「カール・セーガンのCOSMOSを思う」星つなぎのエリオ kinako-catさんの映画レビュー(感想・評価)
カール・セーガンのCOSMOSを思う
この広い宇宙のどこかに、自分と心を通わせられる“誰か”がいる。
そんな思いに導かれて、星々の世界へと旅立つ少年の成長物語。
地球よりはるかに発達した文明が、ひとりの子どもの言葉を真に受けたり、逆に侵略的な異星人に怯えたりと、軍の施設が警備ガバガバとか、設定のバランスには多少の粗さを感じる部分もあったものの、これは子どもたちのためのジュブナイル作品!
その“真っすぐさ”がむしろ魅力かもしれない。
主人公のエリオは、まだ物事の分別がつかない年頃の少年。
ときに無鉄砲で、こだわりも強い。
そんな彼に寄り添う親友となるのが、楽天的でのんびり屋さんのグロードン。
このコンビのやりとりがとてもキュートで微笑ましく、ほっこりさせてくれる。
悪人が登場せず、誰もがどこか憎めない存在として描かれるのも、ファミリームービーとしては高評価。
見終えたあと、やさしい気持ちになれる。
テーマとしては派手さはないかもしれないけど、今も宇宙の彼方を旅し続けるボイジャーに、ロマンを感じた世代には、心に響く場面が多かった。
作品全体を貫くのは、あの“センス・オブ・ワンダー”。
子どもの頃にSF小説を読んだときに感じた、ときめきや想像の広がり――
そんな感覚を、久しぶりに思い出させてくれました。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。