たかが世界の終わりのレビュー・感想・評価
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ヒリヒリする110分ワンショット!
第七世代実験室がコロナ禍の2020年に配信上演した演劇の、劇場上映。
スタジオのセットで演じる役者にカメラが張り付いての110分ワンショット撮影。役者の息づかいまでが伝わってくるようで、緊迫感が途切れず思わず見入ってしまった。
フランスの劇作家ジャン=リュック・ラルガスの同名戯曲の上演。
死期を悟った若手作家が12年ぶりに故郷の実家を訪れ、母親や弟夫婦、妹と繰り広げる会話劇。久しぶりに会った家族間の微妙な距離感にヒリヒリとさせられた。
原作戯曲をベースとして2016年にグザビエ・ドラン監督により映画化もされている。
公開時、正直単調なドラマで眠気と戦いながら観ていた記憶があるが、本作と比べる意味でもう一度見返したいという気がしている。
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