加藤ローサ、“父親”宅麻伸が「嫁に出しません!」

2010年9月18日 22:19


ドラマ放送を経て劇場公開
ドラマ放送を経て劇場公開

[映画.com ニュース] 宮部みゆきの長編デビュー作を映像化し、今年2月にWOWOW「ドラマW」枠で放送された「パーフェクト・ブルー」が9月18日から全国5スクリーンで劇場公開。同日、主演の加藤ローサ中村蒼宅麻伸石黒賢下山天監督が東京・角川シネマ新宿で行われた初日舞台挨拶に立った。

将来を嘱望されていた高校球児が何者かに殺害される事件が発生。探偵事務所の加代子(加藤)はもともと捜索を依頼されていた被害者の弟・進也(中村)の殺人容疑を晴らすため、父親で探偵事務所所長の浩一郎(宅麻)、愛犬のマサと真相解明に乗り出す。

サスペンス作品に初出演した加藤は、「1年前に撮影した作品が、こんな大きなスクリーンで上映されるなんて、懐かしくうれしい気持ちでいっぱい。絡まった糸が解けていく感覚を楽しんでいただきたいです」とアピール。中村は「撮影中から、もしかしたら劇場公開されるかもしれないと聞いていたので、現場がより一丸になって頑張れた。金髪にも初挑戦したので、新しい自分を見てもらえれば」と感無量の面持ちだった。

劇中では宅麻と加藤、石黒と中村が親子役で共演。宅麻は「とってもいい娘。絶対、嫁には出しません!」と加藤にベタ惚れ。一方の石黒は、高校生だった中村と共演経験があり「たった2年前なのに、大人っぽくなりすっかり俳優の顔になったな」と感慨深げだ。

下山監督は「宮部さんの原作がもつ重厚で骨太な世界観に、若い2人(加藤と中村)の成長や心の再生をどうミックスさせるか、時間をかけて練り上げた」。見どころはキャスト陣の丁寧なキャラクター作りだといい、「それだけでも存分に引き込まれるはず。そして、スタッフも相当いい仕事をしてくれた」と自信に胸を張っていた。

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