「心を壊されそうで‼️❓こわいねん‼️❓」市子 アサシン5さんの映画レビュー(感想・評価)
心を壊されそうで‼️❓こわいねん‼️❓
いつも、2本は観ているのだが、これを観たら、心に重い楔を打ち込まれたようで、食欲すら失せました。
舞台劇の映画化なんで、無戸籍とかD Vとか難病介護とか、そのものを掘り下げているわけでは無い、そのような境遇は今でもあるだろうが、個別の行動は非現実的、刑事も含めて。
でも、苦境に遭遇すれば理性が崩壊しそうになるし、自暴自棄になる、そんな心情は痛いほど伝わる。
杉咲花も若葉くんも隠れた名優なので、演技としてより、そのものが、そこにいるように感じて、こちらまで苦しくて、落ち込んでしまう。
関係ないけど、投げたらあかん、生きてるうちは、そう思う、そう、諭されているように感じた。
後を引く、この映画、登場人物の受け止め方を、これからも考えていきたい。
生き死に関係無く捉えたら、杉咲花の天真爛漫さが、何か生きる糧に、なりそうな気がする。
また、若葉くんの真摯でひたむきさも、感動しました。
自分の生き方を問いただすために、是非。
昨今日本でも失われつつあるのが自由な考え方と発言。
今これを正面から言えるのはもう映画しかないのかなと思ってしまいます。
この作品には結末がありません。
市子の生き方を通して、視聴者に自由に思考してもらうためだと捉えました。
無戸籍のヤングケアラー 汗の滴る部屋 限界…
市子は自分のした責任を背負っています。
「夢なんか持っちゃいけないと思ってた」
彼女は放っておけない魅力があることで、時にそれが災いとなります。
「普通に生きたいだけ」
日常そのものが歪んでいた彼女にとって唯一の望み。
市子にとって婚姻届は、人生の最高潮と同時に起きた崩壊だったのかもしれませんね。
共感ありがとうございます。
生きづらいなーという境遇でも、自殺はしない。せめてプロポーズしてくれた人には迷惑かけたくなかったんでしょうね。ヒーロー志願は食い潰しましたが・・真の悪女ってこんなんですかね?