「マチェーテ」ダニー・トレホが「みうらじゅん賞」受賞に大喜び

［映画.com ニュース］　ロバート・ロドリゲス監督、クエンティン・タランティーノ製作の「マチェーテ」に主演したダニー・トレホが、「第13回 輝く！みうらじゅんアワード」を受賞し、コメントを寄せた。

同賞は、漫画家のみうらじゅんが1994年に創設し、毎年その年度にみうらの心を震わせた著名人を発表するもの。トレホは、カエル型のトロフィーを手に「今回このような素晴らしい賞を受賞でき本当にうれしいよ。撮影はハードだったけど、共演者やスタッフと全身全霊をかけてつくったオレの大好きな映画さ」と受賞の喜びを語った。

同作は、ロドリゲス監督とタランティーノが、B級映画へのトリビュートとして手がけた「グラインドハウス」のなかで上映されたフェイク・トレイラー（実在しない映画の予告編）を長編映画化。かつてメキシコ政府のもとで働いていた殺し屋マチェーテが雇い主に裏切られたことから、復しゅうのために戦う姿を描くアクションサスペンス。元囚人のトレホが主演を務め、ロバート・デ・ニーロ、ジェシカ・アルバ、ミシェル・ロドリゲス、スティーブン・セガール、リンジー･ローハンら豪華俳優陣が出演したことも話題となった。

みうらは「『マチェーテ』を上映する映画館は、気持ちいいくらいカップルがいなかった。都内では2館しか上映していないということもあり、ダニー・トレホのルックス・マニアばっかりでギューギュー」と述懐。さらに、「悪い男の嫁と娘をプールの中でメロメロにさせているトレホの姿に心底、笑った。こんなに笑ったことなんて、ここ数年なかったよ。ありがとう。それにしてもトレホがロン毛である理由がわからなくて良かった。オレもこの先、ジジィになってもトレホでいくよ。トレホで」と、トレホの演技を絶賛した。

「マチェーテ」はブルーレイ、DVDが現在発売中。