アラン・パーカー : ウィキペディア(Wikipedia)
アラン・パーカー(Sir Alan William Parker、CBE、1944年2月14日 - 2020年7月31日)は、イングランド出身の映画監督、映画プロデューサー、脚本家。
略歴
ロンドン出身。コピーライターを経て、友人のデヴィッド・パットナムが1971年に映画『小さな恋のメロディ』を製作する際、原作・脚本を担当して参加し映画界と関わるようになる。1974年のBBC制作によるテレビ映画、『The Evacuees』ではBAFTAのテレビ部門賞を獲得。1976年の『ダウンタウン物語』で劇場用映画の監督デビューを果たす。1978年の監督作『ミッドナイト・エクスプレス』が高い評価を獲得し、自身もアカデミー監督賞にもノミネートされた(アカデミー賞6部門ノミネート、2部門受賞)。その後も1980年公開の『フェーム』では興行的成功を収め、1985年の『バーディー』ではカンヌ国際映画祭の審査員特別グランプリを受賞。1988年の『ミシシッピー・バーニング』では再びアカデミー賞にノミネートされた。その後、英ディレクターズ・ギルドの設立に関わり、英フィルム・カウンシルの会長も務めた。1990年代後半には英映画協会(BFI)の会長を務め、1995年には大英帝国勲章司令官(CBE)、2002年にはナイトの爵位を受けた。2013年にはBAFTAから最高の栄誉とされるフェローシップ賞を贈られた。
妻リサ・モーラン=パーカーとの間に5人の子供、7人の孫がいる。
音楽界にも携わり、プログレッシブロック・バンド「ピンク・フロイド」の大ヒットアルバム『ザ・ウォール』を、1982年『ピンク・フロイド ザ・ウォール』のタイトルで映画化。
小説家としても、Puddles In The Lane、The Sucker's Kissなどの作品を発表している。
2020年7月31日、76歳で病没。
主な作品
監督
- ダウンタウン物語 Bugsy Malone(1976年、兼脚本)
- ミッドナイト・エクスプレス Midnight Express(1978年)
- フェーム Fame(1980年)
- シュート・ザ・ムーン Shoot the Moon(1982年)
- ピンク・フロイド ザ・ウォール Pink Floyd The Wall(1982年)
- バーディ Birdy(1984年)
- エンゼル・ハート Angel Heart(1987年、兼脚本)
- ミシシッピー・バーニング Mississippi Burning(1988年)
- 愛と哀しみの旅路 Come See the Paradise(1990年、兼脚本)
- ザ・コミットメンツ The Commitments(1991年)
- ケロッグ博士 The Road to Wellville(1994年、兼脚本・製作)
- エビータ Evita(1996年、兼脚本・製作)
- アンジェラの灰 Angela's Ashes(1999年、兼脚色・製作)
- ライフ・オブ・デビッド・ゲイル The Life of David Gale(2003年、兼製作)
原作・脚本
- 小さな恋のメロディ Melody(1971年)
著書
長篇小説
- Puddles In The Lane(1977年)
- The Sucker's Kiss(2003年)
関連文献
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/12 09:04 UTC (変更履歴)
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