クリストファー・リーブ、死去
2004年10月12日 12:00
映画「スーパーマン」シリーズの主演俳優として知られるクリストファー・リーブが、10日、心不全のためニューヨークの病院で死去した。52歳だった。
リーブは、9日に自宅で心停止してそのまま昏睡状態に陥り、病院に運ばれたが、意識が戻ることはなかったという。
95年6月、リーブは落馬事故で脊髄を損傷し、首から下の自由を失った。しかし、懸命にリハビリを続け、翌96年にアカデミー賞授賞式に出席。98年には「裏窓」のテレビ映画に車椅子の主人公として出演し、SAGアワードを受賞。TVシリーズ「ヤング・スーパーマン」にもゲスト出演していた。また、自分と同じ境遇にある人たちを救うため、クリストファー・リーブ麻痺基金を設立。胚幹細胞の研究など先端医療への財政支援を求め、政府に対し積極的にロビー活動を行っていた。