玉木慎吾&舞川あいく“もうひとつの故郷”台湾に思い馳せる
2017年8月3日 23:30

[映画.com ニュース] 沖縄・石垣島に移り住んだ台湾移民たちをテーマにしたドキュメンタリー「海の彼方」の試写会が8月3日、東京・虎ノ門の台湾文化センターで行われ、出演したミュージシャン・玉木慎吾(SEX MACHINEGUNS)、モデルでフォトグラファーの舞川あいくが出席した。
本作は、石垣島へ渡った台湾移民である玉木の祖母・玉代さんを中心に、玉木家の歴史を辿りながら、日本と台湾の関係性を掘り下げていく。台湾移民の第3世として生まれた玉木は、“3世代の間にある隔たり”について触れ「お父さんの世代から、おばあちゃんは台湾語を使わなかったので、僕の世代には台湾語はとどいていない。おばあちゃんは僕に日本語で話すので、台湾語をしゃべる環境ではなかった」と振り返る。
台湾人の両親のもとに生まれた舞川が、「家では台湾語と日本語が混ざり合いながら会話をしています」と明かすと、玉木は「うらやましいですね」とこぼす。祖母・玉代さんとは「普段は日本語で話しています」と言い、「絶対しゃべってくれない。教えてもくれない。僕のお父さんの時代は、いじめられていたらしいんです。そういったこともあり、おばあちゃんは子どもがいじめられないように、あえて教えなかった。台湾人であることを隠そうとしていた。だから僕らにも、そういう風に接してくれているのかな」と感慨深げに語った。
「両親を誘って3カ月に1回くらいのペースで台湾に行くようにしています」という舞川。「台湾と日本を行き来しているので、どちらも故郷。台湾に帰ったら家族がいるし、懐かしい匂いがする。ルーツなんだなって気がする。日本は私の生活の全てがある。どちらの文化も大切だし大好き」と“2つの故郷”への思いを明かした。
本作出演を機に、さらに台湾への思いを深めたという玉木は、映画を見た感想を問われ「僕の家族というか、おばあちゃんが主役の物語。家族のことをたくさんの方に見ていただけることが、ちょっと不思議な感じではあります。嬉しいことでもあるが、(台湾移民の)歴史に僕ら家族が絡んでいるという意味では、いろいろな役目を背負わなければいけないとも思った」と話す。そのうえで、「いろんな気持ちで見ていただければ」と呼びかけた。
「海の彼方」は8月12日から東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
コート・スティーリング
【些細なことで人生詰んだ】俺がなにしたっていうんだよ…イカれた爽快カオスを食らうオススメ作!
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
筋肉・秒殺・脱獄・名作でストレス即・爆・散!!
【全部無料の神企画】最強映画フェスで自分を劇的チェンジ!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!!
提供:BS12
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
こんなに面白かったのか――!!
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「早く教えてほしかった…」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
映画を500円で観よう
【2000円が500円に】知らないとめっっっっっっっちゃ損 絶対に読んでから観に行って!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー