星つなぎのエリオのレビュー・感想・評価
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夏休みの子どもとのお出かけ用
大人だけで見たら評価厳しくなるのは当然の子ども向け作品。
兄が死んで甥を引き取った独身女性と 親の死から全く立ち直らない少年エリオ。
字幕でなく吹き替えで見たので 文字も日本語だったから
砂浜に書いた文字が日本語だったのは そのインパクトが必要なこの作品においては重要だった。
子ども向けなのに 単純な私は一瞬うるっとする場面もあったりで満足な作品だった。
一緒に行った9歳は 身じろぎもせず 一心にスクリーンを見つめていた。
大きくなったものよ。
イマイチ
素晴らしき空想世界をあなたへ
自分が置かれた境遇に絶望した時、一度は夢見たことがある「ここではないどこか」へ憧れる強い気持ち。
そんな「どこか」へ観ている人を連れて行ってくれる素晴らしい映画でした。
幼少期に大人の都合を突きつけられることは誰にでも経験はあるはず。でも、そんな大人だって社会の仕組みの中で逆らわずに幸せを求めて生きているからこそ、子供を犠牲にしてしまうこともあったりで一体全体、誰のせいなのかやりきれなくなることもある。
現実は「きみはそのままでいいんだよ」「きみはひとりじゃない」とやさしく語りかけて来ることって少ない。だからこそ、この映画を観てほしいなと思います。
私が推したいこの映画の見どころのひとつは、出てくるエイリアンたちがkawaiiからは大きく逸脱したやつらばかり!というところ(笑)
誰かひとりのエイリアンがキーホルダーになっても「え?ちょ〜っと要らないかなぁ⋯」シールなら「え?貼らないでいただけますか⋯」となります(笑)
せめて、グロードンだけでもかわいく!とレビューが見受けられますが、私はあまりそこは感じませんでした。
むしろそういった世界観がとてもリアルで観ている側の感受性をどんどん広げてくれます。
(トイ・ストーリーシリーズより何倍も面白いぞ!)(吹替の俳優さんたちも全員素晴らしい!○○さんより!○○さんはヘタ過ぎて観てられない(笑))
観ていて「子供のときに観たかったなぁ」と強く思いました。
エリオと自身とを重ねて観ている人は羨ましいなぁと。少年少女にこそ観てほしいですし、よくぞ夏休みに公開を合わせてくれましたと感謝です。
まだ分かりませんが、パート2がつくられたりシリーズ化はしないような映画かもしれません。それでも宝箱にしまって、思い出したときに開けるとキラキラと光り輝く素晴らしい映画だと思いました。
この素晴らしき空想世界が明日からのあなたに力を貸してくれることを願っています。
キャラクターかわいかったです
子ども版『三体』、かもしれない
ベイマックスとモンスターズインク、リメンバーミーを足して割ったような話
グロードンのキャラデザくらい可愛くしないと!
地球の外へサマーキャンプ!
「そのままの君が好きだよ」
▼感想
Filmarksの招待でジャパンプレミアにて鑑賞!
ありがとうございました!
周囲と馴染めないエリオが地球の外で出会ったのは、彼と同じく周りと違う価値観を持つグロードン。似た者同土で急スピードで仲良くなる二人!似た者同士だったからこそ、エリオが自分を見つめ直すきっかけになったのかもしれない。二人の友情に感動した...!そして、グロードンのユニークな見た目と可愛い声のギャップに心を掴まれた!
舞台は地球の外のコミュニバース。カラフルでここを満喫するエリオとグロードンをもっと見ていたかった!親元を離れたからこそ気づく家族の絆…エリオと叔母オルガの絆にも目頭が熱くなった。
ワクワクするような展開やクスッと笑えるシーンもたくさんあった!エリオやグロードンを取り巻くキャラクター達も魅力的なキャラばかりだった!
自分の居場所を探し求めるのも素敵だけど、今の居場所で頑張る勇気も時には必要なのかもしれない。その勇気をくれるのは友達や家族....またはエイリアンかも?
▼お気に入りのシーン
エリオとグロードンがコミュニバースで遊ぶところ!
エリオは友達とのグータッチに憧れてたんだね....!
孤独じゃないって気づけるのはほんのちょっとのきっかけ
インターネットの発達、科学の発展に伴って、私たちは世界の広大さを知る反面、自分の存在を矮小に感じてしまうことがある。そんな感情誰しも一度は思ったことがないだろうか。
私はある。
SNSで誰かと誰かが楽しそうにしている。そんな様子を目にしたとき孤独感を覚えることがある。妊娠中で体調が芳しくなく、思うように動けなかった時期、ことさらにそう感じた。
この映画の主人公、エリオが孤独を感じる原因は少し違う。彼の孤独は両親の喪失から始まっている。その痛みから逃れるように、彼は「ここではないどこか」、つまり宇宙にユートピアを探しにいく。
ちょっとした勘違いでエリオは今の自分とは違う、「別の自分」になれる機会を得る。でも、彼が宇宙で出会ったのは、理想の自分ではなかった。
グロードンという存在との出会いを通して、彼は少しずつ気づいていく。
“本当の自分”は、遠く離れた宇宙の彼方にいるんじゃない。
すぐそばにいる誰かとの関係のなかにこそ、自分らしさがあるのだと。
クライマックスにかけての盛り上がりでは、私たちは決して一人ではなく、手の届く範囲に容易く得られる絆があることに気付かされる。その絆はあまりにも近すぎて、気付いていないだけなのだ。エリオの変化は、私自身にも変化をもたらした。
私たちはみんな、どこかで“今の自分じゃダメだ”と思いがちだ。
もっと強くなれたら。もっと楽しく生きられたら。もっと人とつながれたら。
でも、そうやって遠くを見ていると、すぐそばにある優しさや絆を見落としてしまう。
この映画を観終えたとき、私はふと息をついて思った。
「今のままの自分でいいんだよ」と。
そして何より、「あなたはひとりじゃないよ」と、優しく背中を押されたような気がした。
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