山崎一彦 : ウィキペディア(Wikipedia)
山崎 一彦(やまざき かずひこ、1971年5月10日 - )は、日本の元陸上競技者。専門は400メートルハードル。埼玉県与野市(現さいたま市中央区)出身。武南高校、順天堂大学体育学部体育学科卒、筑波大学大学院体育研究科修了。現在は順天堂大学スポーツ健康科学部教授。日本陸上競技連盟強化副委員長。強化育成部長。2014年から2020東京オリンピック特別対策プロジェクトのディレクター。
プロフィール
- 日本人として初めて世界選手権400mハードルのファイナリスト(1995年イエテボリ大会7位)となる。(同大会の準決勝進出者でもあった)苅部俊二・斎藤嘉彦らとともに日本の400mハードルを一気に世界レベルへ押し上げた貢献者である。前半型スタイルは、後に世界陸上メダリストとなった為末大につながった。
- 同大会の予選で、48秒37のアジア記録(当時)を樹立。山崎はこの大会で、1991年世界陸上東京大会、1992年バルセロナオリンピックの400mでファイナリストとなった高野進以来の陸上競技短距離個人種目ファイナリスト(7位)となる。決勝後、涙を流しながらのインタビューを見せた。
- 1999年IAAFグランプリ大阪大会で、48秒26の日本記録(当時)を樹立。
- 2001年横浜で開催されたスーパー陸上を最後に現役引退。
- 2003年から2014年4月まで福岡大学スポーツ科学部准教授、英国ラフバラ大学客員研究員などを経て、2014年4月より母校である順天堂大学スポーツ健康科学部准教授。2016年大学院スポーツ健康科学研究科教授。一方、NHKの陸上競技中継で解説も務める。
経歴
- 1989年 全国高等学校総合体育大会 400mH 4位
- 1990年 世界ジュニア選手権 400mH 8位(51秒42)
- 1990年 世界ジュニア選手権 4×400mR 7位(3分07秒58 2走) ジュニア日本新
- 1991年 世界選手権東京大会 400mH 予選2組5着(49秒97)
- 1991年 ユニバーシアード・シェフィールド大会 6位(50秒53)
- 1991年 ユニバーシアード・シェフィールド大会 4×400mR 4位(3分07秒82 4走)
- 1992年 バルセロナオリンピック 400mH 予選2組4着(50秒30)
- 1992年 ワールドカップ・ハバナ大会 110mH 8位(14秒83 +0.3)
- 1992年 ワールドカップ・ハバナ大会 400mH 4位(50秒13)
- 1993年 ユニバーシアード・バッファロー大会 400mH 5位(50秒34)
- 1994年 ワールドカップ・ロンドン大会 400mH 5位(50秒22)
- 1995年 世界選手権イエテボリ大会 400mH 7位(49秒22)
- 1995年 世界選手権イエテボリ大会 4×400mR 予選1組4着(3分01秒46 3走)
- 1995年 ユニバーシアード福岡大会 400mH 優勝(48秒58)
- 1995年 ユニバーシアード福岡大会 4×400mR 4位(3分02秒51 3走)
- 1996年 アトランタオリンピック 400mH 予選1組3着(49秒07)
- 1997年 釜山・東アジア大会 400mH 優勝(49秒60)
- 1997年 世界選手権アテネ大会 準決勝途中棄権(DNF)
- 1998年 アジア選手権福岡大会 400mH 3位(49秒81)
- 1999年 世界選手権セビリア大会 400mH 準決勝1組7着(49秒46)
- 1999年 世界選手権セビリア大会 4×400mR 予選1組4着(3分02秒50 4走)
- 2000年 シドニーオリンピック 400mH 予選2組7着(50秒15)
関連項目
- 日本陸上競技選手権大会の記録一覧
外部リンク
- 山崎一彦ホームページ
- 現役時のホームページ
- ライツネットワークメンバー 山崎一彦 プロフィール
- 山崎一彦 - 日本オリンピック委員会のプロフィール(アトランタオリンピック)
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/05 05:27 UTC (変更履歴)
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