ある閉ざされた雪の山荘でのレビュー・感想・評価
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東野圭吾作品が…
あくまでも私の個人的な感想です。
単純に演出を舞台風にしてるせいだと思いますが、演技の上手い人たちまで全体的に白い野菜に見えてしまってかなり勿体なく感じました。単調な言い回し、大声で叫ぶような舞台風演出、恐怖や不安の表現はオーバー過ぎる演技のパターン化により…気が付いたら何度か寝てしまい、制作の皆様には大変申し訳なく思っています。
なぜ舞台風演出をこの映画でやらないといけなかったのか謎は深まるばかりのミステリーです。実際は舞台でもやってるしこれなら舞台でやればいいのになとも考えたりしましたが、きっと何か仕掛けがあるはず。
設定、展開、カメラワークに関してはいい感じに演出した東野圭吾原作のドラマや映画が幾つもありました。なぜこれほどのキャストと原作が揃っててこういう映画になったのか更なるミステリーが止まりません。
演者ではなく、制作サイドの演出とカメラワークの画角設定にミステリーの原因があったのではないかと考察サイト作りたくなる衝動に駆られますが作りません。
監視カメラ視点を演出して、視聴者が俯瞰して覗き見する設定を制作側は面白いと思ったのか、はたまた犯人の視点を視聴者にみせたかったのか。やろうとしてる事は分かっても、そこから伝えようとしてる事は視聴者には伝わったのか否かも更なるミステリーです。
原作のストーリーに関しては、逆恨みにしてはやり過ぎじゃないかと思いました。が、大した事ない悪ふざけのつもりが、人の人生を奪ってしまう程の大変な事態に発展してしまう。ぺろぺろ事件にも通ずるような、そういう事は日常の中にいくらでも転がっているんだぞ!というメッセージのようなものがヒシヒシと伝わり勉強になりました。
三重構造設定に関しては、三文芝居のようでちょっと笑いながら見ることが出来ましたが、設定で驚くこともなくサラッと終わってしまい…未だ他でも使われる程の原作なだけにミステリーが止まりません。
単純に映画として数千円を払えるか私個人としては難しいなと感じました。大ヒットで話題になっているという噂が視聴後も全く理解できておりませんが、大ヒットした理由が知りたい所です。
私が個人的な感想を言うとしたら、推しの俳優さんをファンが観に行く映画かなと思います。エンドロール選曲も、タイアップがあるのはわかりますが世界観が変わっちゃったなって思いました。
逆恨み
犯人探しはミステリーの醍醐味なのに、まさかのアリバイ無しによる特定とは…。殺人も「本当にあったの?」と思いながら話が進んでいくし。
3重(4重?)構造というところが面白かったが、殺人の動機が共感できなさすぎる。下半身不随になったのは、どう考えても轢いた車が悪いだろうに。逆恨みもいいところ。
どなたか書かれていましたが、本で読んだ方が良さそうな作品ですね。
色々と中途半端で
原作未読。
映像化不可の宣伝文句で、凄いトリックなのか、エグい内容なのかと思ったら、「はぁ?」。でっ、見終わった後にググったら原作が叙述トリックで進行しているからなのね・・・でも、叙述トリックの代名詞でもある「アクロイド殺し」やそれ以降の叙述トリック作品も幾つも映像化してるしなぁ・・・。まぁ、原作はもっと複雑な作りなのかもしれない。
でっ、映画はいきなりバスの中で目隠しされている登場人物たち。行き先不明なんだと思ったけど、どう見ても路線バス・・・他の乗客がいないから良いけど、居たら「止めてください」って運転手に言われてるよなぁ。それに下車したら途端に目隠しして歩いて山荘まで。目隠しは何のため?
劇団の次作の出演者選考の為と言う名目で劇団員から6名、そして外部から1名が参加。
が、山荘で過ごす、まして初日の夜、つまり翌朝に参加者一名が殺されたと劇団主幹からのアナウンス。が、死体は無い。そして、そのまま選考は続く。
これって、ミステリー作家育成教室じゃなく、芝居の役者選考なのに、なんの意味が?
