劇場公開日 2025年8月1日

星つなぎのエリオのレビュー・感想・評価

全113件中、21~40件目を表示

2.5アイパッチが気になって

2025年8月16日
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観に行きましたが、そういうことですか…
日本人はこの手の主人公にはドラえもんワールドを求めてしまうのでのび太感が少し欲しかったです。しずかちゃんと立ち位置のキャラもいなかったしね。

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michi

3.0少しひねくれた見方をすれば…

2025年8月16日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

癒される

カワイイ

映像が肉感って言うのかね、手足のプニプニした感じに驚きました。こんな技術になってんの?

少しひねくれた見方をすれば
こうして地球外生命体との接触を肯定化して、いよいよ宇宙人👽️の存在がNASAによって公表されるのですね。信じるか信じないかはあなた次第。

人生の過ごし方の多様性が当たり前になって来ているのに家族愛、親子愛をテーマにする事にはどんな狙いがあるのでしょうか?

認められないからと力に物を言わせる態度、ましてや攻撃して壊滅しようなどとは古臭いしディズニーはそれで良いの?分かりやすいから?安直じゃない?

ルッキズムへの抵抗でしょうか。とは言え初見で何の抵抗も無く触れ合ったり口の中に入ったりするのはやり過ぎじゃないか?
どういった表現が良いか分からないけどね。

ミッキー17にも同じ様な地球で言うところのイモムシ、ダンゴムシの異星人でしたが何かの象徴なのでしようか?

キャンプに入れられて、そこでイジメられ暴力を受ける。子供向けの作品でこんなシーンはあってはならないと思います。

でも素直に見れば、良かったね。夢を抱く、夢を叶える、決して独りでは無い!
優しいテーマであるのは間違いない。

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ランタイガ

4.0思ったよりも感動するかも☝️

2025年8月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

ディズニー映画は長期休み期間に見るようにしてて今年はこちらを盆休み中に鑑賞いたしました☝️。
予告編からなんとなく感じてた低年齢層向けなのかな❓っとふわっと思いつつも鑑賞、確かに全体を通してその雰囲気があり、まー主役も小学生ぐらいだしね😁。

物語は主人公が宇宙の科学館的な所で見たプラネタリウムみたいなやつから宇宙に興味を持ち始め現実には居場所がないと感じ始めた彼は宇宙に居場所を求めて宇宙人との交信を始めるってスタートぐらいかな、引き込まれたりワクワクしたりもはなく主人公の心の成長話かな❓っと思ってたらグロードンとの友情的なグロードンと父親との和解みたいな部分に少しウルッとさせられました(笑)、ちょっと予想外でしたので意外にも良かった部分があったから驚きでした🫢。

なのでちょい評価は甘いかもですが🌟4つです‼️。

あー、後キャラクターにメルマックって居たけどメルマック星人❓「アルフ」の星の方じゃなくて❓(笑)

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アスカシン

4.0タイトルなし

2025年8月15日
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ストーリーは予想通りで、悪くはなく、かと言って爆発的に大ヒットの予感とまでは行かない感じ。
でもそこはさすがのPIXAR、映像の美しさや友情や助け合いの素晴らしさを盛り込むことで、充分に楽しむことが出来る作品でした。
ただ大人は、これだけ?感が否めなく物足りない…
でも言い方を変えれば、小さな子供もサクッと楽しめるエンタメとして手軽に鑑賞できる。

良いんだけど今夏は国宝や鬼滅に圧されてしまったなと感じましたが、可愛かったし観て損は無かったので★4にしました。

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mary

3.0絵は綺麗

2025年8月15日
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鑑賞方法:映画館

単純

少年エリオは、何光年も離れた遠い星へ行ける日を夢見て、大好きな宇宙に思いを馳せていた。輝く星々のどこかに、本当の居場所があると信じ、毎晩のように星空を見上げていたエリオの思いが届き、さまざまな星の代表が集うコミュニバースに招かれた。エリオはそこで、心優しいひとりぼっちのエイリアンの少年グロードンと出会い、心を通わせて親友になった。やがて星々の世界を揺るがす脅威が迫るが、その危機を救うカギは、エリオとグロードンが交わした、約束が・・・さてどうなる、という話。

絵は綺麗で良いと思う。
そして、グロートンを可愛いと思えれば良いのだろうが、そう思わなかったから、イマイチに感じた。
もう少しキャラデザインなんとかならなかったのだろうか?
ストーリーはみんな大切、みたいな感じで悪くは無いんだけど、平凡かな。

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りあの

4.0映像がきれいで、子供をより大事に思えた映画

2025年8月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

癒される

周囲になじめない。上手くコミュニケーションを取れない。自分をよく見せたくて本当のことが言えない。大切なものに気づいていない。
誰でも一つは当てはまるような要素を登場キャラクターが持っていて、とても共感できるストーリーでした。
そしてなんといっても絵がきれい。
予告映像でもわかるように主人公は宇宙に行くのですが、夜空や宇宙の美しさ、カラフルな宇宙人たちがとても鮮やかで、素敵な映像でした。
子供と見ましたが、見終わったあと子供を抱きしめたくなる映画だと思います。

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まお

3.0さすがピクサー

2025年8月14日
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さすがのピクサー。映像は綺麗で素敵(宇宙船など)
ストーリーは、なんだこの少年?という第一印象。両親やおばさんについて、もう少し深掘りすればもっと共感できたが、なんでこんなに宇宙への憧れを拗らせたの?おばさんとの繋がりは?と思いつつ、ベタな友情モノの力押しで押し切られた感。嫌いな展開ではないですが。どこかもう少しいじれば、更に良くなったかも?
イモムシくん可愛かったです。

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mz

4.0あなたのことを完全に理解できなくても、私はあなたを愛している

2025年8月14日
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「あなたのことを完全に理解できなくても、私はあなたを愛している」――家族愛の偉大さを描いた映画『星つなぎのエリオ』で、私が最も感動したセリフです。

この映画は、「発信」と「受信」の大切さを改めて教えてくれました。「寂しい」「ここにいてほしい」と言葉にしないといけないことも時には大切ですが、その思いを受け取る“アンテナ”がなければ、相手からのメッセージを感じ取ることはできません。これこそが、コミュニケーションの本質だと思います。

コミュニケーションから生まれるのは、互いを理解し合うことです。しかし、時には理解し合えない価値観や感情もあります。それでも、家族愛には「理解できなくてもあなたが愛している」という特別な強さがあり、その思いが絆を深めていくのです。

『星つなぎのエリオ』の「星」は全人類を、「エリオ」はピクサーを象徴していると、私は感じました。

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ねんね

4.0期待していなかったけれど、良い映画でした

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

癒される

ドキドキ

主役の子のビュジュアルがイマイチ、お友達のグロードンの歯がギザギザ、叔母さんのいう事は聞かないし、何だこの子は!とイライラする子。

だけどクロードンの声が可愛い。本当に子どもの声優さんだったとか。この声で一瞬で好きになった。
そして大冒険。都合が良すぎる筋書きだけど、ほのぼのした。
翻訳して重力を自由にできて、寒さも防げる・・あれは欲しいな。

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hiroko212

3.5絶対にこんなことは起こらないとは言えない

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

「我々は孤独か?」

その問いにはNOと答える。宇宙に、地球以外の星にも生命はいると信じている。

ただ星に生命が宿るのは奇跡的な確率であり、そこには地球を遙かに超える文明があり地球を見つけてやって来る。その日はいつだろう。地球文明が更に発展し、生命のいる星を発見しそこまで行く方が速いかもしれない。つまり、かなり未来。

それなのに憎み合い、壊し合っていてはできないよ。
地球人が飛び立つ日を迎えようよ。

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豆之介

4.5素晴らしい

2025年8月13日
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前評判が悪いのを聞いていたのでほとんど期待せずに鑑賞。結果、すごく面白かった!
映像美にまず圧倒された。エリオが辿り着く「コミュニバース」の描写は、広大で多様な種族が共存する圧巻のユニバース世界。デジタル空間を抜けた瞬間の広がりや光の表現は、とても壮大で鮮やか。
SF好きにはたまらないガジェットも盛りだくさん。ボイジャー号のくだりは感動した。
ストーリーもとても素敵で、胸が熱くなるシーンも多く、心に残る作品だった。

