カンヌのオークションで「エミリー、パリへ行く」シーズン5の出演権が高額落札

第77回カンヌ国際映画祭中に開催されたamfAR主催のチャリティイベントで、Netflixの人気ドラマ「エミリー、パリへ行く」のシーズン5の出演権がオークションにかけられ、25万ユーロ（約3800万円）という高額で落札された。米バラエティが報じている。

「エミリー、パリへ行く」は、米シカゴでマーケティングの仕事に励んでいたエミリー（リリー・コリンズ）が、思いがけずパリで念願の職を手に入れ、仕事に恋に友情に全力投球の夢の海外生活を開始する、という1話30分のロマンティック・コメディ。「セックス・アンド・ザ・シティ」のダーレン・スターが企画・制作総指揮を務めている。

今回のオークションで落札者に与えられるのは、シーズン5での端役とロサンゼルスで行われるシーズン4のプレミアへの参加権だ。ただし、Netflixはまだシーズン5の制作を正式に発表しておらず、あくまで「シーズン5が決定した場合」という条件付きでのオークションとなった。

それでも、25万ユーロという高額な落札結果は、「エミリー、パリへ行く」の根強い人気を示す証左と言えるだろう。シーズン4の前半は8月15日に、後半が9月12日に配信される予定だ。

落札金は、amfARを通じてエイズ撲滅のための研究資金として活用されることになる。amfARは、1985年に設立された非営利団体、米国エイズ研究財団（American Foundation for AIDS Research）の略称。エイズの治療法や予防法の研究を支援するとともに、感染者の権利擁護にも尽力している。毎年カンヌ国際映画祭の期間中に、著名人を招いてチャリティイベントを開催することで知られる。