一人だけ劇団員以外が選考に参加して、彼が探偵として解決するんだけど、彼が解決出来なかったらどうしてたんだろう?他のレビューでも有るけど、そもそもの動機が逆恨みと言うか八つ当たり。
山荘で言い合っていた、女優が枕で役と取ったとか、親が劇団のパトロンだから役を取ったとかの真実は?
犯人が隠れていた場所も、レッスン室の様な場所の壁一面の鏡の中の収納。誰も探さない?トイレとかどうしてた?足悪いんだから、他のメンバーの隙を見てとかも無理だし・・・。
原作では上手く処理してたんだろう・・・多分。
でっ、見終わった後に内容に合わない歌がエンドロールの中で流れる・・・あぁ、主役があの事務所だからね・・・・まだ、そういうゴリ押しするんだ。せめて、内容に合った曲にしようよ。
キャスティングに救われる
まあまあ予想通り、、
期待しすぎてしまったのか、あまり衝撃もなく驚きもなく、。
想像の範疇で淡々と話が進んでいった感じだなぁ。先生も結局なんだったんだろう、
本で読んだらまた違うのかなって思ったので本も読んでみたい!
実写化自体にそもそも無理が…
原作では「地の文が実は登場人物の視点だった」という叙述トリックがキモなわけで、それを実写化するとまあ必然的にそうなるわな、という。
好きなお話だけど、なんでもかんでも実写化しちゃうのは良くないよなぁと感じる。
思ってたよりよい
演劇の人って苦手かもしれない
最後のシーンで車いすからすくっと立って歩きだしていれば100点
映画館で見ようと思っていたが見れず、楽しみにしていた作品だったがどこか期待外れ。
たぶん車椅子の首謀者の復讐計画が逆恨み過ぎて感情移入できないからなのだがこれが復讐に値する仕打ちをされたゆえの計画ならそれはそれで被害者が実は生きていたという展開に納得がいかずどちらにせよ感情移入できなかったと思う。ゆえにここは思い切って全部劇中劇でしたという禁忌を犯したほうがぜっっっっったいいいオチになったと思う。むしろこの作品の流れでしかその禁忌を犯せないとすら思えるだけに残念。いらないチープなお涙頂戴話が作品を悪くした。原作がどうだったのかは知らないが交渉してでも変えるべき。最後のシーンで車椅子からすくっと立って歩きだしていれば100点だったし、記憶に残る映画になってただろう
トリックよりも俳優の演技に注目した
Amazon Primeで鑑賞。東野圭吾氏の原作は読まずというモグリぷりを発揮しつつ、原作とのギャップ論に陥ることはなかった。森川葵ファンとしては演技のボリューム感が舞台ぽくって、あっていると思う。演技のテンションが全体的にちぐはぐなのは、みんなそれぞれの演技プランがあってのことだと思うが。。。岡山天音はヒアリングが難しかった。何回も巻き戻しで観たが聞き取れない箇所あり。字幕もないのでなぁ。
テンポはいい。映画的な痛みを表現するシーンがあんまりないので、死の演出は弱め。
そういう点ではマイルドなので、目を背けたりすることなく観られる映画。
小さな判断が狂っていくと、どんどん結果も狂っていくのだと思う。
女性陣の口の悪さが小気味よかった。女性だからって、お上品にばかり
描くのは嫌いだし、これくらいのコノヤロ感はあったほうがいいと思う。
配信で気楽に観る分にはいいけど、映画館で観るには、主役の旧ジャニタレの求心力は中度半端だし、ミステリーファンには不満足でしょう
東野圭吾のデビュー作なんだと
なるほど、初々しい
そして、斬新
才能を感じさせられます
1992年の作品ですよ
ミステリーと愛情、友情、アオハルを重ねるなんて
なんて
なんと、青臭い
青臭すぎて、恥ずかしげもなく
でも、好きです
まあ、冒頭、目隠ししててもバスから降りたら、停留所名書いてあるし、なんの意味があるんやろとおもいましたが・・・
それに、不幸に落とし入れた人間をもう一度ハメるなんて・・・
あの後、どうするつもりだったんだろう
無理やり感動ストーリーに持っていくには無理がある
勢いも実力もある若手を集めましたね
個人的に注目はワイルドスピード森川ですけど
はい、あのマルチな才能に惚れ込んでます
リスペクトしているといっていい