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Yuichiro

3.5⭐︎3.8 / 5.0

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

8月12日(火) @映画館
星つなぎのエリオ
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「自分は必要とされてる」って気付くお話は凄く響くんです🥹がいくら何でもグロードンがグロいどん🤣実に惜しいぜピクサー
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#movie 🎬2025
#備忘録
#星つなぎのエリオ
#映画
#映画鑑賞
#映画レビュー
#映画好き
#映画好きと繋がりたい
#映画好きな人と繋がりたい

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まー。

5.0大人こそ観てほしい!!!

2025年8月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

ディズニー大好き!ってわけじゃないけれど、予告を見て惹かれ、わざわざ前売りまで買って楽しみにしていたこの映画。やっぱりディズニーだな、と思った。観終わったあとの幸福感、心の満たされ具合は、他の映画とはまた違う。子どもでも大人でも、誰もが抱える「孤独」は、この映画を観る前と後ではきっと変わるんだろう。この果てしない宇宙で、エリオが遠い星に住む彼らへ送った「OK, Bye, Love you.」が、この映画を通して私たちにも届いていると思うと、あらためて観てよかったと思う。

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nanasi

3.0孤独な旅人

2025年8月12日
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鑑賞方法:映画館

ドキドキ

ボイジャー もう約半世紀 今も宇宙を旅してるらしい。You are not lost. You are just finding your way. どこの世界でも 居場所は自分で作っていくんだね。クローン粘土の執着の無さは 可笑しくもあり 不気味でもあった。無線の連帯には 胸が熱くなった。不安になったら お包みで巻いて ゆらゆら。大好きだよ きみがどこにいても どんな姿でも。I like you just the way you are. 邪気の無い声がたまらなく愛おしい。

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Sophia

3.0まあまあ

2025年8月12日
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泣ける

興奮

癒される

口コミ良かったので鑑賞しました!
良かったけど友達にもオススメするほどではないかな?

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エリカ

5.0またピクサーから神作品が産まれた

2025年8月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

幸せ

まず、そこまで期待しないで見に行きました。映像が凄いと聞いてたのですが普通にストーリーで泣きました。映像もかなり綺麗で、リメンバーミーを初めて家で見た時に、「ああ、映画館で観たかった」という後悔の気持ちを思い出しました。
スピルバーグ作品が好きな人にもおすすめです。あとお子さんがいる方は共感するかもしれません。
ピクサーは良い意味で宣伝が下手です。コマーシャルで魅力が伝わってなかったです。
SFや宇宙の知識があるとさらに楽しめると思います。

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笹川

4.0ディズニーピクサーの作品を久しぶりに映画館で鑑賞しました。この物語...

2025年8月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

怖い

ディズニーピクサーの作品を久しぶりに映画館で鑑賞しました。この物語で伝えたいことが2つあったと感じました。1つ目は家族の大切さ。2つ目は、今後の宇宙開発について。まず、家族の大切さは物語全体を通して強く感じられました。ところどころに涙腺が緩むシーンもありましたが、くすっと笑えるような小ネタも多く用意されていて楽しめました。宇宙開発については、今後発展していく際に障害となる宇宙デブリの問題を主張しているように感じました。物語として完結させるだけでなく、我々鑑賞者に訴えかけこれからをより良いものにしていきたいという意図が隠されていたのではないでしょうか。
少し展開が早いようにも感じましたが、全体を通してみると筋の通った良い作品だったと感じました。

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無機物

1.0今まで見たディズニー作品で一番つまらなかった

2025年8月12日
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鑑賞方法:映画館

メインキャラからサブキャラまで、誰一人魅力的なキャラクターがいない。
各々ワガママで、他者を傷つけているのに、大して謝らずに、結果がなんとなく良い方向に落ち着いたから良しとされている世界線がどうも好きになれない。ストーリーもイマイチ ピンとこないし、キャラクターの感情の変化の描き方が雑で、う~~~ん、、と疑問符ばかりが浮かんでしまう。
ディズニー作品を見てこんなにモヤモヤしたのは初めて。

