アンジェイ・バートコウィアク : ウィキペディア(Wikipedia)

アンジェイ・バートコウィアク(Andrzej Bartkowiak、A.S.C.、1950年3月6日 - )は、ポーランド・ウッチ出身の撮影監督・映画監督。ハリウッドで活躍している。

来歴

ポーランドの名門であるウッチ映画大学で学び、1972年にアメリカに移住。1981年の『プリンス・オブ・シティ』からシドニー・ルメットの作品の撮影を手がけるようになる。2000年からは監督業にも乗り出している。

キャリア

1980年代初頭に、アカデミー賞作品賞にノミネートされた3作品(『評決』、『愛と追憶の日々』、『女と男の名誉』)で撮影監督を担当した。その間、シドニー・ルメット監督とも親交を深め、1981年(『プリンス・オブ・シティ』)から1993年(『ギルティ/罪深き罪』)までの間、ルメット監督のほぼすべての作品で撮影監督を務めた。

ジェット・リーアリーヤが出演したマーシャルアーツアクション映画『ロミオ・マスト・ダイ』で監督デビューし、興行収入9,100万ドルを記録した。その1年後には、スティーヴン・セガール主演のアクション・スリラー映画『DENGEKI 電撃』を製作し、劇場でヒットさせた。一方で、『ブラック・ダイヤモンド』は、興行的には中程度の成功を収めただけだった。

その後、のHyde Park Entertainmentやカプコンと組んで、『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』を監督したが、ファンや批評家の評価は散々なものだったhttps://www.rottentomatoes.com/m/street_fighter_the_legend_of_chun_li。

2010年には、『フォーリング・ダウン』でタッグを組んだジョエル・シュマッカー監督のスリラー映画『ブレイクアウト』で撮影監督を務めた。

主な作品

撮影監督

  • [[:en:The Five Forty-Eight|3 by Cheever: The 5:48]] (1979)
  • プリンス・オブ・シティ Prince of the City (1981)
  • デストラップ 死の罠 Deathtrap (1982)
  • 評決 The Verdict (1982)
  • Daniel (1983)
  • 愛と追憶の日々 Terms of Endearment (1983)
  • Garbo Talks (1984)
  • 女と男の名誉 Prizzi's Honor (1985)
  • キングの報酬 Power (1986)
  • モーニングアフター The Morning After (1986)
  • ナッツ Nuts (1987)
  • ツインズ Twins (1988)
  • ファミリービジネス Family Business (1989)
  • Q&A Q&A (1990)
  • Hard Promises (1991)
  • 刑事エデン/追跡者 A Stranger Among Us (1992)
  • フォーリング・ダウン Falling Down (1993)
  • ギルティ/罪深き罪 Guilty as Sin (1993)
  • スピード Speed (1994)
  • グッドマン・イン・アフリカ A Good Man in Africa (1994)
  • Losing Isaiah (1995)
  • スピーシーズ 種の起源 Species (1995)
  • ジェイド Jade (1995)
  • マンハッタン・ラプソディ The Mirror Has Two Faces (1996)
  • ダンテズ・ピーク Dante's Peak (1997)
  • ディアボロス/悪魔の扉 The Devil's Advocate (1997)
  • 追跡者 U.S. Marshals (1998)
  • リーサル・ウェポン4 Lethal Weapon 4 (1998)
  • ゴシップ Gossip (2000)
  • 13デイズ Thirteen Days (2000)
  • ブレイクアウト Trespass (2011)
  • Grey Lady (2017)

監督

  • ロミオ・マスト・ダイ Romeo Must Die (2000)
  • DENGEKI 電撃 Exit Wounds (2001)
  • ブラック・ダイヤモンド Cradle 2 the Grave (2003)
  • DOOM Doom (2005)
  • ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー Street Fighter: The Legend of Chun-Li (2009)
  • Maximum Impact (2017)
  • Dead Reckoning (2020)

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/02/12 08:47 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「アンジェイ・バートコウィアク」の人物情報へ