劇場公開日 2025年8月30日

「「不器用ですから」という言い訳は通用しない」僕の中に咲く花火 ひろちゃんのカレシさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 「不器用ですから」という言い訳は通用しない

2025年9月16日
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鑑賞方法:映画館

孤立していると感じた時、父には選択肢(逃げ場というべきか)があったが妹には…父がやっとまともに息子と対話できるようになるための代償が何と大きかったことか。馬鹿は(誰かが)死ななきゃ治らないのである。
不器用すぎて家族を顧みてなさそうな父の態度に反発しながら、そういう自分は妹を守れたのか?深夜散歩では気をつけろと言っただけで先に帰るし、線香花火では話は聞いてやったが最後は登校しろとプレッシャーかけるしで、本当に追い詰めたのは無関心にみえる父ではなく自分だったのではないか?と稔が感じても不思議ではない。もっと言葉を尽くしていれば、妹からもっと言葉を引き出してやれば…つまり、どんなに強く相手を思っていてもそれを言葉にしなければ伝わらない、ということ。あのトンネルシーンで、半裸の朱里が「寒い」と言ってから稔が服を掛けにいくのは象徴的かもしれない。

高校生喫煙とか無免許運転とか空き地の焚き火とかの揚げ足取りはしないてあげてね。

ひろちゃんのカレシ
Bacchusさんのコメント
2025年9月17日

一昔前のいかにもな逃げ口上でしたし、そこからの今更なんじゃそりゃ?な嘘でしたからね…。ダメオヤジもですが、その相方も信用できませんよね。

Bacchus