劇場公開日 2023年12月8日

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市子のレビュー・感想・評価

全365件中、201~220件目を表示

3.0現在と過去の交錯が多過ぎる

2023年12月30日
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鑑賞方法:映画館

人気舞台を映画化したヒューマンドラマで一人の女性の壮絶な人生を描いているストーリー。現在と過去が交錯しながら進んでいく展開ですが、交錯する頻度が多過ぎる印象で全く共感出来なかった。
それでも主演の杉咲花は今や誰もが認める実力派女優であり、今回も彼女の演技が素晴らしく引き込まれた。

2023-209

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隣組

2.0演出以外はとても良い

2023年12月30日
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役者の演技は良い。
カメラワークも良い。
特に美術部のお仕事が素晴らしい。
大まかなプロットも興味深く面白い。
しかし肝心の演出が正直残念だった。
以下、次回作に期待を込める意味で忌憚なくコメントします。
大きく気になったのは以下の2点。

①演出の方向性がバラバラ
社会課題を取り入れたストーリーと、ドグマ95のようなドキュメンタルなカメラワークの相性はとても良い。ならばストーリーのドキュメント性ももっと高めるべきだと思う。元々は舞台の作品のようだが、人々の関係も舞台のまま持ってきてしまっ他のか、カメラワークの狙いと乖離してしまっている。その人とその人がその場所に一緒にいるのはおかしいだろ、と観ながらツッコミを入れざるを得なかった。舞台のままのストーリーを大切にしたいなら、カメラワークはここまでドキュメンタルにするべきではない。もし予算やスケジュールの都合でドキュメンタルな撮影になったのなら、脚本も見直すべきだと思う。それと、ドローンショットは他のカメラワークの狙いから外れているので要らない。ただ「ドローン撮影をやりたかった」ようにしか見えなかった。

②音をもっと大切にして欲しい
一番ストーリーに没頭出来なかった理由は音声の扱いである。人物の対話シーンで、Aさんの画のときにBさんの声が入るが、その声がマイクから遠すぎて聞き取りづらい。同録スタッフいなかったのかな?こういうところで、幻想の映画の世界に浸っていたのに、あ、これは作り物なんだよねって一気に覚めちゃうから、最低限の音の設計はしっかりやって欲しい。映画という夢の世界に没頭させてください。

上手く演出すればラース・フォン・トリアーの作品みたいになりそうなストーリーなだけに、惜しい作品だなと思いました。次回作に期待しております。

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AKITON

3.0そこらへんに転がってる悲劇

2023年12月29日
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U-3153

4.5恐ろしい映画を見た。

2023年12月29日
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怖い

杉咲花の才能が恐ろしい。
森永悠希の怪演が恐ろしい。
そしてラストの鼻唄が恐ろしい。。。
素晴らしい映画でした。
2023年の映画鑑賞は本作がラストになりそうですが、それに相応しい傑作でした。

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ひつじさん

3.5芝居の妙

2023年12月29日
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鑑賞方法:映画館

興奮

大変引き込まれる作品でした。

アクションとか疾走感があるわけでもないのに、登場人物と役者が演じる芝居の熱がすごくて目を離せない、そんな感覚です。

後で調べて知ったことですが、本作の戸田監督は劇団も主宰されており、その旗揚げ作品だったのが本作の原作だったのですね。確かに映画館で感じた感覚は舞台を観ているようでもあり(もちろん芝居っぽいというのではなく)、映画のストーリーが身近で起きているかのような臨場感がありました。

それには演出はもちろんでしょうが、俳優陣の高度な技量があってこそ。皆さん素晴らしいのですが、特筆すべきはやはり杉崎花さん。NHKのテレビ小説に主演された時もその演技力の高さに圧倒され、それまでほとんど見たことがなかったテレビ小説を最後まで観届けてしまいました。

あとやはり脚本の面白さも際立っていると思います。舞台版は映画とはまた違って角度からストーリーが展開されるようで、機会があれば是非観てみたいと興味が尽きません。

しかし、ラストは大きく賛否が分かれるものと思います。果たしてこれで良かったのか。これが良かったのか。個人的にはちょっとモヤモヤする終わり方。これも監督が意図されたものでしょうか?

