「俳優陣の演技が光るも評価が難しい」市子 ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
俳優陣の演技が光るも評価が難しい
杉咲花は裏を抱える複雑な役、若葉竜也は素直でまっすぐな役。それぞれの演技が印象的で堪能できた。
物語はミステリーとして、回想と周囲の人々から、謎が明かされていく形だが、それ自体は目新しくもないし、真相も途中で想像がつくもので、驚きはなかった。
むしろ、そこにいたる経緯までの登場人物の心情が良く表されていたと思うし、俳優陣はしっかり、そこに答えていた。
ただ、自分の好みの問題なのか、表現がオーバーだったり、妙に狙いすぎてセンチメンタルにしたり、共感できない部分が多かったのも事実だった。
タイトル、ポスター、作品の中での一貫性と世界観はとても良かった。
2023年劇場鑑賞112本目
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