「喪失との葛藤。びっくりするほど素晴らしい映画!」僕の中に咲く花火 ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
喪失との葛藤。びっくりするほど素晴らしい映画!
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先行上映での鑑賞。人気のないマイナー系の映画ですが、今年観た中でも上位に入ってきそうな息を呑むほど素晴らしい描写の映画でした。
主人公の稔の母の死から始まる物語は、誰もが起こり得る内容で、全体的に暗い影を落としています。
喪失との葛藤で、稔も妹も引きずってしまい、心の拠り所を探しているように感じました。
稔が出会った朱里が「私はずっと1人だよ」というセリフにあるように、結局最後は、人間は自分で考えて行動していかなければいけないのだなと感じました。
人間の普遍的な内容を様々な描写で、見る者に訴えかけてくる珠玉の作品です。
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