李政美 : ウィキペディア(Wikipedia)

李 政美(イ・ジョンミ)は、日本で活動する東京都葛飾区生まれの在日韓国人2世の歌手である。

国立音楽大学声楽科にてクラシック声楽の研鑽を積んでいたが、朝鮮民謡、フォークソング等にひかれ、ポピュラー音楽の歌手に転向した。1983年に朝鮮の民謡、歌曲、歌謡曲等を演奏した、自主制作カセットテープ「鳥よ鳥よ」を発表し、1986年には金敏基(キム・ミンギ)の歌を演奏したカセットテープを新幹社より発表した(「キム・ミンギを歌う」)。

1994年に山尾三省の詩に出会い、その作品「祈り」に作曲したことをきっかけに、以降オリジナルの作品を数々発表し、1997年に「わたしはうたう」、2003年に「オギヤディヤ」の2枚のCDアルバムとしてまとめた。演奏活動の中心はライブで、日本全国を巡り、2003年には韓国でも演奏を行った。アルバムの中でも「祈り」の他、「星とたんぽぽ」「わたしと小鳥とすずと」「わらい」といった金子みすゞの詩、「京成線」のような地元と自分の生活を歌った自作の詩など多彩な詩を用いた自作曲や、「セノヤ」「アリラン」等の朝鮮民謡を聞くことができる。日本フォークの重鎮、小室等のライヴやレコーディングにも参加した。

慰安婦問題に関する活動

  • 2007年2月14日、ナヌムの家を支援するためのコンサートを新井英一と開催する。
  • 2007年11月17日、慰安婦問題解決オール連帯ネットワークの呼びかけ人となる。
  • 2009年2月28日、自身が呼びかけ人を務める戦争と女性の人権博物館建設のためのチャリティーコンサートに出演
  • 2009年5月13日、ソウルの日本大使館前で開かれた日本政府に慰安婦への謝罪と賠償を求める韓国挺身隊問題対策協議会の水曜定期集会で、韓国挺身隊問題対策協議会に200万円の後援金を渡した。
  • 2009年11月18日、日本軍「慰安婦」問題の立法解決を求める緊急120万人署名の賛同人になる

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2014/07/27 21:51 UTC (変更履歴
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