アレクシス・ブレデル : ウィキペディア(Wikipedia)
アレクシス・ブレデル(Alexis Bledel、本名:キンバリー・アレクシス・ブレデル(Kimberly Alexis Bledel)、1981年9月16日 - )は、アメリカ合衆国の女優、ファッションモデル。
アレクシス・ブレーデルと表記されることもある。
生い立ち
テキサス州ヒューストン出身。父親のマーティンはデンマーク系アルゼンチン人、母親のナネットはメキシコ人。1986年生まれの弟エリックがいる。第一言語はスペイン語で、小学校に入学して初めて英語を勉強した。第一言語がスペイン語ということを知られておらず、とある雑誌のインタビューでスペイン語で話し始めたため、『旅するジーンズ』シリーズで共演したホンジュラス系アメリカ人のアメリカ・フェレーラを驚かせた。高校卒業後はニューヨーク大学に進学、映画を専攻。
8歳の時に内気な性格を克服するために、両親がヒューストンの劇団を勧めhttp://www.teentelevision.com/d.asp?r=4468&p=1、『アラジン』、『オズの魔法使い』などの舞台に出演。
キャリア
14歳の時にモデルとしてデビュー。2000年から放送開始となったテレビドラマ『ギルモア・ガールズ』のローリー・ギルモア役として、テレビに初出演および映像作品に初主演。この作品で一躍注目を集め、ティーン・チョイス・アワードにノミネートされたり、『ティーン・ピープル』誌の「25歳以下のホットな25人」に選出されるなどした。
また、『ギルモア・ガールズ』放送中の2002年には、『エバーラスティング 時をさまようタック』の主役で劇場映画にもデビューした厳密には、映画『天才マックスの世界』(1998年)にエキストラとして出演したことがあった。。
2005年公開の『シン・シティ』のベッキー役、『旅するジーンズと16歳の夏』のレーナ役で日本でも広く知られるようになった。『シン・シティ』は基本的にモノクロ映画だが、監督のロバート・ロドリゲスは彼女の青い目があまりにも美しかったので、そのままの色を残したという。
2009年放送の『ER緊急救命室』ファイナルシーズンの最終話にジュリア・ワイズ医師役でゲスト出演した。また、同年5月にモデル事務所IMGと契約し、モデルとしての活動を再開。
2010年の映画『声をかくす人』に出演している。
2017年、配信ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』にオブグレンことエミリー役で出演し、プライムタイム・クリエイティブ・アート・エミー賞ゲスト女優賞(ドラマ・シリーズ部門)を受賞した。2022年6月、映画『旅するジーンズ』第3作(原題:Sisterhood of the Traveling Pants 3)の出演・制作に専念する為、『ハンドメイズ・テイル』を降板。
私生活
趣味は読書、ハイキング、写真を撮ること。コーヒーが嫌いで『ギルモア・ガールズ』ではコーヒー好きのローリーを演じたため、撮影ではコーラで代用していたという。 2002年12月から2006年7月まで『ギルモア・ガールズ』で共演したマイロ・ヴィンティミリアと交際していたhttp://www.people.com/people/article/0,,1210486,00.html。2012年6月『マッドメン』で共演したヴィンセント・カーシーザーと交際中と報じられるhttp://www.usmagazine.com/celebrity-news/news/alexis-bledel-dating-mad-mens-vincent-kartheiser-all-the-details-2012206。2013年3月に婚約を発表http://www.usmagazine.com/celebrity-news/news/alexis-bledel-vincent-kartheiser-engaged-mad-men-costars-to-marry-2013203#ixzz2OhYt6UBY。2014年6月に結婚したことが報じられる。2015年秋に赤子を出産。2022年8月10日、カーシーザーはブレデルとの離婚を申請し、20日後の8月30日に離婚が成立した。 「ギルモア・ガールズ」のアレクシス・ブレデルに男児誕生 - ライブドアニュース。
映画『旅するジーンズ』シリーズに出演した4人、ブレデル、ブレイク・ライヴリー、アンバー・タンブリン、アメリカ・フェレーラはプライベートでも親しくしており、ライヴリーの娘のゴッドマザーに他の3人が指名されている。
主な出演作品
映画
公開年 | 邦題原題 | 役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1998 | Rushmore | 生徒 | クレジットなし |
2002 | エバーラスティング 時をさまようタックTuck Everlasting | ウィニー・フォスター・ジャクソン | |
2004 | ¿Cuanto cuesta la admisión? | モニーク | 短編映画 |
DysEnchanted | ゴルディロックス | 短編映画 | |
Bride & Prejudice | ジョージナ・“ジョージ”・ダーシー | ||
2005 | シン・シティSin City | ベッキー | |
旅するジーンズと16歳の夏The Sisterhood of the Traveling Pants | リーナ・カリガリス | ||
2006 | I'm Reed Fish | ケイト・ピーターソン | |
Zoom | エース | クレジットなし | |
Life Is Short | シャーロット | 短編映画兼製作 | |
2008 | 旅するジーンズと19歳の旅立ちThe Sisterhood of the Traveling Pants 2 | リーナ・カリガリス | |
