山本常夫 : ウィキペディア(Wikipedia)
山本 常夫(やまもと つねお、1961年1月13日 - )は、日本の高校野球指導者、元野球審判員。神村学園監督として、春2回、夏3回の甲子園出場を果たした。
経歴
大阪府出身。
近畿大学附属高等学校で中堅手として甲子園を目指したが、3年の夏には、大阪府大会決勝でPL学園に敗れ甲子園出場は果たせなかった。
将来の指導者、教員を目指して日本体育大学へ進学し、硬式野球部で外野手としてプレーし、後には母校の近畿大学附属高等学校でコーチを2年経験した。
審判としての甲子園出場
その後、養護学校の教員や、クラーク記念国際高等学校の教員として勤務しながら、大阪府や兵庫県で審判として高校野球に関わり続け、2006年の第88回全国高等学校野球選手権大会では審判として甲子園に出場した。
神村学園の監督として
に鹿児島県の神村学園の保健体育科教諭、野球部監督となり、に退任するまでの間に、春の選抜高等学校野球大会では第81回(2009年)、第84回(2012年)、夏の全国高等学校野球選手権大会では第89回(2007年)、第93回(2011年)、第94回(2012年)に、甲子園出場を果たした。この間に神村学園で指導した選手の中には、柿澤貴裕らがいた。
その後
に福岡県の自由ケ丘高等学校の教諭、野球部副部長となり、2015年には監督、2016年には部長を務めた。
からは、愛知県の日本福祉大学付属高等学校の教諭、監督となった。
2017年時点で、山本は、監督と審判として甲子園に出場した唯一の人物とされている。
注釈
出典
関連文献
- 田尻賢誉、氏原英明『指導力。 高校野球で脱・勝利至上主義を目指した11人の教師』日刊スポーツ出版社、2013年
- 政純一郎『番狂わせから見える甲子園』南方新社、2013年
- 田尻賢誉『道をひらく高校野球監督の名言』ベースボール・マガジン社、2014年
- 日本体育大学野球部OB会 編著『日体大野球部虎の巻』叢文社、2014年
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/20 04:48 UTC (変更履歴)
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