立花ハジメ : ウィキペディア(Wikipedia)
立花 ハジメ(たちばな はじめ)は、東京都出身の音楽家、グラフィックデザイナー。
人物・来歴
早稲田大学商学部卒業。WORKSHOP MU!!に師事しグラフィックデザイナーとして活動する傍ら1976年にテクノポップバンド「プラスチックス」を結成、ギターを担当し、1980年にはアイランド・レコードよりアルバムを世界発売。ワールドツアーを数回行った。
1981年、プラスチックスのアメリカツアー中にロサンゼルスでサックスを購入。その後の活動に結び付く。
プラスチックス解散後の1982年、サックスに転向。高橋幸宏をプロデューサーとして迎えて、初のソロ・アルバム『H』を発表。1983年、2ndアルバム『Hm』を発表する。
3枚目のアルバム『テッキー君とキップルちゃん』以降はテクノポップに回帰。
グラフィックデザイナーとしては自身の作品のほか、高橋幸宏、坂本龍一、矢野顕子、トーキング・ヘッズなどのディスクジャケット、ミュージック・ビデオ、舞台美術を手がけた。またタイポグラフィなどの分野でも活動。1991年ADC賞最高賞受賞。
1987年公開の映画「ラストエンペラー」に、映画制作の現場を知るため志願して、日本軍の通訳の役で出演。
1992年には初の個展「タイポグラフィ」を全国開催。
1993年には「スーパーテレビ情報最前線」の冒頭で立花が制作したオープニング映像が放送開始。このオープニング映像は2代目であり、2001年まで放送され、歴代最長のオープニング映像となった。
1995年にはスウォッチアーティスト・ヴァージョンのデザインを手がけ、またMacintosh用Adobe Illustratorのプラグイン「信用ベータ」を発表する。
1997年、現motherのeri、Buffalo Daughterの大野由美子らと「立花ハジメとLow Powers」を結成。ここでは5弦変則チューニングギター担当。アルバム「真摯」発表。
ディスコグラフィー
アルバム
- H(1982年、アルファレコード):高橋幸宏プロデュース。以下3枚、ソニー・ミュージックダイレクトから再発。
- Hm〜ハーマイナー(1983年、アルファレコード):高橋幸宏プロデュース
- テッキー君とキップルちゃん Mr. Techie & Miss Kipple (1984年、アルファレコード)
- 太陽さん TAIYO-SUN(1985年、ミディ)
- Beauty & Happy(1987年、ミディ)
- BAMBI(1991年、東芝EMI):テイ・トウワとの共同プロデュース
- Low Power(1997年、フォーライフ・レコード)
- Low Powers - 立花ハジメとLow Powers名義(1997年、フォーライフ・レコード)
- The End(2002年、Bounce Records):自身の携帯サイトで配信していた着信音などを収録
- Monaco(2013年、自主制作):自身のレーベル「trafic.jp」からUSBメモリの特殊パッケージでリリースした。
ベスト・アルバム
- 逢うは別れのハジメなり(1986年、アルファレコード)
- ベスト~ハジメヨケレバスベテヨシ(1990年、ミディ)
12インチ・シングル
- Repricant J.B.(1984年、アルファレコード)
- Beauty & Modern things(1986年、ミディ):片面シングル。音楽が収録されていない面には手塚治虫画のレリーフが施された。
- happy(1986年、ミディ)
著書
- 『Application Tour』光琳社出版、1995年11月
外部リンク
- trafic(立花ハジメの自主制作レーベル)
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/01/21 08:16 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.