「ただ普通に生きたいと願う市子」市子 たつのこさんの映画レビュー(感想・評価)
ただ普通に生きたいと願う市子
なのに普通に生きることが出来ない過去がある。幸せに過ごした時間もあった家庭が壊れ、秘密を隠して生きる。やってしまった事はもちろん悪い事ではありますが、悲しく切ないです。お母さんも市子も疲れきっていたのでしょうね。ありがとうが哀しく響きました。そしてまた罪を重ね、普通に生きるを目指していた市子。普通なら幸せの象徴のようなプロポーズがその生活の終わりを告げるとは又切ない。そして又普通を取り戻すべく重ねる罪。生きるためには人はこうなってしまう可能性がある。無戸籍という社会問題を考えさせられます。杉咲花ちゃんこの作品も素晴らしい表現者でした。大好きな中村ゆりさんが出ていたのも良かったです。
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たつのこさんのコメント
2024年9月23日
この映画はそう言う説明を一切してないので、やっぱり見る側の想像になってしまうのではないでしょうか?
ただ市子の戸籍問題はともかくとしてあの家族写真の頃はきっと幸せに暮らしてたのではないかと思うのです