「おかわり鑑賞したら、面白さが分かった」恋脳Experiment　ひろ702さんの映画レビュー（感想・評価）

「サマーフィルムにのって」の３人組の女子高生のうちの1人、祷キララさんの主演作。共演した河合優実さんの「ナミビアの砂漠」といろいろと共通点を感じる。まず監督が若い女性であるということ。原作は特にない作品で自分の思いがかなり濃厚なある意味自伝的な作品であるということ。思うようにいかないヒロインは徐々に壊れていくということなどがあると思います。しかし、「ナミビアの砂漠」の河合さんが時に暴力的、破滅的になっていくのに対し、祷キララさんはそこまで暴力的にはならない。やはり、表現者として思いを吐き出す場を持っている分、まだマシということのかな。それにしても「のど自慢」の中の祷キララさんの歌最高です。怨み節上手すぎです。そしてそのテレビが写し出されている中華料理屋のアルバイトらしき女の子のバイトテロぶりもイイ味(塩味か?)出しています。まさか監督さん自身の経験ではないでしょうね。(笑)
別の話です。鑑賞後、某ミニシアターの方とこの映画について少し立ち話をしました。
「いい映画なのに上映館が少なくて残念」とのことでした。私も同意します。