「夏の話」市子 なつさんの映画レビュー(感想・評価)
夏の話
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謎めいた人物を外堀唐から埋めて対象人物の過去を暴き現にするミステリ。意外と分かりやすいので人間ドラマかな。
3年付き合って、お互いのこと何も知らないとか…
ちょっとやりすぎ感。
「長谷川くんの好きな食べ物は?」
こんな付き合い始めの時にする様な台詞には、本当に普段何の話をしてたんだろうな…と思った。
好きな相手とことはなんでも知りたいというわがままもあるだろうけど、隠しすぎ〜3年同棲していて「長谷川くん」呼びも気になった。
彼女の物語の起こりはほとんど夏の盛り。
普通はキラキラと輝く季節だが、反対に外では蝉がうるさく鳴き、日差しは強く、へばりつく不快な汗。
そんな気持ちの悪いじっとりとした時期に少しずつ少しずつ壊れていく市子と周りの関係性。
彼女に手を差し述べるのはキキ。彼女に新聞配達を
勧め、天真爛漫な彼女により、ケーキの思い出をぽつりと呟く。笑顔もない市子だが、あの時夢中で食べたケーキ。惨めなケーキの話をする。
そして、彼女に将来の生き方を提案し彼女を将来の夢を示す。
しかし、彼女は常に逃げると言う選択肢しかない。
友人との夢。
大事な恋人との未来。
幸せなお味噌汁。
そこで出された婚姻届のなんと残酷なことだったろう。
あの涙は終わりの合図。
なにも持たず、トンネルを抜け、鼻歌を歌いながら市子はどこに行くのだろう。
世の中に存在していない自分への弔いの様に黒いワンピースで鼻歌を歌いながら。
個々の名前が出た時、自筆なんだろうなぁって芸コマ好き。
ちょっと尺が長かったかな。
低評価ごめんなさい。
たまごっち流行ったな〜お世話をしないのでいつもうんちっちになってた。
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