「【“愛し合ったまま、引き裂かれる幸福。”高校生男女カップルの、ラストデイズを描いた作品。嶽本野ばらワールドを、どれだけ受け入れられるかで印象が変わるのかもしれないと思った作品でもある。】」ハピネス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【“愛し合ったまま、引き裂かれる幸福。”高校生男女カップルの、ラストデイズを描いた作品。嶽本野ばらワールドを、どれだけ受け入れられるかで印象が変わるのかもしれないと思った作品でもある。】
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◆感想
・最初は、余命僅かな由茉(藤田彩珠)の願ったロリータの衣装に可なり引いてしまった。だが、”余命僅かなんだよなと”思い直し、色眼鏡で見る事は止めにして鑑賞続行。
・由茉の願いを聞き、彼女が好きな服装をしたりして同級生から”恥ずかしくないのか?”と言われても顔色を変えない雪夫(窪塚愛流)に好感を持つ。
■由茉の重い心臓の病を知りながら、彼女の願いを聞く両親(吉田羊&山崎まさよし)にはやや”私だったら、独り暮らしのボーイフレンドの家に娘が泊まるのを許可するかなあ”とか、”倒れたばかりなのに、大阪に二人で行かせるかなあ。”とか考えてしまったが、世俗的な考えかな、と思い鑑賞続行。
そして、二人が行った”イノセントワールド”の大阪本店(本当にあるんだね。ビックリ!)や資生堂パーラーで”スペシャルカレー”(諭吉カレーだね!)を食べるシーンなどは楽しく鑑賞。
・だが、天の采配は厳しくて・・。
<由茉の葬儀は簡素だが、赤ピンクのバラに囲まれ骨壺は彼女の希望でブグローの絵が描かれた可愛い壺に収められる。
久しぶりに拝見した、藤田彩珠さんや橋本愛さんの姿が観れて、良かったなと思った作品である。>
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トミーさんのコメント
2024年5月20日
共感ありがとうございます。
心臓悪いのにヤル事やってたのは逆にリアルなのかもしれません、岡田将生くんが悪いケースの映画もありましたね、こっちは弓道場ででした。
トミーさんのコメント
2024年5月20日
タイトルに有る“愛し合ったまま引き裂かれる幸福”いかにも詩的だなあと思いました。腑抜けになってしまうケースが難病・死別モノには多いと思いますが、あの子は割合冷静で、鍋を形見分けしてもらったのは生きる意志の表れと思いました。