あと気になったのは録音。カット割りごとに目まぐるしく変わる音声の振り方がやや雑で、聞いていてあまり心地よいものではありませんでした。残念。

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Yutes79

3.0登場人物の誰にも感情移入できないので星三つ。あと後半は尺を取りすぎかな。

2023年12月28日
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登場人物の誰にも感情移入できないので星三つ。あと後半は尺を取りすぎかな。

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Mr. Planty

4.0面白かった。

2023年12月28日
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役者さんの演技がとてもよい。
主人公、恋人、昔の同級生はもちろん、
母親の恋人の、いい人っぽいけどいい人じゃなくて流されてる感
母親の、年とっても色っぽい感
がとてもよかった。
ストーリーとしては楽しめたものの、あそこでいきなり、しかもかばんをおいて逃げるというのはないかなあという感じはぬぐえなかったかな。

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khapphom

3.5杉咲花がすごい。

2023年12月28日
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今年最後の最後にキターーー
【市子】にびっくりした。

窪田正孝&妻夫木聡の去年の「ある男」にテーマは似ていて、簡単に言うと「なりすまし」で生きざるを得なかった人の話。
市子の場合は、まず自分の戸籍がそもそもありません。
戸籍がないということは、保険証もない、学校にも通えない。それでどうしたか?というと、他人を【始末】して、その人になりすまして生きていくわけです。
でも、その大きな秘密を抱えながらひっそりと生きていても、人生の選択においてどうしても誤魔化しきれない事になり、彼女は逃亡する場面から映画はいきなりはじまります。
この映画、オープニングとエンディングがめちゃくちゃセンス良くて、最後なんか音楽も無し。鼻歌と、足音だけなんです。韓国映画のようなエッジが効いています。

まず特筆すべきは、市子役の杉咲花ちゃんがべらぼうに上手く、
恋人役にこれまた芸達者な若葉竜也(大衆演劇出身の彼には最近とっても注目しております。「愛がなんだ」ナカハラ役でまずやられました)。

決して裕福ではないけど、ある夏の祭りの夜に出逢ってやがて一緒に暮らし始めた2人の3年間。狭いけどなんか私好みな小さなアパートで仲良くつましく暮らしていた。
ところがその暮らしはある日を境に一変し、市子は失踪してしまう。
義則がプロポーズをした翌日、忽然と消えてしまう。

途方に暮れ、警察とも協力しながら市子の行方を追う義則は、やがて信じがたいほどの苦難に満ちた市子の過去を知ることとなる。といったストーリー。

子供時代から成人後まで、市子と関わりの深かった人物が数人登場しますが、各々のエピソードを通じて、市子の複雑な胸の内や葛藤を知ることができ、いかに彼女が自らの宿命を振り払うように懸命に生きてきたかを知ることになります。

彼女を心から愛して、死ぬほど心配して探し続ける義則に若葉竜也くんが非常にハマっていて、彼の曇りのない真っ直ぐな愛が素敵です。

それだけに、切ない。

結末は、ありません。ベタな御涙頂戴演出も、ありません。
胸が締め付けられるけど、すごい作品だな、と呆然としました。邦画では稀な事です。

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Mariko

4.0タマ子でもあみ子でもなく…

2023年12月28日
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杉咲花を観に行く作品。ポスターのドアップを見て、前よりかわいくなったな岸井ゆきの(岸井さんに失礼!)と思ったが、髪から出ている耳で杉咲花に加点していると言えなくもない。戸田彬弘監督は劇団をやってるとのことで、三浦大輔や加藤拓也など最近の演劇人監督作とは相性がいいので本作にも期待。

話は時系列をいじくりつつ見せていくミステリーでそこは楽しめたけど、実はけっこう重たい社会派テーマの話ゆえに、筋ジスの娘にしても頬がただれた希死念慮のある女にしてもその扱われ方が引っかかってしまった。毒親設定とはいえさすがに「ありがとう」はないわ。でも「市子」というタイトルからしてホラー作品だと解釈すれば納得できなくもないような気も…。

小学校時代の市子は将来、杉咲花ではなく前田敦子になりそうだったが、中田青渚のケーキ屋が近所にあればぜひ買いに行きたいと思った次第(余談)。

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ジョンスペ

3.5ストーカー怖い((((;゜Д゜)))

2023年12月27日
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難しい

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みき

3.5「さがす」と比較して…

2023年12月27日
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面白い。でも難しい。

僕は「さがす」のALSの表現を記号的だと思わないし、倫理的にも物語の筋が通っていると評価している。この映画の病弱表現も主人公をそう足らしめるために必要だったと思う。とはいえ、フィクションの世界であるとはいえ、やっぱりこのラストは倫理的に受け入れ難いかな。これを繰り返していく人生を「最高の映画だった!」と両手を挙げて拍手を送る勇気が自分にはない。

