銃暴発事件の武器担当に有罪判決
2024年3月8日 19:00
撮影現場で実弾の入った銃が発砲され、スタッフ2人が死傷するという痛ましい事件を起こしたインディペンデント映画「Rust(原題)」の武器担当者に、有罪判決が下った。
2021年10月、「Rust(原題)」に主演するアレック・ボールドウィンが撮影中に小道具の銃を発砲したときに事件が起きた。助監督はボールドウィンに実弾は入っていないと説明していたが、リハーサル中にボールドウィンの銃から実弾が放たれ、撮影監督のハリナ・ハッチンズさんを直撃し、ハッチンズさんは死亡。また、ジョエル・ソウザ監督も被弾している。撮影現場では、空砲と5発の実弾が発見されているが、それらがどのようにして現場に持ち込まれたのかは依然として謎となっている。
検察側は武器担当者のハンナ・グティエレス=リードが火器と弾薬の取り扱いに不注意であったと主張し、弁護側は安全意識が低かった製作陣の身代わりにされていると反論。だが、グティエレス=リードは過失致死で有罪となり、最大18カ月の懲役刑が言い渡された。なお、主演のボールドウィンも過失致死の罪で再起訴されている。