小野浩 : ウィキペディア(Wikipedia)

小野 浩(おの ひろし、1907年9月1日 - 1997年)は、日本の哲学研究者。

仙台第一中学校、第二高等学校、1933年東北帝国大学哲学科卒業、同副手、高橋里美に師事、1938年仙台陸軍幼年学校教授、1942年二高教授、戦後1947年公職追放、1953年明治大学講師、助教授、1959年教授、1974年定年退職、城西大学教授。1982年定年退職。同11月勲四等旭日小綬章叙勲。

ドイツ哲学・文学を専門とし、日本美術、文学も論じた。

著書

  • 『ゲェテの古代的転回』三修社 1970
  • 『若きニイチェの識られざる神 祭祀的なるもの(Das Kultische)についての一考察』三修社 1977
  • 『世界觀と藝術的直觀力』島津書房 2003
共著
  • 『思想家としてのニイチェ』河内信弘著 高文堂出版社 1981

翻訳

  • シュティフテル『みかげいし』日本教文社 1949 世界文庫
  • メーリケ『宝の小筥』羽田書店 1950 「宝の小箱」角川文庫
  • ニーチェ『ギリシャ悲劇的時代の哲学 他八篇』1952 角川文庫
  • ニーチェ『わが生涯より 他六篇』1952 角川文庫
  • フィヒテ『ドイツ国民に告ぐ』1953 角川文庫
  • 『ブルトマン著作集 12 神学論文集 2』山岡喜久男、川村永子共訳 新教出版社 1981

参考

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/05/08 02:50 UTC (変更履歴
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