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ゆずぽん

3.5作品としての纏まりはあるが、些か地味な一作

2025年8月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

カワイイ

【イントロダクション】
ディズニー&ピクサー最新作。両親を亡くした孤独な少年が、宇宙人の集まるコミュニティで大冒険を繰り広げる。
監督・脚本に『リメンバー・ミー』(2017)のエイドリアン・モリーナ。その他の監督に、短編『夢追いウサギ』(2020)のマデリン・シャラフィアン、『私ときどきレッサーパンダ』(2022)のドミー・シー。

【ストーリー】
両親を亡くした少年エリオは、叔母であり空軍少佐のオルガに引き取られ生活している。オルガはかつて宇宙飛行士を志していたが、エリオを引き取る為にその夢を断念しており、その事がエリオにとって負い目となっていた。

ある日、オルガはエリオとの交流を試みて宇宙センターを訪れていた。エリオは閉鎖中の展示施設に迷い込み、そこで1977年に打ち上げられた「ボイジャー1号」に搭載された“ゴールデンレコード”を目にし、宇宙の何処かに自分の孤独を癒してくれる宇宙人が居るのではないかと考えるようになる。

数年後、エリオは宇宙人に誘拐される事を夢見て、日々自作のサークルや無線機で交信を試みていた。ある晩、エリオが無線クラブと嘘をついて募集を掛けたクラブ活動に、ブライスとケイレブという少年が参加するが、エリオはケイレブと口論となり暴力沙汰になってしまう。怪我をしたエリオは、オルガの勤務する軍基地にやって来る。すると、基地の職員で陰謀論者のメルマックが「宇宙人からの応答があった」と報告する。メルマックは返信を提案するが、オルガ達に一蹴されてしまう。こっそり会議に忍び込んでいたエリオは、メルマックの装置で返信をするが、その影響で軍基地が停電してしまう。

エリオとの生活に限界を感じていたオルガは、彼をユースキャンプに送り出す。しかし、キャンプにはブライスとケイレブも参加しており、エリオへの怒りが収まらないケイレブは、夜になると仲間と共に海辺でエリオを捉え、暴力を振るおうとする。
しかし、突如謎の光によってケイレブ達の動きが停止させられ、エリオは宇宙船に迎え入れられる。エリオの返信は宇宙人に届いており、彼らはメッセージを寄越したエリオを迎えに来たのだ。

エリオは、“コミュニバース”と呼ばれる様々な宇宙人が集う研究機関へと案内される。コミュニバースで彼を迎え入れた大使達は、エリオをボイジャー1号の開発者であり、地球人の代表だと勘違いする。エリオは誤解が解けて地球に送還される事を恐れ、コミュニバースへの参加を拒否され食い下がる、戦闘種族のハイラーグ星人の代表者グライゴンとの交渉を買って出る。
エリオはグライゴンとの交渉を試みるが、誤って彼の怒りを買ってしまい投獄される。脱出を試みる中で、彼はグライゴンの息子であるグロードンと出会い、彼をグライゴンとの交渉の切り札にする事を思いつく。

【感想】
ディズニー&ピクサーという黄金スタジオコンビによる作品だけあって、完成度の高い映像と物語が展開される。しかし、作品の完成度の高さ(アメリカの大手映画批評サイト「ロッテントマト」でも、批評家・観客両スコアで高い数値を叩き出している)に対して、本国アメリカでの興行収入は惨敗気味な様子。
その背景には、全体的に地味な印象が寄与しているのではないかと思われる。物語として描きたい事はハッキリしているのだが、その描き方には新鮮味が薄く、またお行儀良くなり過ぎているからか、作品として強烈なフックとなる部分が無いように思えるのだ。言うなれば、「可もなく不可もなく」「毒にも薬にもならない」といったところだろう。

