「少年とロボットのタイトルに偽りなし」メカバース 少年とロボット 切り身さんの映画レビュー(感想・評価)
少年とロボットのタイトルに偽りなし
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壮大な世界観の割に内容は非常に局所的というか地味
これがUSA製だったら火星帝国を滅ぼす所だったと思うけれど……
まぁ、そこはリアル寄りでそんな事もなく主人公が小隊入りする所で
終わり、少年とロボットのタイトルまさしくそのままの意味だった
メカのアクションは重厚感はあるものの、大部分が偵察機と訓練風景なので
物足りなさは否めない
登場人物は主人公と筋肉と一番野郎とチーフとキャプテン以外はマジ空気
というかそれぞれの個性を生かす展開が欲しかった感
主人公はなんか小さい頃受賞してたしそれに筆記テスト一番っていう
頭脳を生かして……みたいな
ロボットとの絆の物語というテーマも自分としては好きなジャンルではあったが
お国柄なのかそこら中で笑いを取るスタイルなので
どういう感情で見れば良いのかよくわからなかったそのお陰かイマイチ感情移入し辛かった
最後のバナナの皮を投げ合うシーンは嫌いじゃなかったが……
監督をとりまく環境込みで考えると夢のある作品だったとは思う
しかし登場人物を含めてほぼアジア人だらけの所に
巨大ロボットというファンタジーさとの剥離を見て
例えばハリウッド作品でいう白人黒人の登場人物で
日本人として自分は画面を通しての非現実感を覚えていたのだと改めて認識した
(これがメカコーポ・シンガポール支部とかのお話だったらまたこうは思わなかった)
まぁこういう一種のミニマムな話もたまにはいいかなと思ったのも事実
なので☆3
あと火星ロボはギルガザムネかなにか?(火星帝国はギガノスだった……?)
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