプロデューサー、同年12月19日、韓国大統領選挙をソウルから中継した。2015年4月、京都大学大学院法学研究科博士課程に入学。2017年4月から文化放送報道ワイド『斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!』チーフプロデューサー。
全国ネット枠ニュースのデスク兼解説や大妻女子大学非常勤講師を務め、2024年5月、本人のブログで、文化放送退社と、びわこ成蹊スポーツ大学教授およびキャリアセンター長への就任が公表された。
著書
- 『わが子を名門小学校に入れる法』2004 PHP新書
- 『父親力で子どもを伸ばせ!』子どもの未来社 2005 寺子屋新書
- 『ラジオ記者、走る』2006 新潮新書
- 『わが子を有名中学に入れる法』2006 PHP新書
- 『頭のいい子が育つパパの習慣』2007 PHP文庫
- 『ネクタイと江戸前』2007 日本エッセイストクラブ編 文藝春秋
- 『人生、勝負は40歳から!』2007 ソフトバンク新書
- 『出会って1分で相手の心をつかみなさい 人づき合いが上手になる話し方』2007 かんき出版
- 『なぜか35歳から伸びる人・落ちる人 人生をリセットする!戦略的自己プロデュース術』2007 こう書房
- 『ひねり出す時間術 30分ジグザグ仕事術』2007 角川oneテーマ21
- 『20代から劇的に差をつける! 「強み&売り」を伸ばす先手必勝法』2008 こう書房
- 『3秒で夢をかなえる仕事術 やる気はあるのに行動できない人のための』2008 日本実業出版社
- 『頭のいい子のパパが「話していること」』2008 PHP文庫
- 『残業しないでも1週間分が4日で片づく最速仕事術』2008 大和出版
- 『メディアリテラシーは子どもを伸ばす 家庭でできること、学校でできること』岸尾祐二共著2008 東洋館出版社
- 『頭のいい子が育つママとパパの習慣』2009 講談社
- 『残業ゼロで自分を伸ばす!40歳からの時間術』2009 PHP文庫
- 『中学受験-合格するパパの技術』2009 朝日新書
- 『頭のいい子が育つ10歳までの習慣』2010 PHP研究所
- 『頭のいい子が育つママの習慣』2010 PHP文庫
- 『子どもの才能を伸ばすママとパパの習慣』講談社 2010
- 『20代でしておきたい「ささやかな成功」と「それなりの失敗」 後悔しない最初の8年の過ごし方』2011 学研パブリッシング
- 『40代あなたが今やるべきこと』2011 中経の文庫
- 『性格の良い子が育つママとパパの習慣』2011 講談社
- 『「政治主導」の落とし穴 立法しない議員、伝えないメディア』2011 平凡社新書
- 『父親だからできる「頭のいい子」の育て方』2011 三笠書房 知的生きかた文庫
- 『勉強好きな子が育つパパの習慣』2011 朝日文庫
- 『1秒速く動く人になる習慣』2012 PHP文庫
- 『頭のいい子をつくる夫婦の戦略 「9歳」「12歳」までにやっておくべきこと』2012 学研新書
- 『20代あなたが今やるべきこと』2012 中経の文庫
- 『小学校までにやっておきたい男の子を伸ばす育て方』2012 大和書房
- 『頭のいい子が育つ祖父母の習慣』2013 PHP文庫
- 『ウザい相手をサラリとかわす技術 今日から人間関係が必ず上向く!』2013 SB新書
- 『よい親ダメ親ふつうの親 できる子を育てる親は、ここが違う!』2013 アスコム
- 『40代から仕事で巻き返す技術』2013 メディアファクトリー新書
- 『安倍政権の罠 単純化される政治とメディア』2014 平凡社新書
- 『イラスト版頭のいい子が育つパパの習慣』こしたかのりこ絵 2014 PHP研究所
- 『成功する子の親失敗する子の親 パパとママの行動・習慣で子どもの一生が決まる!』2014 学研パブリッシング
