「かわいそうだった」市子 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
かわいそうだった
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貧困かつ無戸籍で、ヤングケアラーでもあり、最終的には4人の死に関わっている市子、気の毒ではあるけど手を差し伸べるとしたら相当な覚悟が必要で、距離をおきたいタイプだ。しかし美人なので好きになってくれる男性には不自由しない。見てくれが悪かったらなお悲惨だ。
児童相談所や福祉のお世話になれるレベルではないだろうか。親切な共産党系の弁護士さんなら無料でケアしてくれることもある。
北くんが、ベランダから部屋をのぞく場面がすごく面白い。臨場感がすごいし、結果的にことが起こるまで何もしないのがリアルだ。
高校時代の彼が団地についてきてドン引きする。若いし、子どもだし、そりゃそうなるでしょうね。男気を見せられても嘘くさい。
市子が長谷川くんと暮らし始めてすごく幸せそうで、ケーキ屋でバイトしていた時も表情が明るい。新聞配達の時は暗い。風邪もひいていた。
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