辛酸なめ子、インドのスター・ラジニカーントにほれぼれ
2012年5月29日 20:00
[映画.com ニュース] 公開中のインド映画「ロボット」の大ヒットを記念し5月29日、コラムニストの辛酸なめ子が、都内の劇場でトークショーを行なった。
全世界で累計興行収入100億円突破という大ヒットを記録している本作。精巧に作られたロボットが、人間の気持ちを理解できるようになったため恋に落ちるが、失恋したことで怒りに火がつき、街を大騒動に巻き込んでいく姿を描く。
インド伝統のサリー姿で登場した辛酸。これまであまりインド映画を見たことはなかったそうだが、「インド料理屋で流れているインドのDVDを見るのは好きだし、代々木公園とかで行われるインドフェスとかはよく行きます」と“インド愛”をアピール。さらに、「アーユルヴェーダ(インドの伝統医療)が好きで、その教えに従って先日の金環日食は見ませんでした」と語った。
本作について「6~7本の映画を見たような充実感がある」と絶賛。特に主演のラジニカーントをいたく気に入ったようで、「口角が上がっていて、笑顔に癒される」「60代には見えない」とぞっこんの様子。鑑賞後に自らネットでラジニカーントについて調べたといい、「ネットに住所や電話番号まで載っていました(笑)」と明かした。また、慈善事業にも積極的なことに触れ「(恋愛対象の)男性というより聖人。サイババのような存在です」と最大限の賛辞をおくった。
この日は、インドでの映画公開時の熱狂的な様子を伝えるニュース映像が流された。劇場の内外で歓声をあげてはしゃぎまわる人々の姿、ファンの声に笑顔で応えるラジニカーントに「もはやカリスマを超えてテロの首謀者みたいになっていますね(笑)」と驚いていた。
なお現在公開中の「ロボット」に加え、6月1日からは現在のものよりも約40分長い「ロボット 完全版」が2週間限定で公開される。