「運命とはいえかなしい」市子 倭さんの映画レビュー(感想・評価)
運命とはいえかなしい
複雑な環境の中でようやく掴んだ幸せも手放さなければならない身に切実な悲しみを受けた。
又、失踪した市子を探す夫が事件の真相を知りながら捜索する姿は虚しさと真相を知る怖さも伝わって来る。
自分の存在が戸籍上で確認が取れないで社会の器の中で弾かれた様な彼女に僅かなチャンスを活かしきれなかった。
福祉社会の隙間からもたらす社会不安も一石を投じていて考え深い点も有りました。
時より見せる花ちゃんの笑顔で塞ぎ込む自分がリセット出来て良かった。
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倭さんのコメント
2024年1月7日
humさん、コメントありがとうございます😊
私も人間に生まれのにもかかわらず戸籍が無く社会から取り残された彼女の生き方にとても居た堪れない気持ちになりました。
社会の盲点を突いたサスペンス映画でもあったと思います。
humさんのコメント
2024年1月7日
共感ありがとうございます。
市子を探す夫の姿はまっすぐに市子を愛する気持ちを感じられましたね。同じ人間に産まれて同じくスタートできないことが実際にあるのだとおもうと本当にいたたまれません。