ジョン・ウー監督、任天堂の人気ゲームを映画化
2004年4月13日 12:00
ジョン・ウー監督が、任天堂のアクションゲーム「メトロイド」の映画化権を獲得した。今後はシリーズ化も視野に入れ、映画化の準備を進めていくという。監督自身が設立した製作会社タイガー・ヒル・エンターテインメントの社長であるブラッド・フォックスホーベン氏が、7日、「メトロイド」の映画化について任天堂とライセンス契約を交わしたと発表したもの。ジョン・ウー自らが監督を務めるかどうかは不明だが、06年の公開を目指すという。
「メトロイド」は、ファミコンのディスクシステム版ソフトとして86年に初登場、濃密なSF世界を舞台にした独特の世界観が人気で、現在までに5作が発売されている。第1作目のストーリーは、パワード・スーツを身にまとったサムス・アランというバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)が、宇宙海賊の地下要塞およびマザーブレインを破壊するために戦うというものだった。映画では、主人公サムス・アランの生い立ちや、メトロイドやマザーブレインとの戦いを描くものになりそうだ。ちなみにメトロイドとは、他の生物にとりついてエネルギーを吸いつくしてしまう謎の生命体のこと。
最近のジョン・ウー監督はどうやら、映画よりもテレビゲームに夢中のようで、タイガー・ヒル・エンターテインメントでは3本のオリジナルゲームを製作中。ゲーム中に使われる映像はジョン・ウー自身が撮影を手がけるという。