地味な作風になる要因の1つは、本作では暴力によるアクションが廃されているのもあるだろう。暴力に頼らず、あくまでエリオの機転やグロードンの優しさが人々の心を動かして事態を進めていく構成になっており、その代わりとして、映像的な盛り上がりは、エリオがオルガと共にコミュニバースへ戻る際、宇宙デコイの破片を仲間達との通信を通して切り抜ける宇宙船の操縦アクションが果たしている。
勿論、本作のメッセージから考えると、この選択は正しいのだが、ハイラーグ星人の戦闘種族としての暴力性を伺える描写は、その殆どをグライゴンに依存しており、その描き方も暴力的になり過ぎないようにオミットされており、そうした行儀の良い姿勢は、時に物語的な盛り上がりさえも抑えてしまっているように思う。
また、グロードンの語る「母親は他の惑星で戦っている」という家庭環境含め、グロードンとグライゴンの親子愛が描かれつつも、宇宙の何処かでは未だハイラーグ星人が(恐らく侵略の為の)戦闘行為を行っている事は事実であり、単に「めでたしめでたし」では済まされない気もしてしまう。

もう1人のメインキャラクターであるグロードンの登場が中盤辺りと遅めであり、その為かダイジェストで描かれるコミュニバースでのエリオとの友情描写には、今後の感動展開に説得力を持たせる為の義務感が生じてしまっているように感じられた。グロードンの心優しい性格と可愛らしさは魅力的なのだが、その登場の遅さで幾分か損をしている部分もあると思う。

「強すぎる個性は時に孤独を生むけれど、あなたは独りじゃない」
コミュニバースの最高幹部であるクエスタが語るこの台詞に、本作のテーマが集約されており、この台詞は素晴らしかった。また、彼女の“触れた相手の心を読む”という能力も面白い。

しかし、コミュニバースの他の大使達の活躍が皆無であり、エリオに期待しては失望し、彼の活躍を見守り評価するのみの、まさにモブという立ち位置に留まってしまっているのは勿体無いと感じた。個性的な見た目以外に、何も印象に残る部分がないのだ。

エリオとオルガの家族愛、グロードンとグライゴンの親子愛は、流石ディズニー&ピクサーだけあってはずさない。特に、瀕死のグロードンの為に、「人前で鎧を脱ぐ事は、ハイラーグ人にとって最大の屈辱」という掟をかなぐり捨てるグライゴンの姿が良い。優しい性格のグロードンが戦士になる事を望んでいない事を知っていた、「親だからこそ分かる事」という描写も感動的。

ラストシーンで地球に送還されたエリオとオルガが手を繋ぐ姿をアップで捉えたカットも締め方として◎。軍基地やブライスといった様々な人々が、コミュニバースの姿を目の当たりにして宇宙人の存在を認知する姿も壮大。

【総評】
作品としての纏まりは感じられるが、その描き方から些か地味になってしまった「惜しい」一作といった印象。改めて、人々を楽しませ、感動させる事は容易ではないのだと痛感させられた。

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緋里阿 純

4.0子どもの頃に見た夢を一緒に実現してるような作品

2025年8月10日
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鑑賞方法:映画館

あまり期待せずに鑑賞しました。結果、良かった!私好みの映像と色彩で、宇宙を描き出す世界観にワクワク。私は子どもの頃に宇宙のお話が好きで宇宙の図鑑ばっかり見ていましたからエリオの気持ちに一気に没入できました。

エリオの気持ちや叔母さんの思いが伝わってくると思わず泣いてしまう。子ども向けであっても全然心を揺さぶられました。吹き替え版でしたが子役たちの声優が良かったです。エリオ役の川原瑛都くん、そしてグロードン役の佐藤大空くんが可愛くて…声ですぐにわかりました。夢のあるお話だったし幸せな気持ちでいっぱい。映画館を出たところで子どもたちがグロードンのグッズを愛しそうに持っていたのを見て、普段そんなこと全く思わないのにちょっと羨ましかったです。グロードン見たさに配信されたらもういちど吹き替え版を見たいと思いました。ぜひおススメです!

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ゆうき