iPhone 5Sにハリウッドが期待する理由

写真：ロイター/アフロ

［映画.com ニュース］　米アップルが間もなく発表する新型iPhoneに、ハリウッドが大きな期待を抱いているとハリウッド・レポーター紙が報じた。

アップルは、9月10日に新型iPhoneを2モデル発表すると言われているが、ハリウッドが注目しているのはiPhone 5の後継となる最新鋭モデル（通称iPhone 5S）ではなく、iPhone 5Cという名前で噂されている廉価版だ。iPhoneは世界中で大ヒットを記録しているが、インドや中国といった巨大マーケットではその値段がネックになっている。

廉価版が発売されれば、iPhoneが爆発的に広まり、アップルのオンラインストアであるiTunesを通じたセールスのアップが期待できると想定してのこと。ハリウッドのメジャースタジオはすべてiTunesにコンテンツを提供しており、現時点で10万本以上の映画やテレビが販売されている。iTunesで発売されている動画や音楽、書籍などのコンテンツの売り上げは、2012年が81億ドルだったのに対し、13年は96億ドルに伸びるとみられている。なお、コンテンツ提供者は収益の7割を受け取ることになる。