菅田将暉、山田洋次監督との稽古は“奇跡的な時間” リテイクには「マジか」

2021年6月28日 18:42


撮影を振り返った(左から)山田洋次監督、菅田将暉
撮影を振り返った(左から)山田洋次監督、菅田将暉

松竹映画の100周年を記念し、人気作家・原田マハ氏の小説を映画化した「キネマの神様」の完成披露試写会が6月28日、都内で行われ、菅田将暉永野芽郁野田洋次郎北川景子寺島しのぶ前田旺志郎宮本信子山田洋次監督が登壇した。

本作は、かつては撮影所で働き、何よりも映画を愛していたが、家族には見放されたダメ親父のゴウを主人公に、時代を超えて繰り広げられる愛と友情の物語。ゴウ役は当初、志村けんさんが務める予定だったが、志村さんが新型コロナウイルス感染症の肺炎により降板。後に死去したことから沢田研二が意思を継ぎ、代役としてゴウ役を務めた。

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撮影が中断したことを振り返った山田監督は「一時はどうしようと呆然としていたけれど、沢田研二さんがピンチヒッターに立とうと決心してくれた。大変な出来事を経て、別の要素を持って出来上がったことを思いながら見てください。そして、志村けんさんのことも思い出してください」と呼びかける。

若き日のゴウを演じた菅田は、志村さんの本読みを見学してから撮影に入ったといい、「沢田研二さんの演じたゴウを見たときに、僕は勝手に志村さんを感じました。確実にいろんなものが残っていて、ほかにない映画になっている」と手ごたえをにじませる。

続けて、菅田は初参加となった山田組について「リテイクがあるという話を聞いていまして。前日に撮影したことをまた撮影したいと。よくないことに聞こえるかもしれないですが、僕らからしたらもう一回求めてもらえるということがすごく嬉しかったです。『菅田くん、昨日撮ったシーン、ゴウはもっとこうなると思うんだ』って言われて、山田さんと稽古をしたのは奇跡的な時間で、幸せでした」と喜びを噛み締めてから、「(リテイクは)マジかって思いましたけれど」と付け足し、隣の山田監督を笑わせた。

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撮影中、子どもを授かっていたという北川は「監督に一番にお伝えしたときに、『いいお母さんになってくださいね。子どもを持つ経験が女優をやっていく糧になって成長していくと思う』という言葉をかけていただいて、嬉しくて涙が出ました」と告白。また、寺島も「現場で悩んでいた時、監督が来て『あなたで良かったと思います』って背中をポンッて叩いてくださった。監督って人を褒めてくれそうな感じではなかったので、そこからガーって涙が止まらなくなってしまった。女優人生で大切な宝物になりました」と、山田監督の優しい言葉に感謝していた。

キネマの神様」は、8月6日から公開。

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