2009 | The Good Guy | ベス・ヴェスト | |
恋する履歴書Post Grad | ライデン・マルビー | ||
The Ballad of G.I. Joe | ジャイエ | ||
2010 | 声をかくす人The Conspirator | サラ・ウェストン | |
THE BULLET ザ・バレットThe Kate Logan Affair | ケイト・ローガン | ||
トラブルナイト in L.A.Girl Walks Into a Bar | キム | ||
2011 | 天使の処刑人 バイオレット&デイジーViolet & Daisy | ヴァイオレット | |
2012 | The Brass Teapot | ペイトン | |
2014 | Parts per Billion | サラ | |
Outliving Emily | エミリー (セグメント2) | ||
Jenny's Wedding | キティ | ||
2019 | ビットコイン・ウォーズ 暗号資産の行方Crypto | ケイティ | 劇場未公開 |
旅するジーンズ3(仮)The Sisterhood of the Traveling Pants 3 | リーナ・カリガリス |
テレビ
放送年 | 邦題原題 | 役名 | 備考 |
---|---|---|---|
2000-2007 | ギルモア・ガールズGilmore Girls | ローレライ・"ローリー"・ギルモア | 153エピソード |
2009 | ER緊急救命室ER | ジュリア・ワイス医師 | 第15シーズン第22話 「そして最後に」 |
2012 | マッドメンMad Men | ベス・ドーズ | 第5シーズン第8話 「女の夢」、第9話 「嫉妬と嘘」、第13話 「幻を追って」 |
2013 | Remember Sunday | モリー・ブランフォード | ホールマーク・ホール・オブ・フェイム、テレビ映画 |
2014 | Us & Them | ステイシー | 主演、未放送 |
2015 | Motive | ロビン | 第3シーズン第3話 |
ネット配信
年 | 邦題原題 | 役名 | 備考 |
---|---|---|---|
2016 | Gilmore Girls: A Year in the Life | ローレライ・"ローリー"・ギルモア | Netflixオリジナル作品、4エピソード |
2017-2021 | ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 The Handmaid's Tale | オブグレン(エミリー) | プライムタイム・クリエイティブ・アート・エミー賞ゲスト女優賞(ドラマ部門)受賞Huluオリジナル作品、20エピソード |
舞台
上演年 | 題名 | 役名 | 備考 |
---|---|---|---|
2011 | Love | 2011年1月12日-2月13日 | |
2012 | Regrets | クリッシー・マイヤーズ | 2012年3月27日-4月29日 |
受賞歴
年 | 賞 | カテゴリ | 作品 | 結果 | 参照 |
---|---|---|---|---|---|
2001 | ヤング・アーティスト・アワード | テレビドラマシリーズ最優秀演技 - 主演女優 | 『ギルモア・ガールズ』 | ||
ティーン・チョイス・アワード | テレビ - チョイス女優 | rowspan="4" | |||
2002 | テレビ - チョイス・ドラマ女優 | ||||
ヤング・アーティスト・アワード | テレビドラマシリーズ最優秀演技 - 助演女優 | ||||
OFTA テレビジョン・アワード | 最優秀助演女優(コメディ・シリーズ部門) | ||||
ファミリー・テレビジョン・アワード | 最優秀女優 | ||||
2003 | サターン賞 | 若い俳優による最優秀演技 | 『エバーラスティング 時をさまようタック』 | rowspan="3" | |
サテライト賞 | 女優最優秀演技(コメディ又はミュージカル・シリーズ部門) | 『ギルモア・ガールズ』 | |||
2004 | ティーン・チョイス・アワード | テレビ - チョイス・コメディ女優 | |||
2005 | |||||
チョイス・テレビ・ケミストリー | rowspan="3" | ||||
チョイス映画ラブシーン | 『旅するジーンズと16歳の夏』 | ||||
映画 - チョイス・ドラマ女優 | |||||
2006 | テレビ - チョイス・コメディ女優 | 『ギルモア・ガールズ』 | |||
チョイス・テレビ・ケミストリー | rowspan="3" | ||||
ALMA賞 | テレビシリーズ優秀女優賞 | ||||
放送映画批評家協会賞 | 最優秀演技アンサンブル | 『シン・シティ』 | |||
2012 | ゴールデン・ダービー・テレビ賞 | ドラマ・ゲスト女優 | 『マッドメン』 | ||
2017 | プライムタイム・クリエイティブ・アート・エミー賞 | ゲスト女優賞(ドラマ・シリーズ部門) | 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』 | ||
ゴールデン・ダービー・テレビ賞 | ドラマ・ゲスト女優賞 | ||||
OFTAテレビ賞 | ゲスト女優賞(ドラマ・シリーズ部門) | ||||
2018 | プライムタイム・クリエイティブ・アート・エミー賞 | 助演女優賞(ドラマ・シリーズ部門) | |||
ゲスト女優賞(ドラマ・シリーズ部門) |
注釈
出典
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/12/12 06:27 UTC (変更履歴)
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