山下智久、日本人初の“名誉マスター・ソムリエ”に! 「神の雫」仏大使公邸イベントで「日本とフランスの架け橋になれるように」
2023年10月5日 15:00
世界中で愛され、ワインブームに火を付けた亜樹直による伝説的人気コミックを、山下智久主演で実写化したHuluオリジナル「神の雫 Drops of God」。日仏米共同製作の国際連続ドラマとして大胆に脚色し、日本とフランスを舞台にしたことから、10月4日、フランス大使公邸で「神の雫 Drops of God」配信記念日仏文化交流イベントが開催され、山下智久、フィリップ・セトン駐日フランス大使、亜樹直名義で活動する姉弟ユニットであり原作者の樹林ゆう子氏、樹林伸氏、制作総指揮クラウス・ジマーマン氏が出席した。
本作で山下は、約10カ月にも及ぶ初の海外長期撮影を経験。聡明なワイン評論家・遠峰一青役を演じるにあたり、「日本でワインの勉強をして挑みましたが、実際にフランスでも有名なソムリエの方におすすめのワインを教えてもらいながら、人生で一番ワインを飲みました。ぼく自身もワインに恋をして、帰国してからセラーも購入しました」とどっぷりとワインの魅力にハマったと明かす。
本作でフランスのワイン文化への大きな貢献を果たした山下と原作者・亜樹直氏は、フランスソムリエ協会から日本人初の“名誉マスター・ソムリエ”に認定された。山下は「日本とフランスの架け橋になれるように引き続き、勉強していきたい」と抱負を語る。さらにこの日は、山下と仏大使館シェフとのコラボメニューがお披露目された。山下が旬の秋の食材をリクエストし、シェフがキャラメリゼの下にムール貝とフランス産のポルチーニ茸、酸味のきいたフレッシュチーズ、食用花をあしらった、見た目も美しい一皿を考案。山下によって「海と山の花の雫」と命名され、山下がフレンズ オブ ザ ハウスを務めるモエ・エ・シャンドンのシャンパーニュと共に、イベントを訪れた関係者や報道陣にもふるまわれた。
Hulu海外ドラマランキングで連続で1位を獲得、国内外でますます反響が大きくなっている本シリーズについてセトン大使は、スリリングな展開に引き込まれ、ほぼ徹夜で一気見したことを明かし「新しく生まれ変わった上質なワインのように繊細で複雑なブレンドです。原作は日本の漫画、フランスとベトナムのシナリオ作家、日本語と英語、フランス語を話す国際的なキャスティング。フランスと日本の壮大な舞台設定。様々な要素が大イベントとして形成されている」と作品の魅力を語った。
制作総指揮のジマーマン氏は、6年もの歳月をかけ映像化し、日本での配信開始に喜びもひとしおの様子。「まずはワインに関する話がこんなに複雑に表現され、想像できない話を生み出したことが日本のスピリットです」と原作へ敬意を表し、「日本とフランスの共通の認識に、食やお酒に対しての最高のものを目指していることだと思っています。それが本作ではワインを通して表現されていると思います」「企画は困難なものに思えましたが、Hulu Japanに相談したところ即決で話に乗ってくれて、素晴らしい信頼関係を築くことができました。共同制作ができたことは私にとっても大きな喜びです」と笑顔を見せた。
原作者の二人は、フランスでの漫画のヒット、そしてドラマの感想を「ワインが好きでこの作品を書いているんですが、その本場で多くの方に読んでいただけているのは、なんとも言えない喜びがある」(伸氏)。「日本語とフランス語が混ざっていると不思議に思えるが、言語の壁を超える真ん中にワインと漫画がありました」(ゆう子氏)と喜びを語り、「なんと幸せな作品なんだとつくづく感じております。実は遠峰一青の娘を主人公にした新しい漫画も始まっておりますので、ぜひこちらもご覧ください」と漫画の続編をアピールした。
Huluオリジナル「神の雫 Drops of God」(全8話)は、原作漫画の中心を担う男性キャラクター=神咲雫をフランス人女性・カミーユに置き換えると同時に、山下が演じるワイン評論家・遠峰一青(とおみね・いっせい)を“新たな主人公”に設定。世界的ワインの権威アレクサンドル・レジェが遺した総額160億円にも及ぶ“世界最大のワインコレクション”の相続権をめぐり、国境を越えたワインテスト対決に挑んでいくアレクサンドルの弟子・一青と、アレクサンドルの一人娘・カミーユ――“ワインに運命を翻弄される男女”を軸に、“時代と国境を越えた華麗で芳醇な人間模様”を壮大かつ細やかに描出する。
現在第4話まで独占配信中、10月6日に第5話が配信スタートする。
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