あと、主人公が逃げる冒頭、この主人公ならもっと用意周到にやれるよな!?と、市子の人生に対峙すればするほど思ってしまった。

サスペンス映画としてずっとゾクゾクしてられた。鼻唄の継承。殺気立つ波。エンドロールの入り方が美しい。

杉咲花の代表作になるのでは。若葉竜也と中田青渚の絡みは別の映画のファンサービス的で、キャラも近しいので微笑ましく見ることができた。

お菓子を掠め取らせたのはよくわからなかった。自分の読解力のなさ。

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わたろー

5.0「無国籍児」となって育った川辺市子

2023年12月27日
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泣ける

悲しい

知的

市子
神戸市内にある映画館「シネ・リーブル神戸」にて鑑賞 2023年12月20日
パンフレット入手
戸田彬弘監督が自身の主宰する劇団チーズtheaterの旗揚げ公演として上演した舞台「川辺市子のために」を映画化。

おかっぱ頭の川辺市子は、3年間一緒に暮らしてきた恋人の長谷川義則からプロポーズを受けた翌日に失踪。
途⽅に暮れる⻑⾕川の元に訪れたのは、市⼦を捜しているという刑事・後藤。後藤は長谷川の目の前に市子の写真を差し出し「この写真は誰なんでしょうか」と尋ねると、「あんたの知っている川辺市子って人間は、存在せえへんのですよ」と告げた。
長谷川は後藤と協力し市子を探す決意をする。
幼少期に同じ団地に住んでいた幼なじみのさつき、高校時代の北、市子が同じバイト先で一緒に下宿していた友人キキらの話で、市子に妹がいたことや、違う名前、年齢など偽っていたことを知る。
長谷川は市子が置いて行った鞄の底の一枚の写真を発見、裏に書かれた住所を訪ねると、失踪中であった市子の母なつみにたどり着く。
「300日問題」により「無国籍児」となって育った川辺市子。なつみは筋ジストロフィーを患った妹・月子の戸籍を市子に使わせていたことが判明。

300日問題とは、明治時代に制定され戦後も変わることがなかった日本の民法772条は、母が離婚後300日以内に生まれた子は遺伝的関係とは関係なく前夫の子と推定されると規定いている(嫡出推定)。このため生まれた子が前夫の子となることを避ける目的で出生届を提出せず、無国籍の子が生じている問題をいう。
2022年に法改正がなされ、2024年4月1日から施行される。
女性の再婚を100日間禁止していた規定はなくなるものの、離婚後300日規定は残る

パンフレットには「市子」年表があり、時系列になっていますが、長谷川から市子がプロポーズされる前まで。

あまりにも過酷な境遇で翻弄されてきた女性、市子であった。

なお、この映画を鑑賞した理由はかつて「市子」という女性とお付き合いをしていた。
なんとなく思い出してしまうのでした。元気にしているのかなならいいんだよ。

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大岸弦

3.0よかった…?

2023年12月26日
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鑑賞方法:映画館

時系列が少し複雑で最後の結末は見る人によって感じ方が違ってくるのではないかと思いました。
ただ、演じてる方々の演技力はすごく市子の深い深い闇。みたいなものを感じました。ただ、リアルな物語り。普段なかなか目にしないような内容だったのでおもしろかったです。

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しんじ

3.5市子だった。

2023年12月26日
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悲しい

難しい

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chitto

4.5別格の日本映画

2023年12月26日
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何よりこの作品が他の日本映画と違う所は、舞台作品を基にしていながら
その説明だけに終始していないことだ。
もちろんそれがよく分かるのは、杉咲花さん演じる川辺市子の描き方にある。
この作品のキモは…
取り返しのつかない罪を重ねたような人間でも、
この先、自分の業や欲望を捨てずに生きていけるのか…
そこをしっかりと見つめ続けたと言うところではないか。
杉咲花も主人公の人物描写に留まらず、
いろんな時代の川辺市子のそれぞれの葛藤を生きていた。
観るものもそこを一緒に歩き続けた。
若葉竜也もそこを一緒に歩き続けた。
二人とも素晴らしい演技だったと思う。
この作品は是非とも世界に出ていってほしい、と思った。

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flushingmainst

1.5ひとことReview!

2023年12月26日
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怖い

知的

難しい

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極東新天地

2.5すべては杉咲花のために

2023年12月26日
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ヨーク

5.0市子の人生、救えたはず

2023年12月25日
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泣ける

悲しい

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ロココ

2.0杉咲花よ、泣く不思議ちゃん役からの脱却を。

2023年12月24日
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非支持。
詰め込み過ぎ、時間軸解体し過ぎ、演技させ過ぎ。
台詞喋らせ過ぎなのに構成が緩いせいで中盤からよく分からん。
不幸要素の全部載せに撮る側の動機の弱さが漂う。
杉咲、泣く不思議ちゃん役からの早期脱却を。
法廷遊戯での泣き封じの気持ち悪さは買う。
尤もらしいが、皆が演り損。

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きねまっきい

5.0しばらく立ち上がれない

2023年12月24日
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悲しい

知的

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亞LEX