- 『頭のいい子が育つ10歳からの習慣』2015 PHP文庫
- 『「生きるチカラ」の育て方 頭のいい子に育てるために、3歳から親が子どもにしてあげられること』2015NTT出版
- 『女の子が幸せに育つパパの習慣』2016 PHP文庫
- 『男の子が力強く育つママの習慣』2017 PHP文庫
- 『2020年からの大学入試 「これからの学力」は親にしか伸ばせない』2017 青春出版社
- 『ものの言い方文章の書き方を知らずに大人になった人へ』2018 PHP研究所
- 『すごい!家計の自衛策』2021 小学館
- 『人生、降りた方がいいことがいっぱいある』2021 青春出版社
- 『子育て2.0』2021 清談社Puburico
- 『台湾有事 米中衝突というリスク』2021 平凡社新書
- 『ゼレンスキー勇気の言葉100』2022 ワニブックス
- 『日本有事』2022 集英社インターナショナル新書
- 『2025年大学入試大改革』2024 平凡社新書
これまでのレギュラー・ゲスト出演番組
- 文化放送「ピッピッポーン!まんまる玉子の邦丸じゃ」レポーター
- 文化放送「福井謙二 グッモニ」コメンテーター ※2013年12月30日、2014年1月20日、2014年12月5日
- 文化放送「SET UP!!」(金曜日)ニュース解説
- 文化放送「週刊ニュースルーム」(日曜日)ニュース解説
- NRN系(文化放送をキー局にSTVラジオからラジオ沖縄まで31局ネット)「ニュース・パレード」キャスター
- 南海放送「木藤たかおの日曜プレスクラブ」コメンテーター
- 静岡放送「朝だす!」ゲスト出演
- ラジオ大阪「梅田淳のニュース・ハイブリッド」ゲスト出演
- 西日本放送「気ままにラジオ」ゲスト出演
- 九州朝日放送「長谷川ひろし おはよう7」ゲスト出演
- 九州朝日放送「Morning Wave」出演
主な活動
- 江戸川大学メディアコミュニケーション学部非常勤講師(05年~08年)
- 育英短期大学現代コミュニケーション学科非常勤講師
- 大妻女子大学非常勤講師
- 南海放送「木藤たかおの日曜プレスクラブ」コメンテーター(06年~現在)
- 2009年10月より、西日本放送、四国放送、高知放送もネットし四国4県ネット
- 夕刊フジ「清水克彦の子育てレッスン」毎週木曜連載(07年9月~08年2月)
- gooベビー「清水克彦の生きるチカラの育て方」連載(13年7月~)
- 米日財団・ジャパンソサエティメディアフェロー(97年~現在)
- 社団法人日本民間放送連盟媒体開発部会委員(08年~現在)
- 日本IBM主宰有識者会議「富士会議」メンバー
- 講演 主に、子育て・家庭教育、キャリアデザイン、メディアリテラシー、生き方、政局がテーマ
- 執筆
- 「論座」2007年5月号『ショートエッセー 私とラジオ』
- 「新潮45」2005年11月号『「ローリスク・ハイリターン中学」のススメ』
- ベネッセ「チャレンジ通信」2010年6月号『メディアリテラシーを低学年から育てる』
- プレジデントオンライン
- ダイヤモンドオンライン
- 講談社現代ビジネス
- 「週刊文春『アルゼ君』」
- 「日経Kids+」
- 講談社ムック「セオリービジネス2008 vol.2」
- 「GALAC」2008年10月号『これでいいのか死刑報道』
- 「文化通信ジャーナル」2008年4月号『ヒラリー大統領誕生への道』
- 日本商工会議所月刊誌「石垣」2012年2月号
- 「週刊東洋経済」2012年4月16日号、6月23日号
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/07/08 11:28 UTC (変更履歴)
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