梅澤淳稔 : ウィキペディア(Wikipedia)

梅澤 淳稔(うめざわ あつとし、1960年2月21日 - )は、日本の男性アニメーション演出家、アニメーション監督、元アニメプロデューサーである。東映アニメーション所属。東京都荒川区出身『アニメージュ』(徳間書店)1985年10月号、p.117「仕事人別帳」。

来歴

映画監督を目指して入学した横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)を卒業後、学友の芝田浩樹らとともに東映動画(現・東映アニメーション)の研修生に。研修終了後東映動画に入社し、『パタリロ!』などで演出助手を務めた。1983年、『ベムベムハンターこてんぐテン丸』第15話「人形にされたヨーコちゃん」にて演出家としてデビュー。その後は、『北斗の拳』『ひみつのアッコちゃん(第2作)』などの演出を担当した。

1991年、『キン肉マン キン肉星王位争奪編』にて初めてシリーズディレクター(=監督)に就任。同作の他、SD(シリーズディレクター)として関与した作品には、『GS美神』『ご近所物語』『神風怪盗ジャンヌ』がある。

2003年よりプロデューサーに転身し、『ボボボーボ・ボーボボ』『デジモンセイバーズ』などのプロデュースを手掛けた後、2009年より朝日放送日曜朝8時30分枠のアニメをそれまで担当してきた鷲尾天に代わって同枠のアニメをプロデュースすることになり、「プリキュアシリーズ」のプロデューサーを4年間務めていた。

2015年6月1日、製作本部の製作管理部長に就任する。それまでは、企画営業本部のテレビ企画部長代理と映画室長・シナリオ室長を務めていた人事異動に関するお知らせ,東映アニメーション株式会社,2015年5月1日。また、『美少女戦士セーラームーンCrystal』をもって、プロデューサー業から引退している。2018年6月27日には執行役員に就任人事異動に関するお知らせ,東映アニメーション株式会社,2018年6月27日。

2020年2月に定年を迎えたが、引き続き所属し、執行役員として新規IP研究開発チーム「PEROs」に居座る。

エピソード

  • 1985年当時、往年の名映画監督であったヒッチコックチャップマンのような監督になりたいと語っていた(下記の参考文献より)。
  • 同じく上記の頃、「ミュージカル風のアニメを作りたい」と語っている(同上)。

参加作品

テレビアニメ

劇場アニメ

OVA

Webアニメ

その他アニメ

1983年

  • 世界名作童話 まんがシリーズ(監督
    • 赤ずきんちゃん

ゲーム

実写映画

参考文献

  • 『月刊アニメージュ』(徳間書店刊)1986年1月号記載、『新春横断企画 ー第一線で活躍するアニメ関係者が推薦ー ’86年のホープ(56人)を捜せ!』より(p29)。

関連項目

  • 東映アニメーション
  • アニメ関係者一覧
  • 東京都出身の人物一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/07/29 14:55 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「梅澤淳稔」の人物情報へ