「余命もの。しかも1週間以内(未定)。ヒロインが自分をを支えてくれる彼がいるという幸福の奇跡に涙する。橋本愛さんが尊すぎる。」ハピネス マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
余命もの。しかも1週間以内(未定)。ヒロインが自分をを支えてくれる彼がいるという幸福の奇跡に涙する。橋本愛さんが尊すぎる。
タイトルで「涙する」って書いたが、実は自分 泣いてないんだけどね。何となくゴロがイイから弾みで書いた。ゴメン。
見終わった直後は、見なくてもよかったかな ? 時間とお金をムダにしたかな ? とは思ったが、今思い返すとなかなかイイ映画だった。
泣くつもりで行っても泣けないんじゃないかな。余命1週間という設定は衝撃的で悲しいけど、話はワリと淡々と進む感じがした。最後のほうでおそらく1、2分ウトウトして気がついたらヒロインが亡くなってた。アレ?
ヒロインの由茉と家族のママとパパは、もうとっくに覚悟が出来ていて腹も座っていて何ら動ずることがない。もちろん娘の悲しい現実だから涙することもあるが、取り乱すようなことはない。ヒロインが死を恐れて泣き叫んだり、余命の短さに押し潰される描写もないから悲壮感はない。
由奈は死ぬまでの1週間でやりたいことを、彼の協力と共に実行していく。両親も、こんな状況でなければ絶対に許さない娘の願い、ワガママを優しく認めてくれる。
由茉は彼に出逢えた奇跡を口にしていたが、ホントにそうだと思った。由茉の最後の一週間に彼がいて、しかも行動を共にしてくれたことが、素晴らしい奇跡だと思った。由茉はどんなに心強かったことだろう。
こいいうお涙ちょうだい映画では、ヒロインがやりたかったことをイザやろうという実行直前に倒れるのが割とお決まりのパターンだ。
だから、イノセント・ワールドに入る直前にドアの前で倒れちゃうじゃないかと思ってヒヤヒヤした。カレーも食べる前に倒れちゃったらどうしようと思って見てた。僕が代わりに食べられないし。
だけど今回はイノセント・ワールド本店へも行けたし、スゲーおいしいカレーも食べられて一安心。オレにも食わせろ。
あと、ナント高校生のくせに両親公認で彼のウチにお泊まりしたぜい。
「高校生の不純異性交遊はいけまてん」 by 橋本愛 ( `Д´)/
突然の告白にアワくって翻弄されたのが雪夫。彼には同情を禁じ得ない。最終的に恋人も失ってしまうし。
突然 自分の彼女から余命を伝えられたら、さすがにショックは隠せない。なにせずっと付き合ってきた恋人から、余命がたった1週間だと告げられちゃうんだからね。冗談かよ。その後の日常生活などもフラフラして定まらない感じだ。
彼女が倒れて病院に運ばれた時は、授業なんか受けてるバアイじゃないだろと思ったし、やっぱ大阪には一緒に行けないなんて言い出した時は、なんで行ってやらないんだ、彼女の気持ちを考えてやれよとか思った。
だけど、雪夫にしたら彼女の告白を聞いてから心は揺れ続け、平常心で冷静な判断なんか出来るわけはないんだろうなと思った。
窪塚愛流さんの演技について他サイトのレビューで、今後に期待、ノビシロがあるというのがあって、ものは言いようだと思った。頑張って☆~(ほしー)というのもあった。
橋本愛さんが美しすぎる。出番も少ないし、物語にもヒロインにも大きく関わってないから最後になってしまったが、ホントは橋本愛さんのことを1番書きたかった。
ロリータファッションに身を包まれたお姿は、まさに尊い以外の何物でもない。
「ああ、橋本愛さまのためなら死ねる」。 ってアホかオレ。