「カンガルーの呪い?」TALK TO ME トーク・トゥ・ミー レントさんの映画レビュー(感想・評価)
カンガルーの呪い?
クリックして本文を読む
オーストラリアの恐怖映画だけにやはりカンガルーの呪いがテーマ、かな?
あの時、主人公のミアが瀕死のカンガルーを楽にしてあげればこんなことにはならなかったのかも。奈良県民が奈良公園のシカを見殺しにするのと同じくらいオーストラリアでは罪深いとされる、らしい。
いわゆるこっくりさんのオーストラリア版。若者たちが降霊術でハイになってるうちに悪乗りしてえらいことになってしまう。
霊界との交信というよくあるネタをうまくまとめている。主人公が死んだら、最後は当然そういうオチになるでしょうな。ただ、物語にあまり深みはない。シャマランの「シックスセンス」みたいな切ない物語にもできただろうに。
どうせなら、ミアは中盤に死んで、ジェイドとあの「手」を使って交信し合って協力してライリーを救い出すという展開にしてもよかったんじゃないかな。そしてライリーを救いだし、ミアは母のもとに旅立つ、ジェイドとの切ない別れ、みたいな感じでもよかったのかも。
見てる最中は楽しめるけど、すぐ忘れてしまいそう。こういうの好きな人には受けるんだろうけど。制作費に対して記録的な興行収入をたたき出したとか。
ちなみに降霊術の主催者のヘイリーに最後までバチが当たらなかったのが残念。近年まれにみるうざいキャラだった。主人公のミアは魅力的だった。
コメントする