「う~ん…私には理解不能な映画でした。素直に『ゴジラ対メガロ』を観ればよかったです。」市子 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)
う~ん…私には理解不能な映画でした。素直に『ゴジラ対メガロ』を観ればよかったです。
まず最初に。
私がバカなばかりに、本作の平均点を下げてしまう暴挙お許しください。
相互フォローの多くの方々が鑑賞していらっしゃり、なおかつ大絶賛の作品なので、私も!と思い観ることにしてみました。
ですが、私には合わなかったかなぁ。というより、私のオツムでは理解不能な映画でした。
画面右下に現れるカメラの日付に「あぁ…また苦手な時系列バラバラ系かぁ…」と心配しました。
案の定、ついて行くことが極めて困難でした。加えてお話自体が何を訴えて、何がどう進んでいるのかが、てんでさっぱり???でした。
「そんなんはええから、早よう、お話の筋道見せて!せめて何ジャンルの映画かくらいは教えて!」ってずーっと思ってたんですね、このバカは。
物語も三分の一を迎え、ようやくサスペンスなのかな?というところまで辿り着きました。
苦労させるなし。
それででもなお、主人公・市子が何を考え、何をしたいのかが全く見えてこないので、取り付く島もなかったです。誰目線でお話を追っていいのかがまるでさっぱり???でした。
そもそも、どの時代の市子を切り取っても、キャラクター設定にも、演者さん的にもこれっぽちも感情移入できませんでした。杉咲花も私の琴線には触れませんでした。
主要と思える登場人物が多く、散漫な印象を受けて、誰目線でどう観たらいいのかがわかりませんでした。
なので勿体ない話ですが、モニタをぼんやりと眺め続ける“ながら”視聴しかできませんでした。
実は、この作品の直前に『ゴジラ対メガロ』を少し観ていたんですよね(笑)
私のオツムには「ゴジラとジャガーでパンチ♪パンチ♪パンチ♪」の方が向いてると思いました。
毎度の余計な話です。作中で唯一「あぁ!これこれ!」と思ったシーンがあったんですよ。宇野祥平演ずる刑事・後藤と、市子の恋人・長谷川が、トンネルを走る車の中で会話するシーン。ここのSEが、本当にリアルだったんですよね。控えめなエンジン音だとか、路面とタイヤが擦れるロードノイズだとか、会話の音声だとか。低くこもるこれらの音聞いてると、気持ちよく眠気を誘われるんですよ。
劇場で観ていたなら、ここで眠っていたかもしれません。