望月哲也 : ウィキペディア(Wikipedia)
望月 哲也(もちづき てつや、1973年9月1日 - )は、日本の声楽家(テノール)。国立音楽大学および大学院准教授。東京都府中市出身。2007年に87歳で亡くなった国際的なテノール歌手、エルンスト・ヘフリガー最晩年の愛弟子のひとり。
略歴
府中市立府中第二中学校を卒業、東京都立府中西高等学校を卒業後、東京芸術大学音楽学部声楽科に進み、東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程オペラ科修了。大学在学中に安宅賞、松田トシ賞受賞。また、NTTドコモより奨学金授与。その後、二期会オペラスタジオに入所、修了時に最優秀賞、川崎靜子賞を受賞。その他、第35回日伊声楽コンコルソ第3位、第11回奏楽堂日本歌曲コンクール第2位、第70回日本音楽コンクールオペラ・アリア部門第2位入賞など。
活動歴
これまでに《魔笛》《コジ・ファン・トゥッテ》《こうもり》《椿姫》《愛の妙薬》等に出演。2002年には小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトに参加し、《ドン・ジョヴァンニ》(演奏会形式)のドン・オッターヴィオ役で出演、また、二期会公演《ポッペアの戴冠》ではネローネ役を演じる。2004年7月の二期会公演《ドン・ジョヴァンニ》(宮本亜門演出)にも出演した。レパートリーは、通常のオペラ・声楽作品にとどまらず、宗教音楽の分野でもその活躍は目覚ましい。望月の師匠であるエルンスト・ヘフリガーは生前、エヴァンゲリスト歌手として世界的な名声を得ていたが、望月も師匠に倣って、バッハ《マタイ受難曲》《ヨハネ受難曲》《クリスマス・オラトリオ》のエヴァンゲリストや、ヘンデル《メサイア》ベートーヴェン《ミサ・ソレムニス》等の公演にも多数出演している。ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮のNHK交響楽団等、著名な指揮者・オーケストラとの共演も多い。二期会会員。
外部リンク
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