カノジョは神にギフトをいくつも貰った特別な人間です
羨ましい
中条あやみの空手がただのアドリブでストーリーに関係しなかったのは残念
しかし空手道場の娘です
”よ~いドン”の”となりの人間国宝さん”で円広志の頭上を軽く超える回し蹴りをはなった実力は健在でした
演劇でもやれる実力者が多いのに、なんで主役がWESTの重岡大毅なんだ
演技は少しマシになったし、色々な役に挑戦しているけれどね
もともと、明るいだけのアホな愛されキャラクターしか出来ないんだから、場を壊してしまった
エンディングのWESTの曲で始めて、ああ旧ジャニーズの映画だったんだと気が付きました
ストーリーは良かった
四重構造でした
森川葵の怪演が成立させたプロット
タイミングを逸して見逃した本作を配信で補完。ミステリとしては肩透かしだが、三重構造はメタ構造にも凝るミステリっぽさを感じる。殺人が芝居というオチ自体は既視感があるが、監視している麻倉雅美(森川葵)には真の犯行と思わせたいという縛りが、共犯者(共演者)どうししか居ない場面でも、芝居を続けた説明になってたりもする。3人居なくなるか、誰も居なくなっていないと分かる終盤では、序盤での「そして誰もいなくなった」の提示がお洒落なフリにも感じられた。
キャストの要は間違いなく森川葵。圧倒的なパフォーマンスにも関わらず、オーディションに落ちた麻倉雅美が全ての発端。「圧倒的な演技」とト書きに記すのは容易いが、実際に演じる役者のハードルは高い。だが、森川葵は見事にそのハードルをクリア。あのパフォーマンスなら、落選に絶望するし、役者仲間は嫉妬するし、下半身不随になっても舞台への復帰を仲間に望まれる事に違和感がない。最終盤、場面が突然舞台に移る演出は好みが分かれそうだが、麻倉雅美が生きる望みを取り戻した大団円が嬉しく安堵した。
ツッコミ出すとキリがないので控えるが、1点だけガス抜きしたい。本多雄一(間宮祥太朗)は雅美の為に殺人を擬装するが、全て思惑通りにいって何が成し遂げられたのだろう。3人が地方や海外に逃亡せず、雅美の生活圏で活動すれば、雅美に嘘は程なくバレただろう。3人は殺される芝居に付き合ったとしても、生涯雅美の目を避ける逃亡生活をする覚悟があったとは思えない。3人が謝って丸く収まるなら、今回のような騒動を起こす必要はなかった。
思っていたよりよく出来てた
65点
映画評価:65点
まず、普通に面白かったです。
ここからは、
一部ネタバレを書いている可能性があります。
重要な点ではないとは思いますが、自己責任でご覧下さい。
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冒頭からずっと疑問だらけで、
これは本当に成立するのか?という
視聴者目線の不安を隠せない程度には心配でした。
その不安の一部を紹介しますと…
いきなり目隠しでスタートするんですが、
その割にバス亭では目隠し外しても良くて
場所を隠す気があるのか、ないのか。
他には雪山での殺人事件という想定で演技する
最終試験なのに誰も演技してない。
それどころかベランダでラジオ体操までして
危機感も、緊張感もない。
これらが積み重なり、ずっと不安でした。
もう観るのをやめてしまおうかと考えるくらいには
ですが、最後まで見て安心しました。
おざなりな所も含めての設定であり、
しっかりと納得のいく結末になりました。
むしろ、おざなりだったからこそ良かったとも言えます。
それがヒントでもあり、矛盾点でもありました。
正直、私は真相寄りで見ていたので
それほど驚きもしなかったし、納得する事も出来ましたが
殺人事件の犯人を見つけるぞ~と気合いを入れて観ていると、
スカされて、腹立つ人も出てくるかもしれません。
人を選ぶ作品ですので、
肩に力を入れずに気楽な気持ちで見ることをオススメします。
作者がマダミスに影響受けたのかな~?と妄想しながら見れて私は楽しかったです。
ご興味ありましたら、
是非見てみて下さいね。
【2024.4.8観賞】
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